ボディートークのテクニックで、一般意識というものがあります。
わたしたちは、自分が生き凌ぐためにつけていくマスクというものがあり
そのマスクとは、性別、家、人間関係、仕事など多様性があり
例えば、仕事の顔、プライベートの顔、親としての顔、子としての顔、夫婦としての顔…など。
人は意識的にも無意識のレベルでもケースバイケースで使い分けているのですが、
大抵はそのマスクが重なっていたり、外したくても外せない(恐れ)があったりします。
それは、分離の意識という『わたしは人と違う』というものから来るのですが、
イコール『個』を構築させていくためにも、この分離感というのはある程度必要です。
ある程度分離という過程を経ることで依存という学びもしていきます。
そうすることによって、『個』ゆえに頼り頼られることを通して自立が進んでいき、
共存(相互依存)になっていきます。
このプロセスは、超理想のグラフで
実際はさまざまな事情によって、ペースが阻まれたり
本来依存を経験する過程で精神的自立をせざるを得ないこともとても多いし
分離感が漠然と自分の中に居続けて、依存症と言われる状態に苦しんだり
依存されていないと自己価値が分からないから、依存するされるのところにフォーカスを当て過ぎて共依存になってしまったり。
つまり
関係性が近ければ近いほど、人と人との境界線(バウンダリー)が分からなくなってくるし
関係性が近ければ近いほど、人と人との境界線(バウンダリー)が無いに決まってる、わかって欲しいという思いが強くなります。
親なんだから
子なんだから
〜家の人間なんだから
夫婦なんだから
友だちなんだから
嫁なんだから
クラスメイトなんだから
ママ友なんだから
同期なんだから
知ってないと気が済まない
知らないなんてあり得ない
思い通りにならないなんておかしい
血が繋がってるんだから
という信念で。
所詮他人のくせに
男のくせに
女のくせに
子どものくせに
親のくせに
跡取りのくせに
出戻りのくせに
嫁のくせに
なども同じです。
もちろん人間ですから、それを強要してしまったり拒絶したりというのも自然なことで。
特にわたしたちは「みんな一緒」ということを良しとされて育っているので、
「個」は孤独だったり、拒絶だったりを感じやすいかもしれません。
そこに自己価値を確かめたくなるから。
でも
大切にしたい人がここにいる場合
守りたい人がここにいる場合
もっと親しくもっと尊敬し合える関係を築きたい場合
個は対等というスタンスで、近ければ近いほど尊重する方法をおすすめします。
そして、体の声に従ってボディートークのテクニックにある意識のバランスを少しずつ取っていくことによって
自分が自然な形で人と関わっていくことができ
時に苦手意識が派生したとしても、そこに挑める勇気や自信が持てるようになっていけるのです。
せっかく今この瞬間に生きてるのですから
心地よい人間関係を大切にしていきたいものです。


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