パリの古道、"サントノレ通り"を散策! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

2月17日(金)
天気:晴れ

最近急に
春の陽気になってきたパリ。

暖かくなってくると
行きたくなるのが散歩!

というわけで、
今日はパリで最も古い道の一つ、
"サントノレ通り"を散策します!!

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パリは約2000年の歴史があり、
それ以前はルテティアという
ケルト人の集落があったところ。
(※中央アジア、今の中国の西側にある国々
〈カザフスタンやウズベキスタンなど〉から
ヨーロッパ中部にやってきて住み着いた人々)

ルテティアとは
"泥"という意味で、
ローマ人が避けていた土地でしたが、

約2000年前にローマは反発する
ガリア(フランスの土地の古い呼び名)を
攻撃し、ルテティアを制圧。

そこからルテティアは
ローマ人によって
街が作られ始めました。

そして、そのころから
すでに存在する道が、
今日の散歩道、"サントノレ通り"です。
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パリの真ん中を走る道です。ただし、そんなに太い道ではありません

ルテティアの時代、
この街の幹線道路として
作られた道。

2000年もの間、
人々に踏まれてきた道と思うと
感慨深いものがあります!

蛇足ですが、
その他にパリの主要な古い道と言えば、
・サンジャック通り
・サンマルタン通り
・サンドニ通り
があります。

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では、早速サントノレ通りを
歩いてみましょう!

サントノレ通りは
昔のパリの城壁を出ると
"フォーブル(郊外)サントノレ通り"という
名前になっていますが、

今回は、外側からセンターに
向かう形で歩いていきます。
※外側と言っても、今日ではめちゃめちゃ都会ですが

スタート地点は、
フォーブル・サントノレ通りが始まる
テルヌの交差点から。
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テルヌの交差点から、パリのセンターに向かって撮った写真です

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テルヌは凱旋門のすぐ近く。しばらく、シャンゼリゼ通りと並行して歩きます

パリといえばシャンゼリゼ通りが
有名ですが、
シャンゼリゼ通りは19世紀に
完成した道路なので
歴史はまだ200年弱。
※といっても、かなりの歴史ですが、、

2000年 対 200年なので
歴史の長さにおいては
サントノレ通りには
到底かないません。

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この順番に巡っていきます

テルヌから歩いて行き、
オッシユ通りとの交差点(上地図①地点)を
右に見ると、凱旋門が見えます。
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小さく凱旋門が見えます

そして左を見ると、
日本大使館が見えます。
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パリの日本大使館は、なぜかパリっぽくないガラス張りの近代的な建物です(写真では見にくいですが、、)

さらに進むと、
何やら巨大な館が見えてきます。
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パリでもなかなか見ない大きさの館です(地図②地点)

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立派な門構えです

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FONDATION SALOMON DE ROTHSCHILD (フォンダシオン サロモン ド ロスチャイルド)。ロスチャイルド財団の建物です

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建物の裏の大きな庭園は、公園として公開されています。入って見ると、、

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広い庭園!! さすがロスチャイルド家の邸宅です

建物は今は財団が管理していて、
イベントなどで使われている模様。
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すごい家。ロスチャイルド家、、、さすがです、、

庭園を出て、
またフォーブル・サントノレ通りを
歩いて行くと、
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オスマン通りとの交差点。まだ凱旋門が見えます!(地図③地点)

どんどん行きます!
道はセンターに向かって
ゆったりとした下り坂になっています。
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パリは西側(南北も)は高台です。軽い下り坂を下りていきます

フォーブル・サントノレは
かつてマレ地区に住んでいた
貴族たちが(13〜17世紀)、

18世紀、汚くて臭いマレから
逃れるように移住してきたところ。

そのため、
通りには豪華な貴族の
館が立ち並んでいます。
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このような元貴族の館が、たくさん建ち並んでいます

つまり、
基本的にはこの通りは
リッチマンの通り。

そのため、富裕層に向けた
店をたくさん見ることができます。
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家具屋のウィンドウには、こんな家具も。貴族感半端ないです

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画廊やアートショップも多い! と、作品をよく見てみると、変なものも多い!

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これは、ガラスの中にフェンディのバッグが入っていて、その中にダイエットコークが詰め込まれています。。

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ぶっ飛んだ椅子と机です。。ぐちゃぐちゃで見にくいですが、、

お金持ちの趣味は
よくわかりません。。

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さらに進んでいき、
サンフィリップデュルール教会を
通過します(地図④)。
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外観修復中です

せっかくなので、ちょっと
教会の中に入ってみると、、
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誰もいません! しーーーーんと静まり返ってます

誰もいない教会は
厳か過ぎてちょっと怖い。。
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天井のステンドグラス。綺麗です(^^)

教会を出て、
さらに下ると、
パリで最も高いホテルの一つ、
"ル・ブリストル・パリ"が現れます(地図⑤)。
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一番安い部屋でも一泊10万越えのホテルです

"ル・ブリストル"を過ぎると、
やけに警備が厳しいエリアに
たどり着きます。

というのも
ここは、、
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どーん! と、エリゼ宮だからです!!(地図⑥)

エリゼ宮とは、
つまり大統領府のこと。

つまり、大統領の官邸です。
それはもちろん、最大の警備体制なわけです。

エリゼ宮を通り、
道を挟んですぐに、
ロスチャイルド家が所有する銀行
エドモンド・ロスチャイルド銀行があります。
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ロスチャイルド財団の投資銀行です

そして、そのすぐ隣には、
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こちらにもロスチャイルド系の銀行が建っています。この一帯はロスチャイルド村です

そしてそのすぐ隣に、
イギリス大使館があります。
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イギリス大使館。立派な館です

そして!
その隣に!!
我らが日本の大使公邸があります!!
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日本大使公邸! 立派な館です(^^)

日本の大使公邸、
パリの一等地にあります!

大統領府、ロスチャイルド村、
イギリス大使館、そしてすぐ裏には
アメリカ大使館もある
まさにパリの超一等地(地図⑦)。

そこに日本大使公邸は
あるわけです(^^)。

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この辺りから、
世界に誇るフランスの高級ブランドの
本店が軒を連ね始めます。

まずはエルメス(地図⑧)!
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日本大使公邸のすぐ近くにあります

そのすぐ先の交差点を右に見ると
コンコルド広場が見えます(地図⑨)。
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コンコルド広場。塔が立っている所が、広場です。その先に見えるのは、国会議事堂。さらにその先に見える金色のドームはアンヴァリッドです

交差点を左に向くと、
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マドレーヌ寺院があります

ここで
フォーブル・サントノレ通りは
おしまい。
ここからやっと
サントノレ通りになります。

サントノレ通りを
進んでいくと、
ノートルダム・ド・ラソンプション教会が
現れます。
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通りにドームが迫ってます!

その教会の前の道を左折すると、
そのすぐ先にはシャネルの本店が!
(地図⑩)
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シャネル本店。高そー>_<

サントノレ通りに戻り、
さらに進むと、
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左手にヴァンドーム広場が見えます(地図11)


そのすぐ先には、
バッグで人気のゴヤールの本店があります。
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ゴヤールのバッグ、高い!!

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店頭にはこんな感じでトランクが積まれています。色使いがいいですね(^^)

さらにその先には、
恐らくパリで最も人気のセレクトショップ、
コレットがあります。
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いつも店内は混雑してます

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ファッショニスタ御用達のショップです

まだ続きます。。

しばらくしてピラミッド通りとの
交差点からは、
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ピラミッド通り。右を向くと、、

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黄金のジャンヌダルク像が!

この交差点辺りでジャンヌダルクは
戦って負傷したと言われています。
(私はここで切符切られました。。)

さらに行くと、
どどーん! とコメディー・フランセーズの
建物が出現します(地図12)。
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フランスを代表する国立劇団です

そしてその横は、、
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パレ・ロワイヤル!(地図12)  中に入ると、、

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かつての王の館です。奥の庭、シマシマの高さが異なる円柱のオブジェが人気です


まだまだ行きます!

そのパレロワイヤルのすぐ前は、
ででーーーん! と
ルーヴル美術館!

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やってきました、ルーヴル!(地図13)

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通路の出口からは、連なったピラミッドを見ることができます。定番の写真スポットです

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ルーヴル! いつ見ても綺麗です!


と、
再びサントノレ通りに戻り、
さらに先に進みます。

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左手にレアールの公園が見えてきました!(地図14)

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ゴール!
ここがサントノレ通りの終点(起点)です。

と、何とも見どころたっぷりの
サントノレ通り。

パリで最も古い道なだけでなく、
エリゼ宮があったり
フランスのハイブランドが
本店を構えていたり、
ルーヴル美術館、パレロワイヤルなど
見どころがたくさん!

観光ルートに入ってくることは
あまりないと思いますが、
フランスの大事なものがぎゅっ! と
詰まった通りなので、
ぜひお出かけになってみてください!

距離: 5キロほど
所要時間: どこも立ち寄らなければ、1時間ほど
※テルヌからの方が、下りになるので楽です

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