パリに小野小町が登場! その目的とは!? | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

9月22日(木)
天気:晴れ


ようやく何とか動けるようになり、
今日はフランス人の友人に会うために
久しぶりに街へ!

と、街を歩いていると、
たまたま入った店に
何とも大和撫子な雰囲気の方が!!
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こ、この方はいったい!!?

いったいこの店は!?
と思っていたら、
「現在、秋田県湯沢市の特産品を
広く知っていただくための
展示会をやっております」
とのこと。

あ、なるほどですね!

いまパリでは
秋田のキャンペーン真っ只中。

オデオンにある「寿月堂」では
上の秋田県湯沢市の
「川連漆器(かわつらしっき)」と
「こまちブランド」の
展示会をやっていて、
(26日まで。明日はパリ日本文化会館でも実施)

オペラにある「エスパス シンコ」では
『COOL AKITA in Paris』という名で
秋田県主催の物産展を
展開しているわけです。
(24日まで)

秋田、パリでグイグイ
特産品をアピールしてます!

では、いったいどのようなものを
アピールしているのか。


秋田県湯沢市の「川連漆器」は
何と800年も続く、
県を代表する漆(うるし)塗りの
伝統工芸品。
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鎌倉時代から続く工芸品です

職人の手によって
漆を何度も塗り重ねて作られ、
実用的な堅牢さと美しい装飾が
特徴となっています。
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美しく実用的な工芸品です。大正時代から大英博覧会を始めフランス、オランダなどの博覧会で西洋に広く知られてきました

展示会場には、
「川連漆器」の伝統工芸士の方々も
いらっしゃっていました。
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左は「利山」の佐藤公さん。右は「寿次郎」の佐藤史幸さん

「寿次郎」のFacebookを見ると
漆の木から樹液を丹念に
採取していることが分かります。

漆器は確かに簡単に
手が出せる価格の代物ではないですが、
長く使うほどに美しさが増す
一生モノなので、自分も
いつかは! と思っている次第です。

それにしても日本の伝統工芸って
素晴らしいです!!!



「川連漆器」ともう一つの
目玉の「こまちブランド」の
展示を見てみると、、
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湯沢市の特産品である発酵食品をPR

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「いぶりがっこ」
燻製したたくあん、というようなテイスト。お酒のつまみに最適!! チーズとも相性抜群!!

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天然酵造味噌も秋田県湯沢市の名産品!

ところでこちらの衣装、
何かと聞いたところ、
小野小町の衣装とのこと。

日本が言う
世界三大美女のひとりに
数えられる小野小町は、
秋田県湯沢市の出身とのこと。

つまり、
小野小町に扮していたわけです。

そしてその小野小町から
「こまちブランド」が誕生したわけです。


日本政府は
外国に日本の文化を
発信しようと懸命になっていますが、
今回の秋田のようなアピール、
今後他の県もぜひ続いて欲しいものです!!