一切の無駄がなく、すべてがバランスし、循環しています。
その宇宙が常に提示してくれているのが、この現実です。
つまりあなたの現実は完璧だということです。
どれだけ間違っているように見えても、不合理に見えても、起こった現実はパーフェクトなのですね。
どうパーフェクトなのかというと、【この現実が、一番あなたのためになっている】という意味でパーフェクトなのです。
これは『本当の自分に戻り、愛と調和の波動を広げていくための一番の現実』ということです。
家族が不仲であるなら、それを通して家族の絆というものを知ろうとしているのかもしれません。
自信がないのなら、それを通して、本当に自分を信頼するとはどういうことなのかを知ろうとしているのかもしれません。
子どもが不登校なら、それを通して、本来の教育とは何なのかを知ろうとしているのかもしれないし、当たり前や常識、世間体を抜けようとしているのかもしれません。
自己表現ができないのなら、それを通して、本当に自分とは何なのか?何のために生まれ、生きているのか?ということに気付こうとしているのかもしれません。
これは人によって同じ事象でも学びがまったく違うので、あなたオリジナルの学びや気付き、成長が必ずあります。
それらに気付き、今まで頑なに持ち続けていた古い考えや癖を手放していくことで、徐々に現実は本来の愛に変わり始めます。
長きに渡って同じ問題を抱えているのだとしたら、まだ何か気付くことや手放すことがありますよ、というハイアーセルフ(引いては宇宙)からのお知らせだと受け止めるといいです。
現実 ≠ 自分の理想
現実と自分の理想の間に隔たる谷間を平坦にしていく作業は、とても奥深くておもしろいです。
現実とはすべて思い込みで見ている世界なので、思い込みをクリアにしていくと隔たりは埋まっていくし、自分の理想のほうも思い込みによるものなので、そこを見直していくことでも隔たりは埋まります。
それは何も、自分の理想を諦めましょう、ということではありません。
思い込みや過去の痛みによる理想であることがほとんどなので、自分の中を癒していくことで、自然に理想とするものは変化し、本来の愛に近づきます。
逆にあなたの理想が本質の愛から成るものであれば、それは必ず叶います。
厳しく感じるかもしれませんが、物言わぬ宇宙は、現象として指し示すしかないのです。
体験は大いなる師です。
体験することでしか分かり得ないものがあり、気付けないものがあります。
しかも自らで気付くことでしか、本当の意味でその人に浸透しないのです。
最初は軽いお知らせのような感じで、さして感情的に傷つかず「あれ?」という感じくらいで現象化します。
でもそこで気付かない場合は、徐々に重い現実を創っていくようになり、最終的には向き合わざるをえない状況になっていきます。
ですが、それ自体も悪いことではなく、そこまでの体験を要したというだけで、より深い愛に気付けるようになっているのです。
あなたの筋肉が衰えている箇所を鍛えるべく、ピンポイントな事象が宇宙から常に提示されています。
なぜ、こんなことが起こったの?
なぜ、私はこんな性格なのだろう?
起こる事象、生まれ持った性質などすべてが、あなたのひ弱になっている筋肉をマッチョにするために綿密な計画が立てられ、様々な魂との連携プレーの中、無駄なく完璧に遂行されています。
これらの宇宙の思いを理解し、浸透させていくにつれ、マイナスな事象をマイナス100%とは感じなくなり、そこにあるプラスに目を転じれるようになります。
様々なこと、自分のことも他人のことも受容できるようになり、とても軽くなっていくのです。
そんな次元の領域の扉を開けるために、本当はみんな生まれてきたのです。
愛はあなたの中にある。
外にさがしにいかなくても大丈夫。
今日もありがとうございました。
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