3月18日(土)
天気:曇り
ヨーロッパにいるからには
是非行ってみたい!
と思っていた街の一つが
チェコのプラハ!
と言っても、かなり昔に
「プラハは綺麗な街」と
何かで読んだだけで、
何があるのかも良く知らず、
ただ漠然と「プラハって綺麗なんだろうなー」と
思っていたわけです。
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と、そんな前知識なしに
軽い気持ちで向かった週末旅行のプラハ。
飛行機で約2時間。
驚くほどに近い!!
空港から市内へは
地下鉄で移動。
誰も切符をスタンプしている人など
おらず、みんなスイスイ通って行きます。
すごいシステム。。
地下鉄の中は、
パリと違って綺麗!!
カラフルで清潔な車内!
地下鉄でとりあえず向かったのは
ホテル近くの大通り、
ヴァーツラフ広場。
今から約50年前の1969年、
この通りをソ連の戦車が占拠し、
チェコ(当時はチェコスロバキア)の
自由化(プラハの春)を弾圧した
歴史的な広場(大通り)です。
プラハと言えば、
「プラハの春」というイメージが
一番強かった自分にとって、
※プラハと言えば、それしか知らなかった。。
「ここが、あの事件の舞台か!」
と、大興奮!!
世界史に名を刻む
大舞台を歩くことに
感激しました。
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と、この通り以外は
よく知らなかったので、
あとはガイドを見ながらふむふむと
歩いて行きます。
地球の歩き方によると、
プラハのメインは
この通りなどではなく、
全く別の模様。
(ヴァーツラフ広場は、おまけ程度の扱いでした)
さっそくプラハの
目玉に向かいます。
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プラハは
"世界一美しい古都"で、
中世の雰囲気が色濃く残る街。
と、ガイドに書いてあった通り、
パリとまたちょっと違う雰囲気。
歩いていると尖った塔が
たくさんあり、
なぜかそれらは結構黒ずんでいます。
それがまた
重厚感を出していて
いい感じです。
街中を走るチンチン電車も
レトロなものもあっていい雰囲気。
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さてさて、
先ほどの大通りから
歩くこと5〜8分。
プラハ旧市街の
入り口にやってまいりました!!
その入り口に建っているのは、
「火薬塔」と呼ばれる塔。
この塔から、かつて
王様が変わるたびにパレードしていた道、
かつて貴族やお金持ちの邸宅が多く、
入り口には立派なレリーフが
ツェルトナー通りを
綺麗な広場に出ました!
この広場の名前は
"旧市街広場"。
プラハの目玉スポットです。
ツェルトナー通りから入って
正面に見えるゴシック様式の塔に
まず目がいきますが、
こちらは、
プラハの名所、「旧市庁舎」。
プラハ観光ハイライトの
一つです。
そしてこの旧市庁舎を
有名たらしてめているのは、
側面に取り付けられている天文時計。
天文時計の製作は、何と15世紀!
約600年前のものです。
日本で言うと、
室町時代からのもの。
すごい。。
天文時計は
プラネタリウムと呼ばれていて、
天動説(宇宙は地球を中心に動いていると信じる説)
に基づいた天体の動きと
現在の時間を示しています。
構造の理解は別にして、
デザイン的にとてもいい雰囲気です!
下の時計は暦表盤で、
1年12ヶ月の
農村における四季の作業を描いた暦(絵)が、
一年をかけて一周します。
そして、この天文時計は
からくり時計になっていて、
1時間に一回、
人形仕掛けのショーが
行われます。
時計の上の窓から
キリストの十二使徒が現れて
行進するものですが、
すぐに終わるし、特に何も起きないので
正直"あ、それだけ?"という感じでした。。
でもそのショーを見るために、
毎正時に観光客が時計の下に
どっと集まります。
そのショーも
プラハ名物の一つです。
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と、その旧市庁舎で長くなりましたが、
旧市街広場の魅力は
それだけではありません!
その旧市庁舎を振り返ると、
でーーーん! と、建っているのが
「ティーン教会」。
この「ティーン教会」、
個人的にはプラハで一番好きです!
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と、旧市街広場は他にもたくさん見所があるのですが、
あまりにも長くなるので割愛。。
広場を抜けて、
さらに「王の道」を歩いて行きます。
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道はツェルトナー通りから
カレル通りへ。
土産物屋などが
立ち並ぶ中、ずんずん歩いていくと、
道は川に突き当たります。
その川に架かる橋のたもとには、
これまた立派な橋塔が!
プラハを象徴する橋、"カレル橋"。
"カレル橋"。プラハ最古の石畳の橋で、600年の歴史があります
橋の両側には30体の
聖人像が並び、
この橋が特別であることを
感じ取ることができます。
ちなみにこの橋からの眺め、
特に夜景は有名で、
この先にある王宮(プラハ城)が
本当に美しく見えます。
橋を渡った先にも橋塔が。
さらに進み、道のゴール、王宮を目指し
チンチン電車に乗車(城は高台にあるため)。
城に入ると、
目に飛び込んでくるのは
プラハ城の中心的存在、
「聖ヴィート大聖堂」。
教会、王宮を出て上に回ると、
門を抜けると目の前に出現するので、かなりの迫力に感じられます
高い天井の教会です
ステンドグラスが美しい
旧王宮に行きましたが、
撮影は禁止。
でも中はそんなに感動するほどでも
ありませんでした。
黄金小路と呼ばれる
小さな家が並ぶエリアが。
カフカと言えば、
村上春樹の「海辺のカフカ」で
何となく名前は聞いたことあった、
という方も多いかもしれません。
(私がそれです)
チェコでは、カフカは
かなり人気の作家で、
街のあちこちでカフカの
お土産などが売ってます。
これを機に、今度カフカを
読んでみようかなと思いました。
夜は市民会館で開催される
クラシックのコンサートへ。
「王の道」の入口、火薬塔の隣にある市民会館。これまたエレガントで立派な建物です!
今日のコンサートは、ヴィヴァルディの「四季」!
市民会館の中に入り、雰囲気たっぷりの階段を上ると、、
アールヌーボーの豪華な装飾が見事です!!
会場のスメタナ・ホール。曲線美が美しいホールです!このホールは、
「のだめカンタービレ」の
ロケ地としても使われたようで
※見てませんが、、、
そのような理由もあってか、
そのような理由もあってか、
コンサートにはたくさんの日本人が
いらっしゃいました!
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最後にプラハの食事について。
プラハの料理は肉が多く、
オススメされて食べたのが
豚ひざ肉のロースト。
こちらの豚肉、
ジューシーですが、
逆にジューシー過ぎて量を食べられません。。
全然食べきれませんでした。。
そして、街を歩いていると
ちょこちょこ見かけたのが、
コルネのようなお菓子「トゥルドロ」。
試しに一つ、買って食べてみると、、
砂糖を大量にまぶした揚げパン生地を
コルネのように巻き、
その中にクリームを入れて
上に生クリームをトッピング。
めっちゃ甘い!!
そして、重い。。
日本人には
ヘビーかもしれません。。
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と、ざーっと巡ったプラハ。
観光のメインである旧市街と
王の道だけであれば、
一日で回れてしまいます。
中世の街並みが好きな方には、
ぜひおすすめの街です!!