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"大人の階段" の味、
ビーフストロガノフ
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ロシア料理の超定番と言えば・ピロシキ
・ボルシチ
・ビーフストロガノフ
中でも"ビーフストロガノフ"は
サンクトペテルブルク(※)発祥の料理。
※以下、サンクト
そして、サンクトには
"ビーフストロガノフ"と深いつながりがある
レストランがあります。
余談ですが、
私が"ビーフストロガノフ"を
初めて食べたのは高校生の頃。
当時はまだ珍しい料理で、
"ビーフストロガノフ"という
聞き慣れない
とても長く、ザ・西洋! 的な名前に
オシャレな料理と思っていて、
と背伸びしてオーダー。
初めて口に入れた時、
"おおおー、何じゃこりゃ。うまい!"
と、何とも大人の味と言うか、
食べたその環境が
暗めのバーのカウンターで
大人に囲まれながら食べたので、
〈ちょっと大人になった気がした〉
という思い出の料理でした。
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ストロガノフ家のレストランへ!
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そんな思い出もあり、
"ビーフストロガノフ"には今でも
特別な思いがあるわけです。
そして今回、
その"ビーフストロガノフ"の起源に
関わりがあるレストランで
それを食べることができる!
となれば、興奮するのは
想像に難くないと思います。
そもそも"ビーフストロガノフ"とは
ロシアの大富豪"ストロガノフ家"の
シェフが創作した肉料理。
(諸説あり)
それにちなんで
"ビーフ・ストロガノフ"という
名前になりました。
そして、そのストロガノフ家の
宮殿がサンクトのど真ん中にあり、
そのストロガノフ宮殿の中に、
"ビーフストロガノフ"を食べさせてくれる
レストランがある、
と言うわけなのです。
そんなわけで、
早速行ってみました!
何とも、帝国時代の華やかさが、
そのまま再現されているレストラン!
早速、オーダーしますが、
メニューに「ボルシチ」があり、
まだサンクトで食べていなかったので
こちらもオーダー。
出てきた「ボルシチ」が、こちら!
これに、スープをかけて、
↓
すると、、、
何ともオシャレな演出!
そして味はもちろん、
最高に美味しい!!
これは、人生一の
ボルシチでした!!
そして、ついにやってきました
本家本元の
"ビーフストロガノフ"!
オープン!
早速、頂いてみます!
肉が柔らかくて
きのこと玉ねぎ、バターと
サワークリームがマイルドに絡み合って
やっぱり美味しい!!
日本のレストランで食べる味と
ほぼ同じですが、
気持ちの高ぶりがプラスして
最高に美味しい
"ビーフストロガノフ"となりました!
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ロシアの文豪が通った
クラシカルなカフェへ
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"ビーフストロガノフ"を食べに
華やかなストロガノフ家の宮殿に
足を運んだわけですが、
サンクトには、
これまた古き良き
サンクトが華やかし時代の
テイストを残したカフェがらあります。
そのカフェの名は「文学カフェ」。
こちらのカフェ、
窓際に誰か座ってるなー、
と思って、、、
よく見ると、、、
こちらは、ロシアの文豪、
アレクサンドル・プーシキン!!
モスクワにある
ロシアを代表する大美術館の
名前になっているほど
ロシアではリスペクトされている
大文豪です。
こちらのカフェはプーシキンさんが
亡くなる前に立ち寄ったと言われていて、
それで店内にはプーシキン関係のものが
溢れているわけです。
しかし、このプーシキンさん、
その亡くなった理由、と言うものが
何とも豪快な理由で、
それは、
超美人の愛妻にちょっかいを出す輩に
決闘を申し込み、
その時の傷が原因で亡くなった、
とのこと。
決闘って、、、
いくら奥さんにちょっかい出されるの
嫌でも、何もそこまで、、、
情熱的な方だったのでしょう。
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本場ロシアの『白鳥の湖』を見に
マリンスキー劇場へ
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ロシアが誇るものの一つに
〈チャイコフスキーのバレー〉があります。
〈チャイコフスキーのバレー〉と言えば、
・白鳥の湖
・くるみ割り人形
・眠れる森の美女
などが有名ですが、
『白鳥の湖』の今世界で演じられている
バージョンが生まれたのが
サンクトの劇場、"マリインスキー劇場"。
その本場の"白鳥の湖"を見に、
マリインスキー劇場に行ってみました!
ロシアはその成立時、
フランスなどの西洋に遅れていたので
追いつけ追い越せで
どの国より熱心に西洋文化を吸収したため、
結局、当のフランスなどより
華やかで、かつ優れた西洋文化が
発達しました。
吸収力が凄くて、
やがて本家を凌いでしまう。
車や電化製品などの分野の
日本にも通ずるものがあります。
日本人とロシア人、
意外に似た者同士なのかも知れません!!