略奪博物館、と揶揄される大英博物館。日本は略奪された? | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

ロンドンに来たら、

やっぱり大英博物館!
 
てなわけで、やって参りました
大英博物館!!
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別名、略奪博物館
 
略奪収集すること800万点!
いやー、よくぞそこまで
盗み集めまくったものです!
 
そんな後ろめたさからでしょうか、
入場は無料!
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中に入ると、こんなになってます
とてつもなく広い館内には
盗品収集品がずらーっと並んでいますが、
どれも本当に貴重なコレクション。
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入っていきなりあるのが、こちらの「ロゼッタストーン」(Room 4)
 
こちらは大英博物館の目玉盗品展示物で、
エジプトからの返還要求を
ずっと無視している逸品です。
 
こちらもエジプトから
もってきちゃったもの。
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ラムセス2世の胸像(Room 4)
 
実際には略奪にはフランスも
深く関与していて、
フランスが奪ったものを
イギリスがフランスから奪う、
 
なんてパターンも多々あります。
 
じゃー、次もしも
どこかの国が戦争おっぱじめて
イギリスやフランスを占領したら
「この遺跡の研究は、
高度な解析技術を有する
私の国でしかできない」
という理由で、
勝手にストーンヘンジとか
モンサンミッシェルの塔の一部とか
 
持って行っちゃっていいんですかね?
 
って、そうゆうことだと
思うのですが。
 
ほんと
ひどい話です。
 
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続いて、
「パルテノン・マーブル」(Room 18)
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こちらも大英博物館が誇る、自慢のコレクション
 
これはギリシャのかの有名な
パルテノン神殿の神殿から剥ぎ取って
イギリスに持ちこまれた装飾の彫刻たち。
 
何と、上の一部でなく、
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すべて! 剥ぎ取ってきちゃいました。
 
なので、部屋には一面!
パルテノン神殿の壁に飾られていた
彫刻の装飾がずらーーーーっと
並んでいます。
 
そして、
あの有名なパルテノン神殿には
そんな理由で彫刻がないわけです。
 
もちろんギリシャは
返還要求中。
 
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イースター島から持ち出されたモヤイ像(Room 24)
 
こちらは現地民が大英帝国に
献上したもの。
 
帝「うむ、何かあの像、いいね」
 
現地民「ははぁー。もちろん
お贈りさせていただきます
 
こんな感じでしょうか。
 
※もちろん、普通に収集したもの、収集家から寄贈されたものなどもたくさんあります
 
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と、そんなことを
世界中でやってたイギリス。
 
まさか日本のものも
略奪されてここにないだろうな。
 
そんなことされてたら
許せん!ムキー
 
と、日本のコレクションはないか
探していたら、
何と! 日本は特別に
日本のコーナーがででーーーんと
設けられているではないですか!!!
 
もう、ほかの国なんかの
何倍もの広さで展開されています。
 
え!? 日本ってそんなに
略奪されたの、、、?
 
明治維新のドサクサでか、
はたまた敗戦のドサクサでか、、、
 
とりあえず、
日本コーナーに行ってみることに。
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一番下、92-4が日本コーナーです
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ありましたありました! 何か、"日本"なんて漢字で書いちゃって、特別な感じです。入口も日本コーナー専用ですし(他にはこうゆうのはない)
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階段を登って行きます
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何か、障子のイメージでしょうか。和風感がハンパないです
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着きました! 日本コーナー。ここだけ完全に別館扱いです
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日本コーナー。"有史以前から現在まで" とあります
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入口のディスプレーは"根付"です。いきなり根付とは、外国人に人気だからでしょうか?
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色んな根付があるんですねー(^^)
 
根付まで盗んだんかい!!
 
と、怒りながら中に入ると、
そこには、、、
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扉をあけて中に入ると、、。
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何と何と!!!!!  この日本コーナーは天下の三菱商事プレゼンツだったのですね!!!
 
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中は広く、ずーーっと先まで日本コーナーです
 
さすが三菱商事!
 
日本のリーディングカンパニー!!
 
どうやら三菱商事の他にも、
日本政府や様々な企業・団体などが
この日本コーナー展開に協力していて

日本に関しては
全く略奪品ではなく
日本側から提供している
ものでした。
 
よかったーーー爆笑爆笑爆笑
 
やっぱり日本は
ほかの国と一線を画していて凄いです!
 
ちなみにコレクションを
見て行くと、、
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縄文土器
 
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弥生土器
 
{3C8E2903-6BC4-4D85-B2FE-DEDBDA7C3DCD}
埴輪!
 
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百済観音
 
{227788DE-13F6-4DF8-A4ED-D1628C461989}
鎧〜
 
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着物のディスプレーも
 
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日本の通貨だった小判!
 
という感じでした。
これは日本アピールの
一つなのかもしれませんね(^^)
 
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まー、とりあえずは
日本が他の国みたいに
英国人に略奪されまくってなかった、
ということにホッとして
(他の国には申し訳ないですが、、、)
 
博物館の他の
コレクションを見て行くと、
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エジプトのミイラ!(Room 63)
 
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こちらの博物館で一番人気です
 
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双頭の大蛇(Room 27)
16世紀ごろのメキシコ・アステカ帝国で作られた工芸品。モザイク状に組み合わせたターコイズ(トルコ石)が美しい!
 
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ウルのスタンダード(Room 56)
世界最初の文明、メソポタミア文明の都市・ウルの遺跡から出土した工芸品。紀元前約2600年ごろのもの
 
 
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グリフィンのアームレット(Room 52)
 
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アッシリア王の獅子狩りのレリーフ(Room 10)
今から約2500年前に描かれた、世界最初の世界帝国アッシリア帝国(今のイラク)の繁栄を物語るレリーフ
 
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ポートランドの壺(Room 70)
酔っ払いに破壊されて、大英博物館の執念でここまで直したという逸品
 
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雄山羊の像(Room 56)
こちらも上の「ウルのスタンダード」と同じ年代ぐらいに同じウルで発掘されたもの。銅、ラピスラズリ、金、銀、貝殻、石灰石など多種の素材で作られている
 
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エジプシャン キャット(Room 4)
別名「アンダーソンのネコ」。約2500年前、エジプトで製作されたブロンズ製の像
 
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ルイス島のチェス駒(Room 40)
ハリーポッターにも登場した、こちらの駒。スコットランドのチェス島で12世紀に製作された(推測)もの。
 
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特に女王の悩ましげな表情が人気!
 
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とキリがないので
この辺りで。
 
大英博物館は"略奪博物館"
とも呼ばれている一方で、
 
「持っていかれた国は、文明が遅れているんだから、文明が進んでいるイギリスが管理した方が世界の文明研究にはいい」
 
「持っていかれた国は、そもそもその遺跡の価値を知らなかったわけで、イギリスやフランスが研究して発見したものだから、イギリスやフランスのもの」
 
「これだけの遺跡を一箇所で、しかも無料で見られるのだから、ここにあった方がいい」
 
など、大英博物館を擁護する
声があるのもまた事実。
 
私は個人的には
持っていかれた側が返して欲しい、
と言うなら返すべきだと思いますが。
 
皆さんはどう思われますでしょうか?

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