ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
D・カーネギーさんの古典的名著、
から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説しています。
この本では、
「人を動かす三原則」は、
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
だと述べられているのですが、
今回は、
2 重要感を持たせる
を紹介・解説させていただきます。
個人的には、
3つの中で、
これが最も大切なのではないかと
考えます。
人を動かす秘訣は、
まちがいなく、
ひとつしかないのである。
すなわち、
みずから動きたくなる気持ちを
起こさせること—
「みずから動きたくなる
気持ちを起こさせる」
そうですね。
無理矢理にやらせたとしても、
それは短絡的ですし、
いずれ反動がきたりしますので(^^;
人を動かすには、
相手のほしがっているものを
与えるのが、
唯一の方法である。
人は、
何を欲しがっているか?
欲しがっているものとは何か?
・・・それが、
「自己重要感」だといいます。
「自己の重要感」
がそれで、
フロイトのいう
「偉くなりたいという願望」
であり、
デューイの
「重要人物たらんという欲求」
である。
「自己重要感」
これは、
マズローの欲求5段階説でいえば、
「承認欲求」ともいえますね。
「承認欲求」は
精神的欲求ではありますが、
欠乏欲求であり、
成長欲求である、
「自己実現欲求」
に比べると、
低次元の欲求ではありますが(^^;
たしかに、
衣食住がある程度満たされた場合の
現代社会においては、
この、
「承認欲求」
すなわち
「自己重要感」
が、最も求められるものかもしれません。
(一般的には、
それがある程度満たされてから、
自己実現への道を歩むのだと思います)
ちなみに、
私自身は・・・
若い頃に比べると
薄まってはきましたが、
やっぱり、今でも、
「自己重要感」を求める欲求は、
あるわけで(^^;
たとえば、
丁寧な接客をされれば
単純に嬉しいですし、
たまには、グリーン車に乗りたいと
思いますし(^^;
(これは単に快適さがほしいだけ?)
「自己重要感」
は偉くなったり、
VIP待遇を受けたりすることでも
満たされますが、
やはり、身近なところでは、
「ほめられる」
ことで得られると思います。
ただし、
「ほめる」ことは、
「お世辞」とは違うと
本書は戒めています。
結局のところ、
お世辞というものは、
利益よりもむしろ
害をもたらすものだ。
お世辞は、
偽物である。
偽金と同様、
通用させようとすると、
いずれは、
やっかいな目にあわされる。
そうですね。
「お世辞」こそが、
まさに「操作主義」。
人をコントロールして動かそう
ということになるのかもしれません。
だいいち、
「お世辞」をいわれると、
何となく感覚で分かりますよね。
「こいつ、何か下心があるに違いない」
と(^^;
(中略)
深い思いやりから出る
感謝のことばを
ふりまきながら
日々をすごす—
これが、
友をつくり、
人を動かす秘訣である。
「ほめる」
ということの根底には、
「感謝」の気持ちがないと、
操作主義的になってしまうのかも
しれませんね。
こんなふうにも、
述べられています。
他人の長所を
考えてみることにしては
どうだろう。
他人の長所がわかれば、
見えすいた
安っぽいお世辞などは
使わなくても
すむようになるはずだ。
そうですね。
「美点凝視」などともいいますが、
相手の優れた部分や長所を
意識的に見つけて、
それを魅力として伝えること。
長所って、意識すると
けっこう見つかるものです(^^)
逆にいえば、
意識しないと、
なかなか見つからない。
相手の欠点のほうが
見えてしまうという人間の性(^^;
「具体性を持ってほめる」
ことも大切だといいます。
だれでも
ほめてもらうことはうれしい。
だが、
そのことばが
具体性を持っていて
はじめて誠意のこもったことば、
つまり、
ただ相手を喜ばせるための
口先だけのものではないことば、
として
相手の気持ちを
じかにゆさぶるのである。
「具体的にほめる」
ためには、
相手をよく
「観察」していなければ
できませんし、
何より
「あなたのことを気にかけている」
ということが
伝わるのかもしれませんね。
われわれには、
他人から評価され、
認められたい願望があり、
そのためには
どんなことでもする。
だが、
心のこもらない
うわべだけのお世辞には、
反発を覚える。
重ねていう。
本書の原則は、
それが心の底から
出る場合にかぎって
効果をあげる。
小手先の社交術を
説いているのではない。
新しい人生のあり方を
述べているのである。
「心の底から出る」
ここがポイントですね。
小手先の社交術ではなく、
「人生のあり方」であると。
他人の長所を
考えようではないか。
そうすれば、
お世辞などは
まったく無用になる。
うそでない
心からの賞賛を与えよう。
「心から賛成し、
惜しみなく賛辞を与え」
よう。
相手は、
それを、心の奥深くしまいこんで、
終生忘れないだろう—
与えた本人が忘れても、
受けた相手は、
いつまでも忘れないで
いつくしむだろう。
たしかに、
そうですね。
私たちは、
子どもの頃に、
自分の長所を見出してもらい
ほめられたことって、
ささいなことでも、
意外と忘れていないものです。
それが自信につながったりもします。
ちなみに、私自身、
子どもの頃から
度の強いメガネをかけていて、
時には、からかわれたりもしましたが、
ちょっとしたことで、
小学校の先生から、
「物知り博士ですね~」
とほめられて、
その気になったことを
今でも覚えています(^^)
いや、
子供だけでなく、
大人も同じですよね。
老若男女問わず。
私は、それほど、
人をほめることが
得意なほうではないのですが(^^;
相手の長所や
いいところを見出す、
自己重要感を与えられる人に
なりたいです😊
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今回も最後までお読みくださいまして
有り難うございました(^^)
次回もこの本の紹介を続ける予定です。
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追伸
いきつけの散髪屋のオヤジさん、
何故か、若者に人気の音楽や映画に詳しいので、
(お嬢さんの影響か?)
よくおすすめの作品を教えてもらうのですが、
アマゾンプライムで無料で観れるというので、
さっそく観てみたら、とてもよかったです。
「ルックバック」
1時間くらいのアニメ映画、
心を揺さぶられますよ!
遅ればせながら、
今年もよろしくお願いします😸
(by宮音)















































