父の命日でした
8月20日。
今日は父の命日でした。
娘が生まれる前は
必ず実家に行ってお線香をあげていたのですが
保育園に通い出してからの最近は
そうも行かず
今年は、なんと電話1本ですませてしまい
少し心が痛みます。
亡くなったのは7年前。
今年とは真逆の、記録的な冷夏。
「涼しい」を通り越して
朝晩は寒いくらいの夏でした。
早朝、病院に付き添っている母の差し入れに
ホットの缶コーヒーを買って
道中それで手を温めたりしていたくらい。
会社から自転車で5~6分の病院に入院してもらい
(私の望みもあって)
さらに会社に近い場所に
家を借りてもらって退院しているときはそこに。
ほぼ毎日、お昼休みに自転車を飛ばして・・・
涼しい夏で助かりました。
子どものころから
自他共に認める
かなりのファザコンだった私。
父の顔を見に行っていたのも
「お見舞い」
というよりは、
「こんなにしょっちゅう顔が見られて幸せだな~」
という気持ちで
いつも元気をもらいに行っていました。
最初に入院したのは
その年の1月。
ほとんど絶望的な生存率は
お医者様からではなく
病名(スキルス胃癌)をインターネットで調べた兄から聞きました。
号泣した目黒駅前の喫茶店は、
今でも前を通るとちょっと切なくなります。
兄の宣告(?)から7ヶ月間、
「私、こんなに勉強家だったっけ?」
というくらい、いろいろ調べまくり、
亡くなる直前まで望みを捨てず
「死なせたくない!」という思いで必死でした。
今では、
「人の生き死に」は、
人にはどうすることもできないものだと
頭でわかるのですが、
当時は、なんとかなるものだと思っていました。
父は
「無理やり」とか
「強引なこと」が好きではなかったので、
なんとか生きて欲しい、
と願う私の必死の行動は、
少し嫌だったかもしれないな、と思います。
私が夜に顔を出すと
「早く帰りなさい」
といつも言われていました。
気持ちの上で
あきらかに仕事よりも優先順位が高く
そしてそんな自分にジレンマもありました。
会社をつくって間もない頃でもあったし。
でも今から思えばたった7ヶ月、
もっともっと父のこと優先で過ごしてもよかったくらい、と思います。
なぜなら、不思議なことに
容体が悪化してからは
仕事がぱったりと減り、
そして8月に父が亡くなって以降、
劇的に忙しくなり
その年の売上も驚くほど伸びたのです。
まだ半分(強?)の人生で
こんな生意気なことを言うのはなんですが、
人生には、いろいろな時期があり
仕事や大切なことを投げ出してでも
なにかに必死になるべき時期があるのだな、
と感じた7ヶ月でした。
そして逆に
いろいろなことを我慢して、犠牲にして
「人生での優先順位第一位!」
というくらい
仕事に必死になる時期もあってもいい、
というか
そういう時期がないと
「これが私の一生の仕事だ!」
「私はこれをやるために生まれてきたんだ」(大げさ?)
と思えるところに到達しないのではないか、
と感じています。
私の周りで
「この人はすごい!」
と思える人たち(含ウチのスタッフ)は例外なく
そういう
「全てを投げ出して仕事に必死な」時期があったんだな、と
見ていて感じます。
(この場合の「仕事」は、もちろん「主婦業」「母親業」も含むと思います)
亡くなってから5年くらいは、
父の死を受け入れることができずに
朝晩よく泣いていました。
幼い頃に親を亡くしたり
もしくは亡くなってもそんなに悲しめない、
そんな境遇の人もいると思えば
私は幸せなんだと頭では思っていました。
でもやっぱり
どうにもこうにも
「受け入れられない」
の一言でした。
ところが不思議なことに一昨年
娘がきてくれてからは
ほとんど泣くことがなくなりました。
毎日忙しく過ごしていて
父のことを思い出すことが減ったのか、
それとも新しい「身内」ができて
ポッカリあいていた心の穴が少し埋まったのか
どちらにしても少し寂しいですが
「娘」だった私がやっと
少しは大人になれたのかも、
こうして歳を取っていくのかもしれないな、と思います。
段取りベタで忙しさにかまけ
お花の手配もできなかったので、
こうして7年前のことを文章にして
少し思い出すことで懺悔です。(ごめんなさい)
冒頭の写真は亡くなる2年前
まだ元気だった父と
初島に旅行にいったときの船の上から。
さあ、明日はセミナー講師!
がんばるぞ!!
ずいぶん長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _ )m
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いよいよ明日~セミナー準備中!
昨日~今日と
少し暑さが和らぎホッとひと息。
は、できません~(^_^;)
いよいよ明日に迫った
ザ・ハウスさん主催のセミナー
【オーダーキッチンをつくろう!】
の準備が大詰め。(って前日に??(^_^;) )
上の写真は、
セミナー後半のワークショップに使う素材アレコレ。
木、塗装など扉の見本
石や木、人工大理石などのカウンター材
ハンドルのサンプルなどなど。
楽しいワークになるといいなと思います♪
本当は床や壁の材料、
持って行きたいところですが
既にもう40~50kg(←推測)を超える荷物となっており。
キッチンの素材って
ひとつひとつ本当に重いんですね。。。
いつも汗だくで設置工事をしてくれる職人さんに
感謝感謝です。
ご参加くださる皆さま、
お気をつけてお越しください。
明日、お目にかかれるのを楽しみにしております。
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Hさんのお家のリフォーム-11
セミナー資料準備中・・・の予定
言いたくはなかったけれど・・・
暑いですね~
今日の東京は11時半現在で36.5度
今年一番の暑さを記録したそうです。
さていよいよ今週末に迫ってきました
ザ・ハウスさん主催のセミナー
【オーダーキッチンをつくろう!】 (お申込はこちら →*** )
去年の資料をある程度流用しようと思っていましたが、
先日、ザ・ハウスさんから送られてきた
「セミナー前のアンケート」。。。
↑
みなさん、どんなお話を聞きたいのかを
事前にリサーチ!
それを読みながら
「あ、こんな話も盛り込んだ方がいいか」
「ここは去年ほど丁寧に話す必要ないか」
「今年は、ワークショップもあるから
時間の割り振りが去年と違うな~」
日々進化するキッチン業界とその情報。
お客さまの聞きたいことも
一年も経てばいろいろと変わって。。。
去年は、
「オーダーキッチンとは何ぞや」
というお話がメインだったのですけれど
今年はより具体的。
オーダーするメリットデメリット、
建築家とのコラボの注意点etc・・
あれ、ということは・・・
去年の資料、ほとんど使えない~
というわけで、
ショールームはまだお休み中の本日、
やむなく(?)出勤してセミナー資料作成中。
のはずが、
休み中でも進行中の現場や
お客さまから来ている
ファックス、メールetcに返信中。
「え、もうこんな時間!!」
ああ、こうして今日も予定していた
「やること」ができない私なのでした・・・
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ステンレスカウンター~ダイニングテーブルのお宅
今日の東京は風がほとんどなく
本当に暑い一日でした。
そんななか私は
先日お伝えした
【駒沢・S邸オープンハウス】に
行ってまいりました。
ステンレスカウンター、
写真で見るよりかなりの迫力
ステンレスというと
ちょっと安っぽいイメージを持たれるかたも。
でも実は
オーダーキッチンのステンレスは
厚みがあるので重厚感があるのです。
せっかくなのでキッチン以外も・・・
こちらは1階のご両親の寝室。
窓と言っても外に面しているのではなく
階段室に面しています。
開きかたも大胆です。
真っ白いモダンなインテリアのなかで
どことなく和の雰囲気。
玄関ホールにも光が落ちてきます。
ガラスのモザイクタイルが
ホテルのような雰囲気。
奥にはなんとサウナ
建主のかたのこだわりが感じられます。
なんと建坪10坪のこちらのお宅。
狭さを感じさせない
建築家のかたならではの工夫が盛りだくさんでした。
建物の設計は
アトリエハコさん →***
実は明日から
アトリエハコさんにお世話になっている別の現場で
キッチン工事が始まります!
そちらはマンションリノベーション。
来週、
8月21日(土) 22日(日)に
オープンルームも開催予定なので
よろしければ覗きに来てみてください♪
詳しくはスタッフブログに。。。 →***
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