前週のアゼルバイジャンGPで背中を痛めてしまったハミルトン。
参戦が危ぶまれたものの、なんとか体調を戻しカナダGPに出場可能となったようだ。
が、初日からメルセデスのマシンはとても調子悪そうだった。
チームは色々なセットアップを試すものの上手くいかず、ハミルトンも沈んだ表情が続いている。
タイム差は相変わらずトップと1秒以上離され続けている状況だ。
2日目は雨、雨も得意なハミルトンのはずだが上位のタイムシートに名を刻むことのないまま予選に突入。
予選になると、少しずつリスクを負った走りに変えていったのかQ1、Q2と下位ながら通過して行くことができ、流れが少し変わったかな?と思ったのはQ3。
初めて上位のタイムが出せた上に、僚友ラッセルのソフトタイヤアタックギャンブル失敗もあったと思うが今期最上位の4番グリッドを獲得する事ができたのだ。
今回はルクレールがPU交換ペナルティによりほぼ最後尾スタート。
ペレスが予選でクラッシュし、後方に沈んだ事もあり決勝にも期待が持てそうな状況だ。
決勝では、またもマグヌッセンに接触されあわや的な場面もあったが、堅実なレースペースとセーフティカーのタイミングも不利には働かず、上位をキープし続ける事ができた。
久しぶりに予選、決勝ともにチームメイトを上回る事ができ3位表彰台を獲得。
ハミルトンとしての第3スティントでは、1時ファステストラップも記録していたし、ペース的にも同じタイヤ条件のフェルスタッペンを上回っていたほどだ!
(僕的にはここがカナダで1番のハイライトでした)
マシンの信頼性だけは、メルセデスが1番て感じなのもポジティブな要素だったね。
絶対的な速さでは未だトップ2のマシンには及ばないものの、上記の通りポジティブな要素が多かったからか、レース後のハミルトンは今季初の満面の笑みでしたw
今期のタイトルはほぼ絶望的ではありますが、次回のイギリスでは更なるアップデートも予定されています。
せめてロングランペースでは毎回ハミルトンがトップ争いができるようなマシンになる事を望みたいです。
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