を紹介しています。
前回、
主人公である若手経営者が、
「自分が存在するだけで価値があるとは、
とても思えない」
と答えたところからの続きです。
老人は、
「君の中に偉大な力がある」
「その力にアクセスして真の豊かさを実現するためには、
知るべきことがある」
と言います。
その知るべきことというのが、
「3つの真実」です。
「3つの真実」
その1は、
「人間は肉体を超えた存在である」
です。
えっ?ちょっとアヤシイ。
経営者は、反論します。
この体が僕自身だし、
意識は各自の脳が作り出しているにすぎない。
霊能者にぼったくられた経験もあるので、
魂とか霊とかは、にわかに信じられない。
たしかに、それが一般的な反応かもしれませんね。
そこで、
老人が、わかりやすく説明していきます。
「虫の知らせの経験はないかい?」
経営者は答えます。
「そういえば・・・
何年も会っていない田舎の祖父が、
いきなり夢に出てきた。
翌朝、夜中に祖父が亡くなったという連絡が届いた」
単に、各自の脳が意識を作っているだけなら、
これはありえませんよね。
実はこれ、私も似たようなが経験あります。
父の危篤の連絡を受けて、
新幹線に飛び乗ったのですが、
ちょうど亡くなった頃の時間帯に、
やたらと、胸さわぎがしたのです。
老人は続けます。
「人間の肉体を構成する原子は、
1年もすれば入れ替わってしまうのじゃ」
「では、君は1年前の君とは別の人間かね?」
これ、私もびっくりでした。
肉体の原子が1年ですっかり入れ替わるのに、
同じ人間のままって・・・
考えてみると不思議です。
経営者は答えます。
「いえ、生まれてから今日まで、僕は僕です」
「では、僕はどこにいるんですか?」
「目に見えるものがすべてではない」
「テレビやラジオや携帯電話の電波も、目には見えない」
「五感は催眠術のようなものじゃ」
経営者は、
目に見えるものは、
一種のバーチャルリアリティのようなものだと気づきます。
老人は言います。
「目には見えないが、
すべての細胞の遺伝子を総指揮しているものがある。
それが命であり、意識じゃ」
「遺伝子に書かれている人体の設計図は、
確率的に、偶然できることはあり得ない」
「宇宙が意志をもって設計したとしか思えない」
「われわれは宇宙に生かされている」
経営者は、胸に手を当てて、
心臓の鼓動を感じます。
何故、自分の意志とは関係なく、
昼夜休まず、心臓は動くのか?
考えてみると不思議ですよね。
やはり、宇宙というか、大自然というか、
大いなるものが動かしているのかもしれません。
老人いわく、
「人間も宇宙も、その本質は愛である」
「利己的な行動をとった時に、
良心の呵責があるのは、その証拠である」
「悪事を働く人は、怖れが愛を覆い隠しているだけ」
「だから、われわれが最も誇れることは、
行為でも結果でもなく、自分が存在していること」
「このことを心の底から認めるとき、
われわれの自尊心は満たされ、怖れに支配されなくなる」
ウィニコットの母子の距離の例も挙げつつ・・・
「自分を無条件に愛してくれる存在を、
近くに感じることができたら、
それが大きな安心感と、自発的な意欲につながる」
「ただ、無条件の愛を、生身の人間に求めてしまうと、
失望することになりかねない」
「だからこそ、
宇宙から無条件に愛されているということに、
気づく必要があるのじゃ」
と老人は言います。
そうですね。
宇宙でも、神仏でも、大自然でも、
言い方はいろいろありますが、
やはり、私たちは大いなる存在とつながっていると、
信じたほうが生きやすくなりますよね。
安心感から、
人生という名の冒険を、
のびのびと、楽しめるようになります。
ちなみに、カウンセラーの存在も、
限られた枠の中だけですが、
大いなる存在になりうるのかな、と思っています。
今回もお読みくださって、有り難うございました。
次回は、真実その2、
いよいよ「鏡の法則」です!
