多くの私立学校の年間費用が、わずか数百ユーロ(10万円前後)というフランスでは、およそ5人に1人の児童が私立学校に通っているという次第。それではこの2つに、どのような違いがあるのか?

 

 

小中高等学校を通し、12,500校の私立学校が存在するフランス。200万人以上の児童が私立学校に通っており、全国における登録児童の17%強を占めるところ。

 

中には高額なエリート学校も存在するものの、多くの私立学校が驚くほどお手頃な価格で、保護者に学校選択の余地を与えるというもの。

 

まず私立学校には、契約校(sous contrat)と非契約校(hors contrat)があるところ。7,500校ある契約校は国が部分的に費用を負担しており、教師は国の教育省から給与を受ける次第。

 

契約校の96%がカトリックで、余裕がない家庭に対し奨学金などの支援制度が設けられているのが特徴。公立校と同様、国のカリキュラムに沿って、中学修了試験(brevet)や高等学校修了試験 (bac)を目指して授業は進められ、一般的に非契約校よりも非常に安く。

 

これに対し、非契約校は全国に2,500校ほどあり、イギリスやアメリカの私立学校に近い運営方法が取られているもの。国からの資金提供は受けておらず、独自のカリキュラムと教育方針を採択。

 

大きな特徴はこれらの学校で生徒は、イギリスのGCSE(中等教育修了一般資格)などの異なる資格を取得できるということ。

 

そして、全国に60,000校ある公立学校と比べると、これらの私立学校(契約/非契約)はクラスのサイズが小さく、生徒への関心が高く、課外活動、設備、そして芸術、音楽、語学クラスへの資金が充実しているというのが主な利点。

 

2021年における年間の平均支払額(学費)は、小学校の契約校で366ユーロ(60,000円)、中学、高等学校の契約校で650ユーロ(105,000円)。これに学校で食事を取る人は、給食代が加算される次第。

 

また契約校への支払額(学費)は、パリ周辺に行くとより高い傾向に。

 

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長男の中学校の給食費が、1食5.81ユーロ(940円)なので、100食で581ユーロ(94,000円)。上記の契約校の学費と大した変わらないお値段に。。。

 

 

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