絶対欠かせないのは
フランス革命！
フランス革命って
どんなイメージでしょう？
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貧しい庶民の暮らしに対し、
マリーアントワネットを代表とする
贅沢暮らしの王族を
市民が立ち上がって倒し、
市民の国家を作った革命、
というイメージでしょうか。
確かにパンが食べれない
庶民に対して
マリーアントワネットが
「パンがなければ
ケーキを食べればいいじゃない」
というセリフを言ったと
蔓延しているので
そのようなイメージを持っている方も
いらっしゃるかもしれません。
※実際には違う王妃が言った、というのが有力
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しかし、それは安直過ぎで、
学校の世界史の教科書には
以下のように書いてあると思います。
①18世紀のヨーロッパは、
宗教改革により
王様やカトリックの支配体制に
不満が蔓延
②革命前のフランスは
外国との戦争で財政的に困窮
③ルイ16世は市民に人気のある
ネッケルを財政立て直しに
財務長官に任命
④市民も参加できる（三部会）を
開催するも、特権身分優位な議決方式で
市民階級は不満
⑤市民は自分たちの議会（国民議会）を
発足させ、自分たちの要求が
聞き入れられるまで
議会を解散させないことを宣言
（球戯場の誓い）
⑥国民議会は憲法制定に着手。
↓
特権階級が圧力をかけるため
軍隊集結の緊張
⑦市民に人気の財務長官
ニッケルが罷免される
↓
市民怒り爆発
⑧市民がバスティーユ襲撃
⑨国民議会は人権宣言を採択
⑩女性たちがパリから
ヴェルサイユ宮殿まで行進し、
宮殿に乱入。
王をパリに連れ帰る。
（王は市民の監視下に）
11:王とマリーアントワネットは
逃亡を企て、捕まる
12:革命の波及を恐れるオーストリア、
プロイセン（※）が戦争の脅迫
※ドイツ北部からポーランド西部にあった国
13:革命政府 vs 周辺の王国 との戦争
14:マリーアントワネットが革命政府の
作戦を敵国に漏洩
15:革命政府による、王権停止。
王族を幽閉
16:共和政の樹立
17:ルイ16世、マリーアントワネットを、
周辺国との戦争の際
フランス政府と国民を裏切った罪で死刑
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かなり長くなってしまいましたが、
そんな政治的な背景で
革命は起こった、
とされる一方、
よくよく調べていくと
自分が思っていたのと
実際のフランス革命は
結構事実が違っていることが
見えてきます。
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まずバスティーユ襲撃ですが、
実はその事件の前に
バスティーユ周辺で
とある事件があり、
それがバスティーユ襲撃に
繋がったのでは？
という考え方もあります。
その事件とは、
「レヴェイヨン事件」。
かつてバスティーユ周辺は
手工業を営む貧しい職人の場末地区で、
そんな中、
この地区にある壁紙工場の資本家、
レヴェイヨンが
フランスを困窮から救うための
建白書をパリ市に提出。
（当時パリ市民の6分の1が乞食だったという）
（数にして約12万人）
物価を下げるために、
物資への入市税
（パリに入る際に物資にかかる税金）
を撤廃を求める一方、
それに伴って
労働者の賃下も要求。
日給20スーを15スーに
引き下げ、というもの。
当時パンは一斤4スー。
当時の人たちが
どれだけ貧しかったか、
分かると思います。
そして、その賃下げが
どれだけ生活を苦しめるものになるか
想像できると思います。
そんなわけで、
当然民衆は激怒。
「金持ちをぶっ殺せ」と
民衆はパリ市庁舎前の広場に集結し、
レヴェイヨンの家と工場がある
バスティーユ近くの
フォーブール・サン・タントワーヌへ。
レヴェイヨンの工場と家を
ぶっ潰したものの、
そこに防衛隊が到着。
暴徒化した民衆に
防衛隊が発砲。
100人以上の民衆が
フォーブール・サン・タントワーヌ通りで
犠牲になりました。
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その3ヶ月後、
まだレヴェイヨン事件の余熱が
冷めないバスティーユ界隈に、
国王軍がベルサイユから
パリを武力で制圧するべく
準備を進めている、
という噂が蔓延。
またその年は不作で
飢饉が襲ってくる、
という噂も流れ、
街は不安定な状態に。
パリに入ってくる傭兵部隊と
戦うためには
武器が必要。
武器ならアンヴァリッドに
ある！
と、群衆はアンヴァリッドに押しかけ
武器を奪取。
（この時、抵抗はなかったとのこと）
しかし、武器は弾薬がなければ
使えない。
弾薬はバスティーユ要塞にある！
と、民衆は奪った武器を手に
バスティーユへ。
そのアンヴァリッド組到着前に
一部の民衆がバスティーユの
司令官に弾薬の引き渡しを要求。
しかし司令官は援軍到着を待つため
交渉で時間稼ぎ。
（その時バスティーユには
30名のスイス兵と傷痍軍人のみ）
業を煮やした群衆が
要塞になだれ込むや
守備兵が発砲。
（100名以上が死亡）
アンヴァリッド組が到着し
大砲で応戦。
司令官が殺害され
民衆がバスティーユ占拠。
バスティーユ要塞
取り壊し。となったわけです。
ちなみに、このとき解体した
バスティーユの石は
コンコルド橋の建設に
再利用されました。
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と、このように見ると
フランス革命勃発は、
国民議会がどうのこうの、
という理由からではなく、
当時の民衆が貧しさからくる
飢餓への不安が大きな原因で
起こった事実が見えてきます。
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ところでそんなバスティーユ、
今はどうなっているのかといえば
要塞があった所に
大きなラウンドアバウトの広場があり
その中心に青銅の円柱が
建っています。
この自由の天使像、
「鉄鎖を断ち切り、松明の光を掲げて
飛翔する天使」の像がなのですが、
“鉄鎖を断ち切り”
“松明の光を掲げ”
というフォーマット、
〈自由の女神〉と同じ、、、
ということは、
やっぱりこれも
フリーメイソン！？！？
って、そりゃ
フランス革命はフリーメイソンが
主導したというのは
フリーメイソン博物館で
はっきり言ってますから
何も驚くことはないのですが、、、
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せっかくなので、
バスティーユ要塞の痕跡を探して
ちょっと周りを回ってみます。
以前来た時は、
広場のレパブュリック側の道路に、
昔のバスティーユを見るとこができる
タイムスコープが設置されてましたが、
今は板が被せられていて
見れませんでした。
ちなみに、こんな感じのものでした。
こんな、望遠鏡みたいなこと設備です
望遠鏡を覗き込むと、
見た部分が現実の場所とリンクしながら
タイムトリップしていきます。
見ている場所が何百年前
どんな風景だったか見ることができます。
ちなみにホームページに
画像が出ていました。
まさにこんな感じで見えます。
周辺を回って見ると、
広場に面するカフェの上に
こちらのカフェです
バスティーユ要塞が
今のどの位置にあったか
道路と照らし合わせて分かる図が
掲げられてるではないです！
なるほど、今の広場の真ん中に
あったわけでないようです。
今ある柱の西側に
要塞はあったようですね。
要塞は8つの櫓があって
それを城壁で繋ぐ作りだったようです。
そして、周りの道を
くまなくチェックしていると、
おおお！
これはまさか！
城壁があった場所に
その位置を示す敷石が！！！
これは絶対そうでしょう！
いやー、パリ市もなかなか粋なこと
してくれるもんです(^^)！
こうゆうの発見するのって
楽しいんですよねー
。
。って、かなりマニアックですが、、、
と、かなり長くなったので
今回はこの辺りで！！
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