約20年働いた生命保険会社を早期退職、常夏のアジアの国で無職
のお気楽な生活を夢見てインドネシアのバリ島へ移住、夢を実現
した達成感に浸ったのは僅かな時間、バリ島で待っていたものは
不毛なインドネシア人との戦いだった。
全く相容れないインドネシア人の国民性、旅行で行くのと暮らす
のは全く別の事、今思えば11年も住んだことが不思議、日本から
連れて行った飼い犬のアマリを世話する人が居たのが唯一の暮ら
せる理由だった。
アマリが死んでバリ島から脱出を即決、アジアで暮らしやすい国
はタイしかないと判断、過去に半年のバンコク生活の経験があり、
今回はチェンマイを選択、人生で多くの選択の失敗がある和太郎
だが、チェンマイを選んだことは大正解だった。
サラリーマンから無職となり、生活費は貯金と東京の自宅マンシ
ョンの賃貸収入、バリ島のアパート経営も始めたが、期待した程
は儲からず、一部屋を自室で使い、従業員が犬の世話をしてくれ
るのが大きかった。
バリ島生活は11年で終了、現在チェンマイで5年目を迎えたが、
引っ越しする度、友人関係がリセットされるのも悪くない経験で
あることを知った。
インドネシア人気質が嫌いで逃亡したが、インドネシア語を読み
書き話せることには感謝している。少ないインドネシア人の友人
や先生のおかげである。
↓チェンマイの昼食、魚の甘辛ソースと野菜炒め