年一公開のフランス軍事施設「エコールミリテール」に潜入!! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

世界中から観光客が集まる
パリですが、
年に一度、9月第3週の週末に
ここパリを訪れた方はとてもラッキー
かもしれません。

というのも、この二日間は
普段は入ることができない、
フランスの歴史的建造物に入ることが
できるからです!!

例えば、
マクロン大統領がいる
大統領府の"エリゼ宮"や
パリ市庁舎"オテルドヴィル"、
首相官邸、外務省などなど。。

どれも、国が誇る歴史的な建物に
入っていて、外から見ることしか
できませんが、

この二日間は
「ヨーロッパ文化遺産の日」と言って、
パリだけでなく、
フランス、そしてヨーロッパ各地で
上記のように普段は入れない
建物に無料で入れるのです!

そんなわけで、
先日の文化遺産の日、
近所にあって、ずっと入ってみたかった
「エコール・ミリテール」という
あのナポレオンも学んだという
旧陸軍士官学校に行ってみました!
{5EC497BF-A917-491A-8E3C-5456E783FDE5}
他のエリゼ宮などの人気スポットに比べると、全然並んでません

エコール・ミリテールは
18世紀末にルイ15世の命令によって、
貧しい貴族たちのための
士官養成学校として作られました。

フランス革命前の建物です。
歴史がありますね(^^)。

今は、
フランス軍関係の諸機関が入っており、
また今でも士官養成所として
機能しているとのことです。

中に入ると、
{B07B88D8-53D0-4940-BB81-0ED2802C4340}
いきなりロックな音楽全開でお出迎え

兵隊服の方が、当然ですがたくさんいて
軍の施設であることを再認識します。

さらに奥に進んで見ると、
{ED4FE0A1-9755-4A73-BE52-3AD28E17017F}
中はかなり質素ですねー

お! 何か変な格好の人たちがいます!
聞くと、
「第一次大戦の衛生兵部隊の再現だよ」
とのこと。
{917CD542-C0CB-47C7-AF1B-6ECD6E9EE228}
第一次大戦時の軍服を着ています!

ほー、なかなかの演出ですね(^^)。
さらに第一次大戦時の、
衛生兵部隊のキャンプの様子も再現。
{6AC009E9-2D04-46D5-BCE6-CB6BF4C20C04}
こんなキャンプを張っていたんですね!

{EAB16471-120A-4576-84EF-4CA00B6BBD7B}
ギャーーーー、腕!!!! 

えらい生々しい、、、
なぜここに、そのリアリティー。。

気を取り直して、
さらに奥に行くと、
何か昔のレストランの入り口のようなものが!
{5E659BB1-9914-4C9D-985A-CBF5C3552AB9}
昭和感が凄いです!

中に入ると、
{4DE7BACE-0C97-404A-B329-22E440789493}
おー、迎賓館的な場所ですね

中には綺麗な食堂も。
{0CB69557-DEB8-44CD-A738-C89F6CF83C3C}
ここでゲストをもてなす、というわけですね

その食堂の外には、
{BEC3F0B3-F8E4-469F-B65F-E1CAD5592739}
芝生が綺麗なガーデンが!

建物はとても質素ですが、
広い芝のガーデンなど、やはり
贅沢です!!チュー

---------------------------------
その建物を出て、
さらに奥に行くと、
{D87DC497-48E0-46BF-A336-5AEBEBF20953}
先ほどの救護隊の荷台に乗って、みなさん楽しんでます!(^^)

そして兵舎の奥には、
馬がたくさん!!
{1997A7A3-BB60-4105-9BF0-61FC47574786}
綺麗な馬たちがたくさんいます

ここから先は、
馬小屋や乗馬の訓練所。

そこでは、軍人さん(or 職人さん)が
馬の蹄を修理してました。
{E8EB752A-EA29-48D5-B7B0-7DF63A6B1E0C}
熱して、トンカチでカンカン打つ! そんなことも、ここでやってるんですねー

馬小屋に入ると、
{6BD4D996-C943-484B-A010-EAC295740CE0}
もちろん、馬がたくさん!

馬小屋の外に出ると、
そこは馬の訓練所。
{083F2DDC-BDF2-4948-B738-EF5CCC44B557}
馬を走らせることができるトラックです

エコール・ミリテールがあるのは
パリの一等地。

こんなところに、
こんな広い馬のトラックがあるなんて。
なんて贅沢な!!
{5B7F7AEF-58B4-4AA0-BD7C-27BD7F0137F2}
人が走るトラックも内側にあります

トラックの先に見えるのは
エッフェル塔!

エコール・ミリテールは
エッフェル塔がある公園、
シャン・ド・マルスの延長線上にあります。

もともとシャン・ド・マルスは
2000年前、ローマ軍がパリに住んでた
原住民を倒した戦場。


その後、その場所は練兵場となり
その周りに軍の施設ができた、
というわけです。

そんなわけで、シャン・ド・マルスの
すぐ隣にエコール・ミリテールが
あるわけです。
{E55FCA22-9D30-4BA8-9AE6-B44584A6CDAB}
エコール・ミリテールの建物のすぐ先にエッフェル塔です

{5329BF64-01A1-48FD-A90B-053CD5C7466E}
横を見ると、金色のドーム、アンヴァリッドが見えます

アンヴァリッドもエコール・ミリテールの
すぐ近くです。

アンヴァリッドは、もともとは
負傷兵の養生を目的に建てられた
旧軍病院。

ここもやはり、
軍関係の施設なので、
シャンド・マルスの近くにあるわけです。

{95355C98-828A-42C8-83D9-2402BC4DA236}
馬の訓練所とエコール・ミリテールの本棟の間にある門。ロシアのエカテリーナ宮殿の門みたいです!

エコール・ミリテール内には
教会もあります。
{A664ED6C-81C3-4FE4-9416-DC1BB0EEA00D}
たくさん、負傷兵を癒す絵が掲げられてます

と、フランスの軍の施設は
こんな感じでした!

文化遺産の日は
もっと華やかなところに行けるのですが
今回はちょっと地味でしたねー😅

年一のこの日に
パリに行くチャンスがある方は
やっぱりオテルドヴィルなど
定番の所をお勧めします!!