『勇気=貢献=自分の存在』
勇気の心理学と言われるアドラーは、『勇気=貢献=自分の存在』、というメッセージを放っていたのではないかと思います。言い換えると、『勇気=貢献=自分の存在』とは、共同体感覚…。「自分探し」のために内面を掘り下げるのではなく、「他者のために何ができるか」と外へ向かって一歩踏み出す(勇気=貢献)ことで、結果的に「自分という存在」が鮮明に立ち上がる。そして、「自分という存在」を土台に人生を積み上げることを、『共同体感覚』と言うのだろう。自分を「特別な存在」に見せようとする虚飾(優越性の追求の誤用)を捨て、「不完全なままの自分」を存在の土台として認める。その土台があるからこそ、その上に「他者への貢献」という確かな石を積み上げていくことができる。この積み上げのプロセスこそが、人生に「濃い影」と「手応え」を与えてくれる…。