今シーズン、特に予選で大きくチームメイトのラッセルに後れを取っているハミルトン。
ずっと彼を観てきて思っているのは、35歳を過ぎたあたりからか予選にキレがないと思うレースが増えたという事。
現在の彼はポール104回、優勝103回というF1史上最多の記録を保持しているのだが、ポールに比べて優勝回数の方が後半追い上げ型、なのだ。
つまり若い時の彼は『予選速いけど勝てなかった』レースの割合が多く、円熟してからは『ポールじゃなくても勝った』レースの割合が増えた。
なので、一方では現状のように若いドライバーに予選で勝てなくなるのも致し方なし。決勝で逆転できればそれで良し。
そう思って観ているのだけれど、、、どうにも悔しくてたまらんです。
そして今回のオーストリアGP。
予選結果は5位。差は殆どないもののラッセルに及ばないタイム。
このくらい僅差だと、何故か最近Q3でいつもラッセルより前でアタックさせられている(ように見えるだけ?)なんて事が響いてやしないか、とイチイチ気になってしまいますが、ホントのところはどうなんでしょうね。
そして決勝レースの内容。
スタートは上手く決め、軽い接触を含めた際どいバトルでサインツをパスして4位に浮上。
すぐにラッセルの後ろにつき、DRSを使ってこれもパス。
ここまではとても良い感じだった。
ゾーンに入っていた頃の彼ならば、そのままフェルスタッペンとノリスもガンガンロングランペースで追い詰めていった事だろう。
しかし今回はすぐにDRSを使ったラッセルに抜き返され、際どかったサインツとの攻防でのペナルティを回避すべくポジションを返すというチームの決定により5位まで順位を落とすと、その後はタイヤを労わるためか平凡なペースに。
最終スティントに温存したミディアムタイヤでスパートを掛けるかと思えば、むしろペースダウン。
どうやら序盤のサインツとの接触と、その後の何度かの縁石にフロアをぶつけた事に因るダメージもあったようで。。。
メルセデスの技術者によると0.25秒のロスを、ダメージに因って背負っていたみたいです。
事実なのか、ハミルトンのプライドにチームが気遣いをしているだけなのかは正直判りませんがね。。。
終盤の不可解なペースダウンだけは、何かなければ起こりえないレベルだったとは思います。
そんな感じで、やはり予選でのキレのなさがレースに全般に於いても影響が出てしまっています。
リスキーなスタート位置、序盤に無理をする必要がどうしても生じてしまうから。
今回の予選で見せたフェルスタッペンのような圧倒的なワンラップが、昔のハミルトンの真骨頂だったのだけどなぁ。。。
ラッセルなんかに(ファンの方スミマセン。。。)手こずっているバヤイじゃないやね。。。
折角メルセデスのマシンが復調してきているのだから、早くゾーンに入ったハミルトンを魅せて欲しいなぁ。
次こそは。
次こそは!
そう祈る日々です。
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