カレーと言えば
"インド"が発祥と言われていますが、
日本人が食べる
"カレーライス"はインドのそれとは
似て非なるもので、
日本の"カレーライス"は
イギリスから日本に伝わったもの。
---------------------------------------------------
もとはイギリスが
自国の植民地であったインドから
本国に持ち込み、
独自に改良(カレー粉なるものを開発)。
それがイギリスのカレーで
(とろみがある)
そのイギリス式カレーが日本に伝わった
ということです。
〈日本にカレーが伝わったルート〉
なので日本の"カレーライス"は
正確に言うと「イギリス料理」とのこと。
※以上、主に農林水産省のHPより
-----------------------------------------
というわけで、
ロンドンには美味しいカレー屋が
たくさんある、
と言うのですが、
早速そのうちの一軒に
行ってみました!![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/024.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/024.png)
------------------------------------------
向かったのは、
生田斗真さんが「アナザースカイ」という
番組で訪れていた店、
『Dishoom』。
実は昨年ロンドンに来た時も
ここを訪ねていて、
あまりの行列に諦めたけど、
今年はそのリベンジ! ということと、
友人が訪ねて
すごい美味しかった!
と言っていたこともあり
並ぶの覚悟で行ってまいりました!
---------------------------------------------
やって来ました、ロンドンの
人気カレーレストラン『Dishoom』。
あれ? 空いてるじゃん!
と思いきや、、、
てなわけで、
一人で並ぶこと約1時間、、、
やっと先頭に来たー!
そして、店内へ!
こちらのお店は、
インドのボンベイ(現在のムンバイ)の
カフェをイメージしたもの。
そしてそのボンベイカフェなるものは
イランからインドに移住して来た
人たちが作ったもの。
「ムンバイ」はもともとは「ボンベイ」と言う名でしたが、西洋人の進出後、西洋人によってムンバイと名付けられ、今ではムンバイとなりました
なので、
言ってみればイラン発、
インド経由、イギリスのカレー屋なのです。
ゾロアスター教とは
ちょっと宗教のことなので
かなり複雑で曖昧なことは言えないのですが、
ざっくり言うと
イラン(昔はペルシア)発祥の宗教で
実はユダヤ教、キリスト教、仏教に
かなり強い影響を及ぼした宗教。
※イラン発祥というより、古代アーリア人の神話・宗教と考えられます。アーリア人については後述
一神信仰、神と悪魔の概念など
他の宗教に与えたものは多く、
人によっては支配者の宗教の始まり、
と考える学者も多いようです。
-------------------------------------
話が脱線しましたが、
つまりはこちらのカレー屋、
イラン人が作ったボンベイカフェが
ベースということ。
ここでもう一点だけ!
イランについて、ですが、
日本人が"イラン人"と聞くと、
「上野公園に集団でたむろして
テレカを売っていた人たち」
など、
何だかよく分からない
怪しい人たち、とイメージする方も
多いかもしれません。
そして、
イランとイラクの区別がつかない
という人も多いかもしれません。
私はつい最近まで
イランとイラクは
「あれ、どっちがどっち?」と
ごちゃごちゃになってました。
そして、
イラン人とイラク人って
そんなに違いはないのではとも
思ってました。
しかし!!!
イランとイラクは
名前こそ似てますが、
まっっったく違う国で
彼らの前で混同すると
めっっちゃ嫌がられます!!
なぜなら、彼らは
単に仲が悪いから、という理由ではなく
民族が違うからです。
イランは《ペルシア人》《ペルシア語》
イラクは《アラブ人》《アラブ語》
です。
そして《ペルシア人》というのは
アーリア人です。
そもそも「イラン」とは
イラン語で「アーリア人の国」という意味。
もろにアーリア人であることを
アイデンティティーにしています。
アーリア人とは、
カスピ海と黒海の間にある地方
コーカサス山脈北方起源の民族で、
そこから
・東はイランに侵攻してペルシア帝国を
・さらに東に進み、インドの支配民族へ
・南はメソポタミアに侵攻してミタンニ王国を
・西はギリシャに侵攻してアテネなどのポリスを
・さらにイタリア半島に侵入し、ラテン人→ローマ帝国を
築くに至りました。
簡単にいうと、
世界のほとんどの王国は
彼らによって築かれたと言っても
過言ではありません。
またアーリア人が話す言葉は
「インド・ヨーロッパ語」と言い
元は一つですが、
そこから世界に広がるにつれて
その土地どちで変化し、
英語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、スペイン語、
ギリシャ語、ロシア語、ペルシア語
サンスクリット、、、
となっていきます。
インド・ヨーロッパ語だということです。
この語圏の言葉は
違いこそあれ元は同じなので
共通点が多く、
言葉、発音も
似ているケースが多々あります。
なので、
インド・ヨーロッパ語圏の人々が
インド・ヨーロッパ語圏の言葉を勉強するのと、
日本人がインド・ヨーロッパ語圏の言葉を
勉強することとは
全く次元が違います。
ペルシア語を聞いていると、
フランス語と判断つかないことも
多々あるぐらいです。
それぐらい音の波長が似ています。
ちなみに、下の図は
ペルシア帝国の範囲(紀元前500年ごろの)。
めっちゃデカイ帝国です。
そりゃ誇りを持つわけです。
-----------------------------------------
はっ!
気が付いたら
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/031.png)
またカレーと関係ない話をしてました!
失礼しました!!![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
そんなわけで、
「Dishoom」に話を戻し、
その店内ですが、
あちこちにボンベイで作られる
インド映画のポスターが
貼られています。
インド映画産業の市場規模は
日本とそれほど変わらない
かなり大きなものです。
そして店で多く見かけた
変な文字。
店の看板も、変な文字。
もしかして、
ペルシア語!?
分かりません、、、
----------------------------------------
さてさて、肝心のカレーの味ですが!
注文したのは、スパイシーラムチョップとチキンルビー(カレー)、それとマンゴーラッシー
文句なしに美味しい!!!
いやー、並んだ甲斐がありました。
そしてデザートは
チョコレートプディング!
見た目がカレーっぽい!(^^)ちょっとスパイシーで
変わり種のアイスでしたが、
さっぱりして美味しかったです。
-----------------------------------------
と、何だか
カレーのことより
イラン人についての方が長くなりましたが
そんなロンドン一人ご飯でした。
--------------------------------------------------------
〈シェアミィ〉という
「経験」のフリマサービス作りました!
子どもの受験、妊活、子育て、
セドリのやり方、フォロワーの増やし方など
一歩先を行く先輩の「経験」を
オンライン通話で気軽に聞くことができます!
※通話料無料
※登録料無料
※顔出し無しOK!
もちろん、販売者としても
ご自身の「経験」をメルカリみたいに
気軽に販売できます!
一度サイトを見てみてください!