ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
山口周さんの最新刊、
から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説しております。
山口周さんいわく、
昨今の人生論には、
二大潮流ともいうべき
流派があるといいます。
残酷な社会ゲームを
冷徹に戦って生き残り、
経済的・社会的成功を
手に入れろ
という考え方です。
いかにもドライかつ
現実主義者的な主張で、
本書では
このような人生戦略の
考え方を
「目的達成のためには
全ての手段は合理化される」
と言った中世の政治学者、
マキャベリにならって
「マキャベリ的人生論」
と命名しましょう。
目的は手段を正当化する・・・
「君主論」で有名な、
マキャベリ的な人生論。
現実主義的、性悪説ともいえますが、
競争社会で生き抜くうえで、
これはこれで大事ですね。
一方で、
真逆の人生論もあります。
経済的・社会的成功の
虚像に囚われず、
自分らしく生きて
本当の豊かさを手に入れろ
という考え方です。
いかにもナイーブかつ
理想主義的な主張で、
本書ではこのような
人生戦略の考え方を、
「人間は本来善良なもの、
個人の内面的道徳を重視せよ」
と言った近世の思想家、
ジャン・ジャック・ルソー
にならって
「ルソー的人生論」
と命名しましょう。
マキャベリ、ルソーと、
何だか世界史の授業みたいに
なってきましたが(^^;
「自然に還れ」と言った、
ルソー的な人生論。
いわゆる
理想主義的、性善説ともいえますね。
私は、
どちらかといえば、
こちらの理想主義のほうに
心惹かれるものがあります。
ただ、小心者なので、
実際にはそれを貫く勇気がなく、
現実に妥協することが多いという
半端ものですが(^^;
で、山口周さんは、
どっち派なのか?
「どっちもダメでしょ」
が結論
ええっ・・・
どっちもダメとは、
どういうことでしょうか。
マキャベリ的人生論の
問題点は
「ゴールの設定」にあります。
キャリアに関する
これまでの研究の多くは
「経済的成功」や
「社会的成功」が
仮に実現できたとしても、
それが必ずしも
「幸福な人生には
直結しないことを
明らかにしています。
そうですね。
いくら経済的、社会的に
成功したとしても、
それだけだと、
死を迎える際に、
「私の人生は何だったんだ・・・」
と後悔する人がいるわけであって。
一方、
ルソー的人生論の問題点は
「プロセスの設計」
にあります。
確かに人生において
「自分らしさ」
は重要な指標でしょう。
しかし
「自分らしさ」という目標は、
一定の経済的・社会基盤
があってこそ、
獲得できるものであり、
それだけをナイーブに
目指して得られるほど
「人生というプロジェクト」
は容易ではありません。
たしかにそうですね。
それだけだと、
いわゆる「食っていけない」
わけであって、
「人生そんなに甘くない」
ということですね。
では、どうすればいいのか?
ここで、
経営戦略論の知見が、
活かされます。
経営学における
イノベーション理論では、
一見すると
2つしかないトレードオフ、
つまり
「どちらか(=OR)の選択肢」
を安易に受け入れることを
否定し、
それらのトレードオフを
超克する3つ目のオプション、
つまり
「どちらも(=AND)の選択肢」
を目指します。
どちらか(OR)ではなく、
どちらも(AND)を目指す。
それはすなわち
「自分らしく生きる」
ということと、
「経済的・社会的に成功する」
ということの
両立を目指す、
ということです。
ルソー的人生論とも
マキャベリ的人生論とも異なる、
この「3つ目の人生論」
を言葉にするなら、
自分らしいと思える
人生を歩み、
経済的・社会的にも
安定した人生を送る
ということになります。
自分らしいと思える
人生を歩み、
かつ、
経済的・社会的にも
安定した人生を送る。
たしかに、
それに越したことはないですね(^^)
人生の目的を
「エウダイモ二ア=善き生」
におき、
その実現のために、
極端を避けて
「中庸」を重視せよ、
と訴えた
古代ギリシャの哲学者、
アリストテレスに倣って
「アリストテレス的人生論」
と名付けましょう。
アリストテレス。
ソクラテス、プラトンに続く、
有名なギリシア哲学者ですね。
私は、プラトンのイデア論には
興味を持ったことがあり、
若い頃、竹田青嗣さんの本など、
いろいろと読んだ記憶があるのですが、
(だいぶ忘れてしまいましたが)
アリストテレスは、
アレクサンドロス大王の師匠だった
ことぐらいしか
印象に残っていません(^^;
代表作の「二コマコス倫理学」
いつか読んでみたいです。
(かなり難解そうですが)
で、この、
「人生の目的を善き生におく」
という考え方、
私はとても惹かれます(^^)
そして、
「中庸を重視せよ」
中庸というのは、
常に真ん中を取るというよりも、
「そのその時の状況に応じて
最善の選択をせよ!」
ということかと考えます。
アリストテレス的人生論を
実践するためには、
一見すると
両立の難しいトレードオフを
高次元に調停していく
知性と勇気が必要になります。
そして、
そのためにこそ
「経営戦略論を活用すべきだ」
というのが
本書の基本的な立場なのです。
なぜなら、経営は
「短期と長期」
「コストと品質」
「規律と自由」など、
「こちらを立てれば
あちらが立たず」
という
二律離反と矛盾の塊であり、
経営戦略論は、
これらの二律離反と矛盾を
高次元で調停するためにこそ
練り上げられてきたという
経緯があるからです。
これは、
田坂広志さんも提唱している、
ヘーゲルの弁証法の考え方にも
通ずるものがありますね。
ただ、これは、
実践するとなると、
なかなか難しい・・・
私のような中間管理職ですら、
日々、悪戦苦闘していることを考えると、
経営者の苦労たるものは、
想像するに難くありませんが、
「経営戦略論」なども活用し、
試行錯誤しながらも、
何とかやっている。
「これらの二律離反と矛盾を
高次元で調停する」
この考え方は、
何と「新約聖書」の中で、
イエスが、
宣教に向かう使徒に
アドバイスしている中にも
あるのです!
「蛇のように賢く、
そして鳩のように素直に
なりなさい」
うーん、
どういうことでしょうか。
これほど
矛盾に満ちているように
思えながら、
全体的・包括的な人生戦略の
アドバイスはないと思います。
前半の
「蛇のように賢く」
というのは、
世の中でよく言われていることや
甘言を弄す人に騙されず、
自分の頭で考えて
判断するための
智恵と分別を持ちなさい
というアドバイスであり、
後半の
「鳩のように素直に」
というのは、
地位やお金といった
虚しいものに惑わされずに、
自分の中にある
美意識や倫理観に
素直に従って生きなさいという
アドバイスです。
つまり、
イエスもまた、
最愛の弟子を
旅立たせるにあたって、
一見すると
矛盾しているように思える
「第三の道」について
説いているのです。
なるほど~、
「蛇のように賢く、
そして、鳩のように素直に」
この世知辛い世の中、
覚えておいて
損はない言葉ですね😊
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)
次回もこの本の紹介を続ける予定です。
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おまけ写真集(^^;
冬晴れに誘われて、
西湘・湘南地区の
神社仏閣巡りをしました。
まずは、
金目山 光明寺。
近くの川から、
富士山がきれいに見えましたよ!
小田原の玉宝寺。
お声がけをして、
五百羅漢を拝ませていただきました!
飯泉山 勝福寺。
二宮尊徳さんゆかりのお寺だそうで、
尊徳さんが、
お祈りをされていました(^^)
立派な大イチョウ。
神社仏閣で巨木が多いのは、
やはり「気」が違うのでしょうか。
相模国の二之宮(町名になっています)
川勾神社。
茅葺屋根の素朴な門。
素敵です!
こちらは、
相模國総社 六所神社。
出雲大社風の、
太いしめ縄です!
こちらも、
ご神木(大木)がいくつかありました。
平塚八幡宮。
神馬がいらっしゃいました!
(ニンジン差し上げました)
池にはアヒルやカモもいて、
和む神社です(^^)
相模国四之宮、
前鳥(さきとり)神社。
学問の神様だそうです。
そして、最後は、
相模国一之宮、有名な寒川神社!
ねぶたが飾られていました。
夕方でしたが、大賑わい。
やはり、全国的に有名なだけあります。
立派で、美しい御社殿!
この相棒のおかげで、
自由気ままに
一日で多くの神社仏閣巡りができました😊
感謝です!




























































