夏のパリ観光に! 広大な"死者の国" が広がる"カタコンべ" | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

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パリの地下に広がる
納骨施設"カタコンべ"
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夏、と言えば
怪談話、肝試しなど
ヒヤッとする幽霊、おばけの
季節でもありますが、

そんな中、
先日、奥さんの友人Uめちゃんが
日本から遊びに来ていて、
なぜか"カタコンべに行ってみようか?"
という話になり、

パリに来て2年、
行きたいと思ってまだ行ってなかった
"カタコンべ"についに行くことに!!

え? "カタコンべ"って何?

と思う方がほとんどだと思いますが、
"カタコンべ"とは
パリはモンパルナス近くの
地下に広がる世界最大の地下墓地のこと。

え!? 地下墓地!?
なんでそんなとこ行くの?滝汗滝汗

と思う方、多いと思いますが、
実はパリの"カタコンべ"は
パリの中でも
とりわけ人気の高い観光スポット。

いつも長い行列ができていることで
有名です。

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4時間の行列。。
アメリカ人とイギリス人だらけ
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なので、
並ぶの嫌だから早めに行こう。

と、朝、オープン1時間前に
行ったものの、
すでに大行列。。。
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ぎゃーーー! これはめっちゃ、時間かかるやつです。。

まー、でも30分ぐらいで
入れるでしょ。

と、たかをくくっていたら
入るまでにかかった時間、
4時間。。。

4時間並ぶって、
広いパリでそんなにないっすよおーっ!おーっ!
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どんだけ並んでんですか!!!

想像を上回る人気。。

観光業をやってる
友人のフランス人にメールしたら
「アメリカ人とイギリス人、
凄いいるでしょ」
とのこと。

確かに、
前と後ろはほぼアメリカ人&イギリス人。

バカンスでフランス人が
いないから空いてるのでは?

と思って来てみたら
アメリカ人とイギリス人で
溢れてた!

と言うわけです。

ちなみに、パリに溢れてる
中国人観光客はほとんどいませんでした。

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早速地下深くにある
墓地へGO!!
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もう足は棒でしたが、
ようやく"カタコンべ"の中へ!
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入場料12ユーロです

ちなみにこちらの
"カタコンべ"、
入場の事前予約ができます!!

もう圧倒的に事前予約したほうがいいので、
行かれる方は強くお勧めします!!!!

券を買って、
いよいよ地下へ!!
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深く潜っていきます。その深さ、約25メートル

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長い長い地下の道を、ひたすら進んでいきます

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何やら神秘的なスペースが。。そろそろです、、、

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奥さんと友人のUめちゃん。まだかまだかとドキドキです

出ました!
禁止事項を伝える標識。
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食べるな、飲むな、カメラのフラッシュ禁止、リュックを後ろに背負うな、、、

そしてもう一つ、、
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骨に触るな!!

ついに、あの場所へ
やって来ました!!!!

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死者の国への入り口。
ここから先は、閲覧注意です!!!
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地下深く、
そして長い通路を経て、
ついに辿り着きました、
"死者の国"!!!
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ここから先は"死者の国"です!

閲覧注意です!

この先、人骨が出ます。
苦手な方には閲覧をお勧めしません!!




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それでは、ここからは
大丈夫! と言う方のみで
参りましょう!!

奥さんとUめちゃん、
早速 "死者の国" へイン!!!
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入りました! "死者の国"!!

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よく見ると、、、
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ぐわーーーっ! 壁、全て人骨です!!!!おーっ!おーっ!おーっ!

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どこまで行っても、ずっーーーーっと人骨の壁です!!

ここに眠っているのは
何と600万人!!

かつてここは採石場で、
広大な地下スペースとなっていたのですが、
そこに、
今のレアール地区にあった
古代からの墓地の骨を移した、というのが
"カタコンべ"の歴史。

実に約1600年分の人骨が
ここにある、という話になります。

想像を絶する世界です。

そして、この"カタコンべ"
広大な地下スペースが使われていますが、
あまりに広大すぎて、
しかも道が複雑に入り組みすぎていて
整備された観光ルートを外れると
一生出てこれない迷路に迷い込む、

ことになります。

実際、つい最近も
若者が出られなくなり、
瀕死の状態で何とか救出された、
という事がニュースになっていました。

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今は、フェンスで違うルートには行けないようになっています

ただ、パリの地下は本当に広く、
います出入り口も実は多く、
上の写真の観光用入口から
だけではなく、
色々なところから入れるので
そのような事件が後を絶たないようです。

人骨と真っ暗な中、
食べるものも飲むものもなく、、、
想像しただけで怖くなります。。

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さすがフランス、
人骨でまさかのアート?
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さて、この"カタコンべ"ですが、
5分も歩くと人骨に慣れてくるので不思議。

かつては、
貴族の観光スポットでもあったらしく
いらいろな人骨装飾が見られます。
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これは、人骨で作ったツボのような形の柱

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何かの模様のようです、、、

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ここは、教会のようになってます

美しく積み重ねた人骨に、
頭蓋骨を要所に組み込んで
一種のアート作品のようになっている
ところも多く見かけます。

さすがと言うか、何と言うか、、、

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出口のショップは
ガイコツ尽くし!!
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そんなこんなで
"カタコンべ"は終了。

地上に出ると、
お土産屋があって、
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出口にあるショップ。入口からだいぶ離れた所に出ます

中の商品を見ると、、
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やっぱりガイコツ!!

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ガイコツのオブジェや、キャンドル、ありとあらゆるものが売ってます

と、なかなか楽しめる
パリの"カタコンべ"。

ちょっと変わったパリ巡りをしてみたい、
と言う方には、ぜひお勧めです!!(^^)