フェアレディ 130Z 鈑金 | cobraのクラシックカーレストアブログ

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初めまして!鈑金で遊んでるcobraと申します。Yahooブログが終了ということで、こちらに引っ越してきました。よろしくお願いします。

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フェアレディ130Zが入庫です。さて今回はどのような依頼でしょうか?

 

 

まずルーフです。先っちょが結構酷い状態です。

 

 

すでにパテ仕上げされていて剥離しています。

 

 

メッキモール ガラス外しかなぁ?部品大丈夫か?

 

 

下に潜ってフレームです。

 

 

ちょうどバッテリーフロアの下で腐りが進行したみたい。反対側は健康です。

 

 

 

ちょっと切ってみました。

 

 

中は?見えてる箇所はフロアだね。今回はフレームだけ作業。

 

 

横もまっすぐ切ってみる。

 

 

内部はサビ止め。まあ一時的かもしれないが・・。

 

 

フロント側の横も薄くなっていたので追加で切り継ぎしました。

 

 

ここから先(フロント側)は上に立ち上がっていきます。

 

 

こんなの作って。

 

 

溶接。

 

 

 

次後ろ側パネル。少し厄介で・・。

 

 

直線ではなくアールになってます。そのように製作。

 

 

溶接。

 

 

内部が燃えないように気を付けながら。

 

 

次残り直線部分。

 

 

ここは水抜きを作ります。

 

 

段付きプレス。

 

 

 

仮止め確認。

 

 

よければ本溶接。

 

 

レンズの屈折ではなくフレームがアールになってます。

 

 

研磨仕上げプライマー。ビードはちょい残し。

 

 

表面にシーラー塗ってシボシボを再現。

 

 

チッピング フタ閉めて完成。フレームはね。

 

 

さてルーフに移ります。

 

 

ガラス屋に見てもらいました。その結果ガラスは外せない!!とのこと。

以前ガラスリペアやっていて外す途中に割れる可能性あり。しかもまわりの

メッキモールのクリップも欠品とのこと。そうかぁ~。今まで他店でできない鈑金や

酷いパネル製作してきたけど、今回は悩んでしまいました。

 

普段は切りまくるのにそれができない。この状態でルーフを直さないと・・。

 

どうやるんだよ!!まあいい。

 

 

塗装剥がして確認していきますね。

 

 

もう先っちょは薄く崩れてます。

 

 

まっすぐカットしました。これ以上切ると危険。もちろんルーフを指で

押すとプカプカ上下して安定しません。パテ、FRPで貼るにしても

相手をどうにか作らないといけません。空中には置けないので。

 

 

今回メッキモールは少し犠牲になってもらいます。どこかに隙間ないかな?

メッキモールのリア側にスライドして差し込めないか確認。

でもこのモール後ろ側がコの字断面でダメ。

 

 

お!メッキモールの後ろにゴムモールがあってその隙間がありますね。

 

 

ならば、こんなものを作ってみて(小さいやつ)

 

 

 

入れてみる。良い感じ。

 

 

半分ずつ作ってみよう。

 

 

L型断面で前後に弓なり 上下にアールのもの。

 

 

こうなる。

 

 

 

軽く差してピタッとルーフに載らないといけない。

 

 

中にジンクサビ止め。

 

 

溶接。怖いので点付け。一部メッキモールにも溶接してあります。先っちょが

浮いてきては困るのでね。このやり方イレギュラーですので真似しないように。

 

 

ツライチにすればもちろん良いんだけど、室内側で燃えたらいけないので

被せ溶接しました。

 

 

サビ止め、奥まで流し込む。

 

 

パテ仕上げ。一部メッキモールまでパテ盛ってますが、密着が心配だったので

ハチサン金属パテで下地を作ってます。

 

 

仕上げ

 

 

カウルにもサビあったので同時に塗装。

 

 

この車両オールペンされてましたがオーナー様がカラーコードを

教えてくれて助かりました。

 

 

 

 

完成。今回難しい依頼でしたが何とか完成しました。内部までサビ処理

したわけではないので再発の心配はありますが、ガラス外さないでルーフを

直すという難題でしたが何とかまとまってよかったです。