"ビーフストロガノフ" 発祥の地で、"ビーフストロガノフ"を食べる! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

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"大人の階段" の味、
ビーフストロガノフ
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ロシア料理の超定番と言えば
・ピロシキ
・ボルシチ
・ビーフストロガノフ

中でも"ビーフストロガノフ"は
サンクトペテルブルク(※)発祥の料理。
以下、サンクト

そして、サンクトには
"ビーフストロガノフ"と深いつながりがある
レストランがあります。

余談ですが、
私が"ビーフストロガノフ"を
初めて食べたのは高校生の頃。

当時はまだ珍しい料理で、
"ビーフストロガノフ"という
聞き慣れない
とても長く、ザ・西洋! 的な名前に
オシャレな料理と思っていて、
と背伸びしてオーダー。

初めて口に入れた時、
"おおおー、何じゃこりゃ。うまい!"
と、何とも大人の味と言うか、
食べたその環境が
暗めのバーのカウンターで
大人に囲まれながら食べたので、

〈ちょっと大人になった気がした〉
という思い出の料理でした。

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ストロガノフ家のレストランへ!
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そんな思い出もあり、
"ビーフストロガノフ"には今でも
特別な思いがあるわけです。

そして今回、
その"ビーフストロガノフ"の起源に
関わりがあるレストランで
それを食べることができる!

となれば、興奮するのは
想像に難くないと思います。

そもそも"ビーフストロガノフ"とは
ロシアの大富豪"ストロガノフ家"の
シェフが創作した肉料理。
(諸説あり)

それにちなんで
"ビーフ・ストロガノフ"という
名前になりました。

そして、そのストロガノフ家の
宮殿がサンクトのど真ん中にあり、
そのストロガノフ宮殿の中に、
"ビーフストロガノフ"を食べさせてくれる
レストランがある、
と言うわけなのです。

そんなわけで、
早速行ってみました!
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こちらがそのレストラン。その名も「Russian Empir(ロシア帝国)」

何とも、帝国時代の華やかさが、
そのまま再現されているレストラン!
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皿も華やか〜おねがい

早速、オーダーしますが、
メニューに「ボルシチ」があり、
まだサンクトで食べていなかったので
こちらもオーダー。

出てきた「ボルシチ」が、こちら!
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ん? スープではなく、赤い野菜の上に、白い凍った球体が乗ってます
これに、スープをかけて、
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白い凍った球体に、真っ赤なスープがかけられます!
すると、、、
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おおおー! 白い球体がとけて、スープに馴染みます! 白い球体はクリームの球体だったのですね!

何ともオシャレな演出!

そして味はもちろん、
最高に美味しい!!

これは、人生一の
ボルシチでした!!爆笑

そして、ついにやってきました
本家本元の
"ビーフストロガノフ"!
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こんな感じで、クロッシュ(蓋)で蓋をされた状態で出てきます
オープン!
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おー! これがストロガノフ家の"ビーフストロガノフ"ですか!

早速、頂いてみます!
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きのこと絡めて頂きます!

肉が柔らかくて
きのこと玉ねぎ、バターと
サワークリームがマイルドに絡み合って
やっぱり美味しい!!

日本のレストランで食べる味と
ほぼ同じですが、
気持ちの高ぶりがプラスして
最高に美味しい
"ビーフストロガノフ"となりました!お願い

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ロシアの文豪が通った
クラシカルなカフェへ
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"ビーフストロガノフ"を食べに
華やかなストロガノフ家の宮殿に
足を運んだわけですが、

サンクトには、
これまた古き良き
サンクトが華やかし時代の
テイストを残したカフェがらあります。

そのカフェの名は「文学カフェ」。
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これまた、クラシカルな雰囲気です!

こちらのカフェ、
窓際に誰か座ってるなー、
と思って、、、
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窓際の席で物思いにふけっている、男性が、、、

よく見ると、、、
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はっ! びっくり 人形!!!

こちらは、ロシアの文豪、
アレクサンドル・プーシキン!!

モスクワにある
ロシアを代表する大美術館の
名前になっているほど
ロシアではリスペクトされている
大文豪です。

こちらのカフェはプーシキンさんが
亡くなる前に立ち寄ったと言われていて、
それで店内にはプーシキン関係のものが
溢れているわけです。

しかし、このプーシキンさん、
その亡くなった理由、と言うものが
何とも豪快な理由で、
それは、
超美人の愛妻にちょっかいを出す輩に
決闘を申し込み、
その時の傷が原因で亡くなった、
とのこと。

決闘って、、、
いくら奥さんにちょっかい出されるの
嫌でも、何もそこまで、、、

情熱的な方だったのでしょう。


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本場ロシアの『白鳥の湖』を見に
マリンスキー劇場へ
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ロシアが誇るものの一つに
〈チャイコフスキーのバレー〉があります。

〈チャイコフスキーのバレー〉と言えば、
・白鳥の湖
・くるみ割り人形
・眠れる森の美女

などが有名ですが、
『白鳥の湖』の今世界で演じられている
バージョンが生まれたのが
サンクトの劇場、"マリインスキー劇場"。

その本場の"白鳥の湖"を見に、
マリインスキー劇場に行ってみました!
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素晴らしい内装! きらびやかです!!

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終わりの挨拶。素晴らしかったです!!

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何度見ても感動しますお願い

ロシアはその成立時、
フランスなどの西洋に遅れていたので
追いつけ追い越せで
どの国より熱心に西洋文化を吸収したため、
結局、当のフランスなどより
華やかで、かつ優れた西洋文化が
発達しました。

吸収力が凄くて、
やがて本家を凌いでしまう。

車や電化製品などの分野の
日本にも通ずるものがあります。

日本人とロシア人、
意外に似た者同士なのかも知れません!!