15年前、バリ島の我が家のアパートが開業し間もない頃、バリ島
の不動産屋で働く日本人青年が我が家を訪れ、ジャスミン通りで
同じ地主から土地を借りている人達のミーティングをするので参
加してもらいたいとの趣旨であった。
参加者は不動産屋の日本人青年、オーストラリア人の男性2名、
ベトナム人女性、和太郎の5名、議題は『ジャスミン通りの舗装
について』、現在のジャスミン通り、当時は地主の私有地で未舗
装の抜け道、その道に面する借地人が共同出資で舗装することを
話し合うためのミーティングであった。
司会進行役の不動産屋の日本人青年が、ワーホリで学んだ英語と
バリ人男性と結婚した日本人女性が話す平易なインドネシア語、
略して『バリ嫁ネシア語』で趣旨を説明、意見交換の後、再度の
ミーティングを約束し終了した。
帰宅後、和太郎は契約書を精読し、インドネシア語の文言を発見、
『舗装は地主の責任で行なう』、つまり、費用は地主が負担する
べきもの、他の借地人の契約書にはその文言は無く、和太郎の契
約書だけに記載されていたのだ。
和太郎の契約書のおかげで和太郎を含め借地人全員が費用の負担
無く道路を舗装してもらうことが出来た。
ジャスミン通り(Gang Jasmin)は、そんな背景を持つ小道なのだ。
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