原油価格高騰やウクライナ情勢などの様々な要因を受けて続けてきた電気料金だが、今までは政府の補助政策の恩恵を受け、今の水準を保っていられた。
しかし、5月から大幅に値上がりする。
政府による電気料金の補助政策「激変緩和措置」が縮小することと、「再エネ賦課金 が値上がりする」ことが大きな要因だ。
激変緩和措置
1kwhあたり定められた金額が 燃料調整額 から値引きされる、政府による補助制度。
再エネ賦課金
FIT(固定価格買取制度)で買い取られる電気に必要な費用を負担するために、電気の使用者から集められる料金。
5月:補助政策の縮小・再エネ賦課金の値上がり
6月:補助政策の終了
暮らしが一段と厳しくなる。
嘆いているだけではなく、やれることはないか。
契約電気会社の見直しや、現在契約している契約内容の見直し
電気の利用方法の見直し(つけっぱなしにしない。明るすぎる照明ではないか?)
照明をLEDに変える
リビングで集まって過ごし、1部屋に集約する(特にエアコン使用時)
エアコンの温度設定を、環境省が推奨している「夏28℃・冬20℃」にしつつ、夏は扇風機を併用したり氷のうなどで体を冷やしたり、冬はレッグウォーマーやネックウォーマー、ひざ掛けなどを上手に組み合わせる。
等々、いろいろ工夫して対応していくことで、乗り切っていきたいものだ。
藤 紗由美