未来(19) ラストターンはまだしないポンコツ劇場 | 自分史の旅 tarojie

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黄昏の落ち葉が似合う年齢になった。何かを残すこともない過ぎ去る日々、何かストーリーを書いておきたいと思いブログを始めたものの面倒だと思う日もある。忘れること思い出すことできなくなるかもしれない。まだ真黄色な楽園ではない。少しは色もある萎びれ枯れて行く。

未来(19) ラストターンはまだしないポンコツ劇場

 

今日22日で71歳。もう喜びは失せている。フェイスブックにはおめでとうと送られてくるが年を重ねることは死へのカウントダウンをしているようなものだ。あれもこれもしたかったことはあった。できなかったことはいくらでもあった。

 

できないと思ったら止めて次のことにトライしていた。俳優岩城滉一さんの『ラストターン』が5月に公開されると前宣伝を見ていた。認知症の奥さんに先立たれ、できない水泳にチャレンジする話と書いている。サブタイトルは第2の青春と詠っている。

 

年齢、容貌から現在の私に等身大のように共感する。そうジジイのところはよく似ている。この前も低学年の小学生におじいちゃんと呼ばれてしまった。別にグサッとまでは来ないがまだよぼよぼのおじいちゃんと異なる。

 

特に何かを求めてはいないが毎日時間が忙しい。家の中に義務ではないがしなければならないようなことが多い。フルタイムでないがまだ仕事もしている。この仕事も困っているわけではない。ガーデニングは際限なく続いている。時間がいくらあっても足りない。

 

散歩1時間は決めたように健康維持している。家の掃除、修理、整理もある。時にホームセンターにも行かねばならない。町内会もあった。いかにも時間的に充実しているように思えるが第2の青春なんてひとかけらも感じない。

 

一人で考えていることも多くなって現実を見ている。老成した天文学者のように過去を見て楽しんではいない。彼らの尺度は宇宙誕生からカウントアップして、140億年前からのことを語って宇宙の神秘を探っている。過去のものを見て楽しんでいる。

 

『HAPPY BIRTHDAY TO YOU君、まだ幸せかね』『もう70歳も過去、幸せも光陰矢の如し』『1才歳増えたら1才生を長くしよう』クイック、クイック、スロー、スロー。何を踊っているのだい。ラストターンはまだしない。『踊れ!ポンコツ君、第2の人生劇場はじまりの終わり』

(2024年2月22日)