を10回にわたり、
紹介してきました。
中身が濃い本なので、
だいぶ、回数が多くなってしまいましたが(^^;
ちょうど折り返し地点の
「第三の習慣」
まで終わりましたので、
今回から、
ちょっと別の本を、
紹介させていただきます。
その後に、
また、7つの習慣
「第四の習慣」
に戻りますね。
今回紹介するのは、
という本です。
著者の野口嘉則さんは、
私が、プロコーチ(カウンセラー)
の資格を取らせていただいた、
「日本メンタルファウンデーション・コーチ協会」
https://www.mentalfoundation.jp/
の代表理事をされています。
著作は、ミリオンセラーの
が特に有名です。
「鏡の法則」は、
読むと、毎回必ず、
じ~んときて、
目頭が熱くなる本です。
他にも、
すばらしい本をたくさん書かれていますが、
今回は、
私が個人的に一番好きな、
を紹介させていただきますね。
野口嘉則さんの本は、
とても文章が読みやすいのが特徴で、
すぅ~と頭に入ってくるのですが、
語られている内容は、
とても、とても「深い」です。
この本は、
ドッグイヤー(ページの角を折る)をしながら、
何度も何度も、繰り返し読んだので、
小口(ページを指でめくるところ)が、
かなり茶色くなっています(^^;
サブタイトルに、
「人生を変える、愛と幸せと豊かさの秘密」
とありますが、まさにその秘密がわかる本です。
以下、本のあらすじです。
プラス思考を身につけて成り上がった、
若手、やり手の研修会社経営者が主人公ですが、
毎年達成していた目標達成に、行き詰ってきます。
それと同時に、子飼の社員の離反や、
家庭の問題が噴出してきて、ピンチに陥ります。
そこに、謎の老人が現れて・・・
老人が、経営者に、
気付きを与えながら、知恵を授けてくストーリーなのですが、
この老人と経営者のやりとりが、面白いんですね(^^;
読者を代弁して、
経営者が老人に、
いい感じに「突っ込み」を入れてくれる
(疑問を投げかけてくれる)ので、
内容がとても入ってきますし、
腑に落ちます。
以下、老人の英知を、
要約して紹介していきます。
ピンチの経営者に、老人はこう問いかけます。
「混乱しているのは、中心軸が定まっていないからじゃ」
「まず、人生を通じて最も望むものは何かを、はっきりさせることだ」
「それがないと、出来事や感情や衝動に流される」
「君は何を望む?」
経営者は、最も望むことは
「金持ちの成功者」
になることだと言うのですが、
老人が疑問を投げかけます。
「多くの人は、本当の幸せが何なのか知らない」
「たとえ、百万の富を得ても、
無人島に一人ぼっちなら、幸せは感じられないのでは?」
たしかに、そうですよね~
老人が続けます。
「人は皆、つながりを求めている」
「ただし、人に認められることを目指すと、
周りの人間の価値観に振り回される」
「大人も子供も、比較の世界にはまっている」
老人も、若いころはそうだったと回顧します。
経営者も、まさに自分もそうだと感じます。
「人間の行動の動機は、突き詰めていくと、
愛か怖れの2つしかない」
「人に認められようという衝動も、怖れからきている」
「怖れに支配されないためには、
まず自分の中の怖れを認めることじゃ」
なるほど~
「商売や事業で一番大切なことは、世の中に貢献すること」
「幸せな家庭を築くことも、素晴らしい社会貢献じゃ」
「相手を幸せにしよう、喜ばせようとするのが愛」
経営者は、
自分の動機のベースにあったものは、
怖れであったと気づきます。
「怖れに支配されず、愛の選択をする」
「その鍵を握るのが自尊心」
「自尊心を満たすことができれば、人からの評価を怖れなくなる」
「行動や行為はDoing」
「その結果得られるものをHaving」
「存在そのものがBeing」
Being、
すなわち、存在そのものの自分、
そのままの自分を受け入れた(受け入れられた)時に、
自尊心は満たされるんですね。
経営者の子は、不登校なのですが、
老人がこう言います。
「子どもの自尊心は、
いい成績をとって褒められたときに、満たされるのではない」
「悪い成績をとっても、
学校に行けなくても、抱きしめられたときに満たされるのじゃ」
「自分自身も、同じように考えればよい」
経営者は、
少なくとも自分に対しては、存在するだけでも価値があるとは、
とても思えないと答えますが・・・
このあと、
いよいよ「3つの真実」が、
老人の口から明らかになります。
続きは次回!
お読みくださいまして、有り難うございました。
追伸
私の拙い要約で、
何だか味気なくなってしまいましたが、
本誌のストーリーじたいは、
物語として、とても面白く、
ぐいぐい引き込まれます!
文庫本で安いですし、よかったらぜひ、
本をお読みくださいね。
おすすめします!