社交辞令を知らないスコットランド人 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

2月13日(月)
天気:晴れ

フランスで人気のスポーツと言えば、
断トツでサッカー!

その次に来るのがテニス、
そしてペタングや柔道、
そしてお国柄! 乗馬などが
入ってきます。

日本で人気の野球は
フランスでは全く人気がありません!!

そして、他にも
バスケットボール、ラグビーなどが
人気ですが、

昨日パリの郊外にある
スタッド・ド・フランス
(フランス国立競技場)で
フランス対スコットランドの
ラグビー国際試合があるとのことで
観戦に行って参りました。

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スタッド・ド・フランスには
RER(JR的な電車)、地下鉄で
行けますが、
我々は地下鉄をチョイス!

13番線で行けるので、
アンヴァリッド駅から乗車すると、、
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いきなりスコットランド人たちが、車内で寝転がって大騒ぎしてます!!

アンヴァリッドから
スタッド・ド・フランスまで
約20分。
12駅も先ですが、
もうすでに大盛り上がりです。

車内にはスコットランドの
サポーターがたくさんいらっしゃり、
スコットランドの応援を
大声でもう始めていますニヤニヤ

ちょっと短いですが、
その雰囲気をビデオに撮ったので貼り付けます!

車内が徐々に混みだして
ラッシュのようになっても、

スコットランドの歌だけでなく、
フランスの国歌を歌い出したり、
スタジアムの駅まで
みなさんずっと歌ってました。

そんなこんなで
スタジアムの駅に到着。
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着きました、サンドニ・ポルト ドゥ パリ駅

改札を出ると、
もうお祭りムードで
大会スタッフ(?)が
みんなの顔にフランス国旗
(トリコロールカラー)の
ペイントを施していきます。
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みんな楽しそう(^^)

ところで、
スタジアムがあるエリアは
サンドニというパリ(及び周辺)でも
特に治安が悪いエリア。

少し不安でしたが、
外に出てみると、
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駅からは街を通ることなく、専用の道でスタジアムに向かいます。安全!

何と言っても、
スタッド・ド・フランスは
2015年11月に起きた
パリ同時多発テロで
自爆テロがあったところ。

あの時はサッカーの国際試合が
行われた時でした。

それもあって、
サンドニは怖い、、、

という印象がありましたが、
駅からの道には銃を持った警官がびっしり!
警備万全で、
とても安全な雰囲気でしたウインク

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スコットランド人のサポーター、
民族衣装を着ている方も多かったのですが、
やはり男性のスカート、気になります。。
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ごっついおっさんが、タータンチェックのスカート履いていて、民族衣装と分かっていても気になります。。

たまにスカート履いたおっさんが
階段にドカっと座ってるわけですが、
まったくケアしないので
もー! 
パンツ見えてますから!!!

気色悪いったら
ありゃしませんチューチュー

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スタッド・ド・フランスに
到着!
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デカイ!!フランス最大のスタジアム! 収容人数は、日本最大の日産スタジアム(新横浜)より約1万人多く8万1000人!!

中に入るには、
ボディチェックを2回。

中に入るのに長い列を並んでいると、
突然何食わぬ顔で前に入ってきた
スコットランド人(女性2人組)。

あまりに自然に入ってきたので、
前の人の友達かと思い、
特に何も言わなかったのですが、
二人はビールを両手に持って
グビグビしており、

もうすでに
いい感じになっている模様。

かなり陽気で、
突然話しかけてくるわけです。

スコットランド人
「なに、あなたたちどこから来たの?」

奥さん
「日本ですよ。でもパリに住んでるけど」

スコットランド人
「あっそう、なに、こっちで
仕事してんの?」

奥さん
「そうですよ」

スコットランド人
「え、何の仕事してんの?」

と、ぐいぐい質問してくるわけです。

途中、かなり容赦ない
高速英語になったので、
私はついていけなくなり、
奥さんが彼女たちと話していましたが、

何やら日本の話を
していたわけです。

で、彼女たちとの話が終わり、
ボディチェックが終わって
彼女たちと別れたあと
奥さんに何を話していたか聞くと、

どうやら日本で2019年に
ラグビーのワールドカップがある
という話だったとのこと。

その話の中で、
スコットランド人が言い放ったのが、

「あー、日本ね。2019年日本で
ワールドカップやるけど、
日本なんて見るとこないよねー。
小さい国だし」

と言われたとのこと、、、

おどりゃーーー!
日本のこと知っとるんかい!!

日本にはたくさん
見るとこあるわ!!!

というか、
日本はあんたの国
(スコットランド)より
デカイわい!

約5倍デカイわ!


と、
もし私が英語ペラペラで
会話に入ってたら
そう言いたかったーー。

私のように高速英語に
ついていけないと、
向こうも適当に当たり障りのない話しか
してこないですが、

奴らと対等に話せてしまうと
ガンガン本音出してくるわけですねー。

というか、
日本のことそう思ってても、
普通社交辞令で
「あー、日本、いいとこよねー」
「行ってみたいわー」

とか、言うでしょ!!普通!

酔っていて本音が出たのかも
ですが、
初対面の人に、
その人の国のことを
「見るとこないよね、おたくの国」
って言われて、

ハッピーになる人、
いますかね!!

あー、もう
これだから欧米人、嫌いになるわ。
(もちろんいい人もいると思いますが)

そんなことは置いておいて
ラグビーです。

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ラグビー大好きな奥さん。ゲートに着くなり、早く入りたいと走ってスタジアムの中へ! おーい! コケるなよ!!

中に入ると、
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おー、なんかもう盛り上がってます!

スタジアム、満席!!
ラグビー、人気ありますねー(^^)

そしてフランス人の大好きな
国歌斉唱。

マーション、マーション! ほんと盛り上がります、この国歌

フランスの国歌は
戦意を高める目的で生まれた歌ですから、
国際大会にはうってつけです。

国歌斉唱が終わり、
試合開始!
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フランス vsスコットランド。好カードです!

現在(2月12日現在)、
フランスは世界ランク8位。

スコットランドは7位。

かなり均衡した好カード。


ちなみに昨年のワールドカップでは
日本は当時世界ランク3位の
南アフリカを予選の初戦で撃破。

世界に衝撃を与えましたが、
第二戦のスコットランド戦で敗退。

そんな記憶がよみがえります。


話は戻りますが、
フランスvsスコットランドは
最後まで均衡したいい試合に。

観客席も応援に熱が入りますが、
私たちの前に座っていたのは、
スコットランド人のサポーター。
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周りはほぼ100%フランス人の席で、
一人、めっちゃ声を張り上げて
スコットランドを応援していました。

すごい勇気だな。。

試合は結局、かたーーーい試合運びで
勝ちを取りに行ったフランスが勝利。
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Vive la France! (ヴィーヴ ラ フランス! フランス万歳!)

フランス、やっぱホームで
負けられないよなー。

キックばっか選ばないで
トライ目指せよ!

と、突っ込みたくなりましたが、
まー、そこはよしとして
フランスハッピーで締めくくりました。


はー、楽しかった(^^)
と帰り道、これが何万人もが
一気に地下鉄の駅に入ろうとするので、
大混雑するわけです。

将棋倒しにでもなったりしたら
大変です。

そこで、人の流れを区切るのに
登場したのが、馬!!
人の大河にすーっと入ってきて
流れをブロック!
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馬壁! なるほど、これはナイスアイデアです(^^)

馬を跳ね除けて入っていく人はいないし、
騎上の警官が目立つので、
みんな大人しく従います。

こうゆうとこ、
かっこいいですよねー、
フランス。

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それにしても
スコットランド人のあの言動、
やっぱり日本って、
大方そう思われてるんでしょうかねー。

まー、欧米のことしか知らない、
(知ろうとしない)
世界の狭い欧米人からしたら
無理はないかもしれませんが。。