中世の街並みが美しい"プラハ"を歩いてみた! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

3月18日(土)

天気:曇り
 
ヨーロッパにいるからには
是非行ってみたい!
 
と思っていた街の一つが
チェコのプラハ!
 
と言っても、かなり昔に
「プラハは綺麗な街」と
何かで読んだだけで、
何があるのかも良く知らず、
ただ漠然と「プラハって綺麗なんだろうなー」と
思っていたわけです。
 
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と、そんな前知識なしに
軽い気持ちで向かった週末旅行のプラハ。
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チェコの首都、プラハ。ドイツの隣、オーストリアの上にあります
 
飛行機で約2時間。
驚くほどに近い!!
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プラハの空港。かなり近代的できれいです
 
空港から市内へは
地下鉄で移動。
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プラハ地下鉄の改札は、超ーーーシンプル。バーなどはなく、ただ切符のチェック機があるだけです
 
誰も切符をスタンプしている人など
おらず、みんなスイスイ通って行きます。
 
すごいシステム。。
 
地下鉄の中は、
パリと違って綺麗!!
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カラフルで清潔な車内!
 
地下鉄でとりあえず向かったのは
ホテル近くの大通り、
ヴァーツラフ広場。
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プラハの目抜き通り。パリで言えばシャンゼリゼです
 
今から約50年前の1969年、
この通りをソ連の戦車が占拠し、
チェコ(当時はチェコスロバキア)の
自由化(プラハの春)を弾圧した
歴史的な広場(大通り)です。
 
プラハと言えば、
「プラハの春」というイメージが
一番強かった自分にとって、
※プラハと言えば、それしか知らなかった。。
 
「ここが、あの事件の舞台か!」
と、大興奮!!
 
世界史に名を刻む
大舞台を歩くことに
感激しましたおねがい
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美しい建物が並ぶ大通りです
 
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と、この通り以外は
よく知らなかったので、
あとはガイドを見ながらふむふむと
歩いて行きます。
 
地球の歩き方によると、
プラハのメインは
この通りなどではなく、
全く別の模様。
(ヴァーツラフ広場は、おまけ程度の扱いでした)
 
さっそくプラハの
目玉に向かいます。
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プラハは
"世界一美しい古都"で、
中世の雰囲気が色濃く残る街。
 
と、ガイドに書いてあった通り、
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うーん、いい雰囲気の街並みですラブ
 
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突然、このような尖った塔がたくさん出現します
 
パリとまたちょっと違う雰囲気。
 
歩いていると尖った塔が
たくさんあり、
なぜかそれらは結構黒ずんでいます。
 
それがまた
重厚感を出していて
いい感じですウインク
 
街中を走るチンチン電車も
レトロなものもあっていい雰囲気。
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チンチン電車はレトロなものから、近代的なものまで走ってます
 
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さてさて、
先ほどの大通りから
歩くこと5〜8分。
 
プラハ旧市街の
入り口にやってまいりました!!
 
その入り口に建っているのは、
「火薬塔」と呼ばれる塔。
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「火薬塔」。またまた黒ずんでいて、尖ってます
 
この塔から、かつて
王様が変わるたびにパレードしていた道、
「王の道」が始まります。
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ツェルトナー通り。「王の道」の一部。石畳の道です
 
この道の両側の家々は、
かつて貴族やお金持ちの邸宅が多く、
入り口には立派なレリーフが
飾られているのを見かけます。
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昔は住所表記がなかったので、このレリーフ(紋章)が目印でした。ごっついレリーフです!!
 
ツェルトナー通りを
5分ほど歩いていくと、、、
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おお!! と思わず声が出る
綺麗な広場に出ました!
 
この広場の名前は
"旧市街広場"。
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パノラマで撮ってみました(^^)
 
プラハの目玉スポットです。
 
ツェルトナー通りから入って
正面に見えるゴシック様式の塔に
まず目がいきますが、
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おーー! ゴテゴテ感がたまりません>_<!

こちらは、
プラハの名所、「旧市庁舎」。
 
プラハ観光ハイライトの
一つです。
 
そしてこの旧市庁舎を
有名たらしてめているのは、
側面に取り付けられている天文時計。
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巨大な時計が二つ、塔の下の方に並んでいます
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上が天文時計、下が暦表盤
 
天文時計の製作は、何と15世紀!
約600年前のものです。
日本で言うと、
室町時代からのもの。
すごい。。
 
天文時計は
プラネタリウムと呼ばれていて、
天動説(宇宙は地球を中心に動いていると信じる説)
に基づいた天体の動きと
現在の時間を示しています。
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かなり複雑な時計です
 
構造の理解は別にして、
デザイン的にとてもいい雰囲気です!ウインク
 
 
下の時計は暦表盤で、
1年12ヶ月の
農村における四季の作業を描いた暦(絵)が、
一年をかけて一周します。
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1日でひと目盛り動き、一年で一周します
 
そして、この天文時計は
からくり時計になっていて、
1時間に一回、
人形仕掛けのショーが
行われます。
 
時計の上の窓から
キリストの十二使徒が現れて
行進するものですが、
すぐに終わるし、特に何も起きないので
正直"あ、それだけ?"という感じでした。。
 
でもそのショーを見るために、
毎正時に観光客が時計の下に
どっと集まります。
 
そのショーも
プラハ名物の一つです。
 
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と、その旧市庁舎で長くなりましたが、
旧市街広場の魅力は
それだけではありません!
 
その旧市庁舎を振り返ると、
でーーーん! と、建っているのが
「ティーン教会」。
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ゴシック様式&二本の塔で、派手さはピカイチです!
 
この「ティーン教会」、
個人的にはプラハで一番好きです!
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建物の後ろにある感じも、それがまた奥から迫ってくる感じを醸しています!
 
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と、旧市街広場は
他にもたくさん見所があるのですが、
あまりにも長くなるので割愛。。
 
広場を抜けて、
さらに「王の道」を歩いて行きます。
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道はツェルトナー通りから
カレル通りへ。
 
土産物屋などが
立ち並ぶ中、ずんずん歩いていくと、
道は川に突き当たります。
 
その川に架かる橋のたもとには、
これまた立派な橋塔が!
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1400年に作られた橋塔。黒ずんだ雰囲気で重厚感たっぷり!
 
その橋塔を抜けた先に架かる橋が、
プラハを象徴する橋、"カレル橋"。
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"カレル橋"。プラハ最古の石畳の橋で、600年の歴史があります
 
橋の両側には30体の
聖人像が並び、
この橋が特別であることを
感じ取ることができます。
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こんな感じの聖人像がずっと並んでいます
 
ちなみにこの橋からの眺め、
特に夜景は有名で、
この先にある王宮(プラハ城)が
本当に美しく見えます。
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今辿っている道、「王の道」はこの王宮への道です
 
橋を渡った先にも橋塔が。
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いかにも"中世!"な雰囲気の橋塔です
 
さらに進み、
道のゴール、王宮を目指し
チンチン電車に乗車(城は高台にあるため)。
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クラシカルなデザインがかわいい!(^^)
 
チンチン電車を降りて
さらに登ると、城が見えてきました!
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教会の尖塔か見えます
 
着きましたー!
「王の道」のゴールはここ。
 
その城の入口には、
衛兵が微動だにせず立っています。
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目だけがキョロキョロ動いてました(^^)
 
城に入ると、
目に飛び込んでくるのは
プラハ城の中心的存在、
「聖ヴィート大聖堂」。
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門を抜けると目の前に出現するので、かなりの迫力に感じられます
 
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高い天井の教会です
 
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ステンドグラスが美しいおねがい
 
旧王宮に行きましたが、
撮影は禁止。
でも中はそんなに感動するほどでも
ありませんでした。
 
教会、王宮を出て上に回ると、
黄金小路と呼ばれる
小さな家が並ぶエリアが。
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王に仕える召使たちが住んでいたエリアです
 
その中に、かつて作家カフカが
仕事をしていた家があります。
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カフカの家。カフカはチェコを代表する作家。
 
カフカと言えば、
村上春樹の「海辺のカフカ」で
何となく名前は聞いたことあった、
という方も多いかもしれません。
(私がそれです)
 
チェコでは、カフカは
かなり人気の作家で、
街のあちこちでカフカの
お土産などが売ってます。
 
これを機に、今度カフカを
読んでみようかなと思いました。
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後ろから見た教会。立派ですねー。
 
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散策を終え、
夜は市民会館で開催される
クラシックのコンサートへ。
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「王の道」の入口、火薬塔の隣にある市民会館。これまたエレガントで立派な建物です!
 
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今日のコンサートは、ヴィヴァルディの「四季」!
 
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市民会館の中に入り、雰囲気たっぷりの階段を上ると、、
 
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アールヌーボーの豪華な装飾が見事です!!
 
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会場のスメタナ・ホール。曲線美が美しいホールです!
 
このホールは、
「のだめカンタービレ」の
ロケ地としても使われたようで
※見てませんが、、、
そのような理由もあってか、
 
コンサートにはたくさんの日本人が
いらっしゃいました!
 
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最後にプラハの食事について。
 
プラハの料理は肉が多く、
オススメされて食べたのが
豚ひざ肉のロースト。
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げーー! でかい!!
 
こちらの豚肉、
ジューシーですが、
逆にジューシー過ぎて量を食べられません。。
 
全然食べきれませんでした。。
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こんなコスプレの店員さんが、サーブしてくれました(^^)
 
 
そして、街を歩いていると
ちょこちょこ見かけたのが、
コルネのようなお菓子「トゥルドロ」。
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街のあちらこちらに、このような店が出ていて、そして売れてます
 
試しに一つ、買って食べてみると、、
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ボリューム満点!
 
砂糖を大量にまぶした揚げパン生地を
コルネのように巻き、
その中にクリームを入れて
上に生クリームをトッピング。
 
めっちゃ甘い!!
 
そして、重い。。
 
日本人には
ヘビーかもしれません。。
 
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と、ざーっと巡ったプラハ。
 
観光のメインである旧市街と
王の道だけであれば、
一日で回れてしまいます。
 
中世の街並みが好きな方には、
ぜひおすすめの街です!!