台風一家的な間違え、ウインナーコーヒー | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

ブダペスト&ウィーンへの旅。

ブダペストの3日間ステイを経て、
電車でウィーンへ!

ブダペストからウィーンは
特急で2時間半ぐらい。

すぐ着きます。

と言うわけで、
やって来ました、
ウィーン!!!
{7F2CCEC7-8206-4BE7-87B4-621E6FA35233}
いやー、ウィーン、
びっくりするほど
ヨーロピアン!!

歩いてると、今にも
舞踏会に向かう貴族が
ステッキを突いて
ひょこっと出てきそうです。
{96E6AC32-3B0C-4109-AE92-23CE0882EF25}
建物という建物から
ワルツが聞こえてきそう。
{D4189EDE-E46B-4AAF-A511-1AB030516A49}
すげーーー!!!びっくりびっくり

こんな絵に描いたような
ヨーロッパ、あったんだー!!

しかも、街がめっちゃ清潔!!

—————————————-
ウィーンって
何か音楽のイメージしかなかったけど、
よくよく調べると
ヨーロッパの宮廷文化を
華やかにした
ハプスブルク家の本拠地。

ハプスブルク家って何?

という方も
いらっしゃると思いますが、
(私もその一人)
調べてみると、
1200年代から1900年代初頭まで
日本でいう鎌倉時代から明治時代まで、
イギリス、フランスを除く
ヨーロッパのかなり多くの部分を領土とした
世界史上、最も重要な名門一族。

約600年も、
しかもつい100年ぐらい前まで
ヨーロッパの大半を支配していた
一族です。

言ってみれば、
ヨーロッパの、いや近代世界の形成に
かなり大きな影響を与えた
一族です。

あの、マリー・アントワネットも
ハプスブルク家の一員。

ウィーンは、
そのハプスブルク帝国の首都だったので、
世界中から様々な文化が集結。

世界の食文化などを発達させ、
今日のヨーロッパ文化の
基礎を築いた、とのことです。

—————————————-

つまりは、このウィーン、
よく知らなかったけど、

つい最近まで、
世界の都だった街、
ということ。

どうりで、
絵に描いたような
ヨーロッパの街並みなわけですウインク

——————————————-
と、気がついたら
かなり長くなってますが、

タイトルに書いた本題です。

学生時代(18歳ぐらいの時)、
コーヒーショップでアルバイトを
していたことがあるのですが、

その時、初めて知った
「ウインナーコーヒー」。

初めてそれを聞いた時、
「あー、コーヒーとウインナーを
セットにしたメニューなんだな」
と思っていて、
{FD850E4F-2E82-41F9-8CE3-DFF47819C312}

そんなコーヒー、あるかいっ‼︎ と今では冷静に突っ込めますが、、、

それを言ったら店長に爆笑され、
いわゆるソーセージのウインナーと
“ウインナーコーヒー”とは
何の関係もなく、

“ウインナーコーヒー”とは
ホイップクリームが乗ったコーヒー、
ということをこの時知りました。

いわゆる、
〈台風一過〉を
“台風一家”、つまり
台風の家族(一家)がやって来る、
というイメージで間違えちゃってるパターンと
同じだったわけです。
{41373C0E-71A4-4BBC-BB26-87649E56B931}
この間違えも、爆笑されます

で、〈ウインナーコーヒー〉ですが、
結局”ウインナーって、何だ?”
という問題は今まで
深く考えて来なかったのですが、

ここに来て解決!!

“ウインナー”とは
ドイツ語で書くと、
Wiener Kaffee(ウインナー・カフェ)。

つまり、
ウィーン風のコーヒー

と言うわけです。

思わず太字で書いてしまいましたが、
超納得!!!

なるほど、
ウィーン風ねウインク

てなわけで!
せっかくウィーンに来たので、
その〈ウインナーコーヒー〉とやらを
飲んだろうでないの!

と、ウィーンの喫茶店にゴー!!おーっ!おーっ!
{22DF06A2-7508-427B-A1ED-A8C30C6C7F6F}
1876年オープンの老舗カフェ〈ツェントラル〉

これまた歴史を感じさせる
建物に入ってるこちらのカフェ。

めっちゃ並んでますが、
それもそのはず、
過去にヒトラーやスターリンなど
そうそうたる悪党メンバーが
ここでコーヒーを飲んだらしいです。


店内に入ると、
{D7581DB3-FD65-4636-9C3D-B77F4E7AACF8}
誰やねん!なおっさんがお出迎え!

これは、このカフェの
伝説の常連客、作家アルテンベルクの人形。
(知らねーおーっ!

そんなちょっとしたユーモア(?)は
無視して、
ウインナーコーヒーです。
{3C589E01-9E3C-4443-B3A6-C320918D3F53}
店の雰囲気はこんな感じです

とりあえず、名物の
カフェ・ツェントラル・トルテという
チョコレートケーキをオーダーし、
{F7CB5A7A-49AC-4C1C-9808-D40045CDA828}
濃厚なチョコレートケーキです

えーと、ウインナーコーヒー、
ウインナーコーヒーはと、

んー、どこだどこだ?

メニューをくまなく探しても
ウインナーコーヒー、
というメニューはありません。

おっかしーなーぶー
どれだ、ウインナーコーヒー。

結論的に言いますと、

ウィーンに
ウインナーコーヒーという
コーヒーメニューは
存在しません!!

ウインナーコーヒーとは
ウィーン風コーヒー、なので
本場ウィーンには
そんなネーミングのコーヒーは
ないわけです!

えー!
せっかく来たのに
飲めないの!?

と、いろいろ調べると、
どうやら
カフェー・ミット・シュラークオーバース〉
という長ったらしい
コーヒーが、
そのウインナーコーヒーの
元になったものらしい。

じゃー、その
長ったらしい名前のください!

で、出て来たのが
こちら!
{7268F917-C74B-4F56-965C-6116452E8CA8}
おー、これこれ、これですよ!!(^^)!

バイト時代に出していた
ウインナーコーヒーは
もっとホイップクリームが
山盛りでしたが、

どうやら、この
ホイップクリーム乗せコーヒーが
ウインナーコーヒーとして
世界に広まった、とのことです。

で、本場の味は???


普通。。。真顔真顔


いや、バイト時代のやつは
ホイップクリームに
ココアパウダーまぶしてたから、
そっちの方が美味しかったなイヒ

と、
そんな結論をレポートするために
とんでもなく長くなってしまいました。

以上、
極寒のウィーンから
お伝えしました!