ノーと言えるパリの内装業者にたじろく | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

7月25日(土)
天気:朝・雨、昼から晴れ

パリ生活を始めて1ヶ月、
ずっと来なかったカーテンレールの
工事がようやく来ました。

また直前で延期かと
思っていたら、
朝8時半過ぎに
家のベルが鳴り、
工事のおじさん2人が
玄関口に。

やっと来たー!
と、玄関を開けて
どうぞ中へ、お願いします、
的なことを言った刹那、
ちょいちょいちょい!
二人のおじさんは
土足で家の中にズカズカ!!

エクスキューズモワ!!
と、シューズを指差し
シューズ、オフプリーズ!
と言うと、
ノー!

えー!

しかし、
それだけハッキリ
言われると、
何も言えず。。

フランスでは、
靴は脱がないんだ、
的なことを多分言いながら
昨日ほうきで掃いて、
雑巾掛けまでして
きれいにした床に、
ズカズカ入ってきます。
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その靴、どこ歩いてきたのー と、思いながら、やられるがままです。。

確かにフランスでは
室内で靴を脱がないのは
知ってしましたが
これまでこの部屋に来た
フランス人の業者さんは
お願いすれば脱いでくれてたのにー
と、こちらのお願いを
一蹴する態度に
だんだん腹が立ってきましたが、
郷に入っては郷に従えです。

工事の様子を
見守り、
やっとカーテンが
付くことへの喜びに
心のベクトルをシフトさせ
怒りを何とか抑えることが
できました。

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壁はコンクリートなので、電動ドリルで開けていきます

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ホテルでも部屋でスリッパに履き替えてしまうぐらいなので、自分が生活する部屋に他人が土足で入るのは、ちょっと心穏やかではありません

工事は無事完了。
態度は強かったけど、
人はいい方々でした。
何やら、
ポーランド系の方らしく、
フランス語、英語
ドイツ語、ロシア語、
ポーランド語の5ヶ国語を
話せるらしいです。
すごい!

最後にお礼にと
冷蔵庫から冷えたビールを
出して勧めると、
No!
I drink only vodka(ウオッカ).
と笑って応え
去って行きました。
(ポーランドとかロシアって
やっぱりそうなんだー。酒、強そー)

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遂にカーテンが付きました! これでシャワーに下着を忘れても安心!!

靴を脱ぐのが
彼らから見れば
異常なのかもしれないな、
文化の違いだから仕方ない
と思いながら、
彼らが歩いた場所すべてを
入念に掃除するのでした。
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何を踏んできた靴だったのかを想像すると、モップをかける腕に力が入ります。清掃後、負荷が強くかかった右手人差し指の付け根が、内出血していました。。