高濃度ビタミンC点滴療法

抗がん作用があると言われたりラブラブ

インチキだと言われたりあせる

忙しいですね・・・まだまだ巷ではやってるみたい

ちょいとグーグル先生に聞いてみたら

1本の値段は万なんですね・・・↓

経口摂取では達成できないレベルのビタミンC(以下,VitC)

点滴で・・・数クールで数十万円

なんと市場は年間億単位らしいキラーン

保険適用外つまり全額自費

実は先日お逢いしたブロ友さんに聞かれたの

栄養疫学者さんの記事を発見したのでご紹介パンダ

 

 

 

 

結論から言うと

臨床で活かせると判断できるエビデンスは皆無

という残念なご意見

しかし

金魚的には何事も自分で判断するしかない中

貴重な専門家のご意見だと思いましたキラキラ

長いので、後半は興味の無い方は飛ばしてね~

Integr Cancer Ther. 2014[PMID:24867961]

症例報告はあるけれど

もっと厳密な設定で試験が必要とのこと

Oncologist. 2015[PMID:25601965]

特にこのOncologistの記事は

696の同定された記録のうち

61の全文記事について確認していて

合計5つのランダム化比較試験(RCT)(n = 322)や

観察研究などを入れると試験数は多いけれど

「対照群と比較して、アスコルビン酸による全身または無増悪生存率の低下または毒性の低下において統計学的に有意な改善が報告されたRCTはなかった。 アスコルビン酸の抗腫瘍効果の証拠は、症例報告および観察および非制御研究に限られていた。」

ということでしたダウン

 

 

 

 

う~ん残念あせる

しかも調査はごく最近の試験にもわたり

データが古いという訳でもないぱんだ

皆さんご存知のように最近は臨床試験登録という制度があり

衆人環視の中で色々されるって!?

こういう事が検索しやすいんだ

驚き!!

 

ちなみにエビデンスという言葉が独り歩きし

もうアレルギーという人もいると思いますが

治験に参加された方は説明を受けますよね目

何かを調査するときには公正でなければなりません

たとえば食事療法などの試験なら

元々スポーツジムに通い続けているような人達だけが参加すると

健康志向の高い集団なので

偏った結果になる・・・

だから皆さんに当てはめても良い根拠となるデータを得るには

色々な志向の人に集まっていただいて

ランダム化と言って本人や試験をする人の意思に関係無く

参加者をくじ引きのように群に分わかれていただき

どの群に参加しているかもわからないようにして(盲検化)

きちんとプラセボを使用したうえで

試験をするという方法は

より正確な結果が得られるので

エビデンスが高い(信頼できる)ということになりますきらきら

 

 

 

 

この記事では数多く存在する偏りも紹介しており

併用療法の効果であるものや基礎実験

動物実験などについても論じ

新興雑誌の論文については以下のように指摘してマス↓

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VitC点滴療法によりQOLが改善したという内容です(Personalized Med Univ. 2012[DOI:10.1016/j.pmu.2012.05.008],PubMed未登録)。著者には日本のVitC点滴療法の第一人者である当該雑誌の編集者も含まれます。さらにその論文は投稿から2日後にアクセプトされています。この速さは異常です。論文そのものは他の研究と同様,がんの種類がばらつき,対照群も盲検化もない課題の多い研究です。さらに侵襲性のある点滴の研究では厚労省が定めたデータベースに研究計画を公開する必要がありますが,倫理審査をした「点滴療法研究会」はそれを確認していません。

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この医療を推奨する団体が学術雑誌を発刊し

論文を載せ

都合よく選択した情報をもって

エビデンス有りと主張しているということ

これは怖いドクロ

Evidence-biased medicine

とは言いえて妙エル

 

 

 

 

唯一のランダム化比較試験についてもバッサリ

卵巣がん患者に対する試験Sci Transl Med. 2014[PMID: 24500406]

論文に基づき先生が相対罹患率を算出したところ

0.82(95%信頼区間:0.34―1.99,P値:0.67)

抗がん作用については何も言えないに等しい結果

それ以上の問題↓

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試験はビタミンC点滴療法と紹介されていますが,そうとは言えないのです。この研究デザインの詳細はClinicalTrial.govのサイトで確認ができます(NCT00228319)。それによると実際の介入は次の2群です。
■対照群(コントロール):通常の抗がん薬(パクリタキセル)
■介入群:通常の抗がん薬+サプリメント(ビタミンC,カロテン各種,ビタミンA,ビタミンE)+高濃度ビタミンC点滴
介入群では医師団とのコミュニケーションの機会が100時間以上も増え盲検化もありません。

当然この研究ではビタミンC点滴療法の効果はわかりません

しかし論文ではあたかもビタミンC点滴療法の研究かのように記されています。

これにはビタミンC点滴療法を支持するための作為が感じられます。

著者らは過去の論文・論調でも総じて偏りが認められ,臨床でも点滴療法に関係しており利益相反が否定できません。 

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元の記事ですが
英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニットの今村 文昭先生の週刊医学界新聞の記事 ↓
第3235号 2017年08月07日
第3238号 2017年09月04日


 

 

アスコルビン酸注射液って
薬価が決まったのは1957年なので
普通の診療で使えるものは最高2gですが
相当安い
ブロ友さんが近所のおじいちゃん先生に
ダメ元で点滴頼んだらむちゃ安いしずく
と言ってたけど・・そりゃそうだわねパンダ


ちなみにビタミンC点滴の初期の頃のお話は
キノシタさまのブログが詳細
私には及びもつかないので
勝手にご紹介します
ビタミンC
http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2013/08/c-a7ce.html
がん免疫療法、週刊現代の記事について
http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2017/08/post-7937.html

 

 

 

 

あのミニ林檎はこんな大きさりんご

 

 

 

 

 

 

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