こんにちは。行動アドバイザーまちこです。

前回の記事では、
自分でコントロールできないこと期待することは猛毒になってしまう可能性と、
「人に期待する」ということは、まさに
「自分でコントロールできないことに期待すること」であるというお話をしました。

とはいえ、私たちは身近な人、親しい人、好意がある人には、
どうしたって期待をしてしまう生き物です。

しかし、現実には、それが期待通りになる可能性は多くありません。
そして悲しいことに、自分の期待を叶えてくれなかった人に対して、
失望し、嫌いになってしまうこともあります泣くうさぎ

こんな悲劇を起こさないためにはどうしたら良いのか、
コツを2つご説明します。


【コツ1】
自分と他人は違うことを考えているものだと考える。

当たり前のことじゃない?真顔
と思うかもしれませんが、実は意外とできていないものです。
以前の記事でもお話したように、他人に対して
「あの人おかしくない? 普通こうするよね?」
という愚痴がよく起こるようなら、要注意です注意

自分が当たり前に知っていることを、相手は知らないかもしれない。
自分ではマナーだと思っているけど、相手は気にしてないかもしれない。
自分はこれが好きだけど、相手は好きじゃないかもしれない。


人に対して”期待”を持ってしまう場面においては
必ず自分自身にこのような問いかけをしてみましょう。

本当に、驚くほど自分の常識と他人の常識が違うことって多いんです。
そして同時に、相手にとっての自分も同じであるということも、
意識しておくのが大切ですね。


【コツ2】
期待しない結果になった場合をあらかじめ想定しておく。

これでかなりショックを和らげることができます(笑)。

これはビジネスの世界では一般的なリスクマネジメントという考え方で、
起こって欲しくないけど起こってしまうかもしれない嫌なことのために、
あらかじめ対応策を用意しておくことです。

例えば、一か月後のあなたの誕生日に友人がお祝いしてくれるとします。
友人は、あなたの希望の店を聞き、予約すると言ってくれました。

しかし、誕生日間近になって、
「ごめん、あの店、予約いっぱいだった…どうしよう?アセアセ
という連絡がきたとします。

えぇーっ。人気店だから楽しみにしてたのに…
さては忘れてて、今になって予約したとかなんだろうな。
今更言われても、行きたいお店なんてどこも入れないよ…プンプン


もし、期待が叶えられることしか考えていなければ、
友人に対しての失望は大きく、下手したら友情にヒビが入るかもしれません。

では、あらかじめリスクマネジメントしていた場合ではどうでしょう。

予約してくれるとは言ったけど、あの子も忙しいし、
うまく予約できるかわかんないよね。
そうだ、ダメだった時はうちでホームパーティーにしよう!おねがい


こうやって代替案を決めておけば、
期待が叶えられなかった時のダメージは少なく、
相手に対して嫌な感情を持つこともありません。


上記にあげた2つのコツを実践することで、
人に過度な期待を持つのを防ぐことができるようになります。


さて、最後に大事なことをもう1つ。

あなたが期待を寄せる相手に、感謝する気持ちを忘れないでください。

相手に対して期待する、というのは、言い換えれば、
相手があなたに何らかの利益をもたらすことを望む、ということです。

これ自体、とても特別なことなのです。

そもそも、人は誰しも自分のために生きています。
他人に利益をもたらすことを強制されるものではありません。
ちょっと言い方が悪いですが、相手に期待することはエゴともいえます。

ですので、相手があなたの期待を実現するために動くこと、
それ自体にまず感謝の気持ちを持ってください。
謙虚さを忘れずに、ということですね。

そうすれば、期待が叶わなかったとしても必要以上に失望せず、
叶った時にはとても嬉しい気持ちになります。
悲しみを減らし、幸せを増やすことにつながるわけです。


あなたが日々の悩みから解放されて幸せな毎日を過ごせますように乙女のトキメキ
本日もお読みくださりありがとうございました!