長期戦だったバスのオールペンが完成しました。実車を見たときワーゲンだとしてもハイエース
ぐらいの大きさだし、剥離する前から手強そうとは感じていました。直感で。
フロントだけ見るとそれほど酷くなさそう。
まあガラス外すとお決まりの溝が全滅でした。
剥離した左ドア。下半分は製作しました。
三角窓他はオーナー様がゴムを交換しながら組んでいくそうです。
スライドドア。これは半分のアウターパネル部品がありました。インナーは製作しました。
左クォーター。半分のパネルで交換しました。足りない部分は製作で。パネルの継ぎ目ラインが難しい・・。
リア回り。上下のゲートはそれほど驚くことはなかった。バックパネルが最悪でしたが。
一番先に目についたのがクォーターのタイヤより後ろ側。ガラスの根本はわかっていたけど
それより違和感感じていました。
なんとクォーターの中にもう一枚クォーターが生息してました。剥がしていくと
もっと重なってましたね。インナー合わせると5枚くらい出てきたかな。
これより上は通常の一枚。下側は重ねてあるから外に膨らんでいる。それをパテで
隠しているから面の流れが変だったので。
部品無かったので完全製作。正真正銘1枚パネルで仕上げました。
これから内装、ガラス、車検整備、路上復活となるそうです。
ほぼ置きっぱなし状態だったのにバッテリ充電ですぐエンジンが掛かって
アイドリングも安定していたこのエンジンは凄いと思いました。
普通キャブ車で何年もエンジン掛けないでいたら起こすの大変だよね。
記録見るとうちに入庫したのが2019年2月。コロナなんて無かった時代。
合間仕事とはいえ4年かぁ~。まあその間2020年4月ごろから1年間は
カルマンギアのオールペンを先にやってたから実質3年かな。このころはコロナの真っただ中で
仕事も減ってたから、カルマンは順調に作業進みました。
MYライフと記念撮影。いろいろ勉強になりました。当たり前だけど、クラシック系の鈑金は
一台一台違います。補修箇所もサビ具合も部品の有無も。その作業と対面してからどのように
修理するのか考えないといけません。カローラのドア外して交換するのとは全く違う世界。
思い切りやる行動力と忍耐、想像力(創造?)が必要。そんな職人に私はなりたい。
さよならバス君。元気でな。ありがとう。