ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
臨床心理士・公認心理士、
カウンセラー東畑開人さんの、
から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説しています(^^)
本書の中で、
著者は、
「も」の思想
ということを述べています。
「も」の思想。
これは、
私たちが困難な時代を生きていくうえで、
有益な思想だと思ったので、
シェアさせていただきますね(^^)
「も」の思想。
それこそが
この本を貫いていた思想です。
僕は繰り返し繰り返し
「も」を強調してきました。
現実は不純で、複雑です。
そのせいで、
僕らは現在地を見失うし、
方向喪失に陥る。
そういうときに、
少しでも現実を理解し、
道筋を見出すために
懐中電灯の光を灯す。
補助線を引く。
それは現実の複雑さを切り捨てて、
シンプルにするためでは
ありません。
白と黒に分けるのは、
黒を捨て、
白にしがみつためではない。
「も」の一文字を
堅持し続けるためです。
自分の中に
複数の声があることを許す。
ああでもない
こうでもないと
時間をかけて
考えることを続ける。
それが
複雑な現実を
複雑に受け止めることを
可能にしてくれます。
そうやって、
複雑な現実に
ケース・バイ・ケースで
折り合うための
やり方を見つける。
そのために、
補助線は引かれるべきなのです。
「補助線」という考え方は、
本書の前半部分で紹介されています。
五角形に補助線を引くと、
三角形と四角形の組み合わせであることが
わかるように、
複雑なものを、
一度シンプルな形へ分割して、
再びそれらを結びつけることです。
たとえば、
夫に絶望している
妻の気持ちに補助線を引くと、
憎しみと同時に、
まだ愛している気持ち「も」
残っていることがわかる・・・
という感じです。
もしかしたら、
あなたから
「ポジティブすぎる」
と言われてしまうかもしれません。
現実というものに対して、
楽観的すぎるし、
希望を抱きすぎていると
思われるかもしれない。
現実は時に残酷で、
絶望的です。
ひどいことが
たくさん起こるし、
他者から悪意を向けられることが
日常茶飯事。
僕らが生きている社会には
根深い問題が山積している。
それはそうだと思う。
それでも、
現実はシンプルではない。
複雑です。
この世界には
さまざまな他者たちが
生きています。
あなたに悪意を向けてくる
他者もいれば、
あなたの苦痛に
無関心な他者もいることでしょう。
だけど、
それだけじゃない。
そこには
善意を抱いている他者
「も」いるはずです。
あなたの苦境を
見て見ぬふりできない他者
「も」いるはずです。
必ずどこかには
そういう他者たちが存在している。
そう信じている。
そうですね。
私たちの「認知」というものは、
どうしても片寄ってしまいますので、
たとえば、
楽しい時には、
楽しいことしか見えないし、
苦しいときには、
世の中、
苦しいことばかりのように
感じてしまいがちです(^^;
しかし、
楽しいことの裏側には、
見えないマイナス「も」潜んでいる。
たとえば、
調子に乗っていると、
いずれ、
しっぺ返しをくらったりしますし(^^;
逆に、苦しみは、
デメリットだけでなく、
メリット「も」あるわけです。
たとえば、
我慢強さが身に付いたり、
謙虚になれたり、
人の痛みが分かるようになったり、
あたりまえのことが
有り難く感じられるようになったり・・・
人間関係でも、
(本書からの引用のように)
たしかに、苦しい時には、
周りがすべて敵に見えたりしますが、
よくよく観察していると、
どこかに必ず
味方になってくれる人はいるものです。
職場の身近な人間関係で苦しい時は、
別の部署や取引先に理解者がいたり、
はたまた、家族が優しかったり、
家庭の人間関係が苦しい時は、
逆に職場が救いになったり・・・
・・・えっ、人間で
味方になってくれる人はいない?
そういう時は、
動物が慰めてくれたり😺
僕の仕事は、
現実で傷ついたクライエントを
小さな部屋で待っていて、
50分間だけ話をして、
そして彼らが
現実へと帰っていくのを
見送る仕事です。
現実は生きるに足るものである。
このポジティブな認識が、
臨床というタフな仕事を
支えています。
根底に存在するその信頼が、
僕にこの仕事を
しぶとく続けさせてきたし、
これからもずっと
続けていこうと思わせてくれる。
ですから、
こういう結論になります。
幸福とは何か。
複雑な現実を
できるだけ複雑に生きることである。
「幸福とは、複雑な現実を
できるだけ複雑に生きることである」
・・・皆さまは、
いきなりそんなことを言われても
いまいちピンとこないかもしれませんが、
本書を通読すると、
この言葉が腑に落ちると思います。
複雑な現実、そのものを受け入れる。
それができるだけの、
「心の器」を時間をかけて作っていく。
変に抑えつけたり、切り捨てようとはせず、
複雑さは、そのまま受け入れたうえで、
時と場合に応じてバランスを取りながら、
そこから「選択」をしていく。
簡単なことではありませんが、
そんな生き方、
心がけていきたいです😊
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以上、3回にわたって、
臨床心理士・公認心理士、
カウンセラー東畑開人さんの、
を紹介してきました。
この本では、
「小舟」という言葉がよく出てきます。
その小舟とは、
私たち個人のことを指すのですが、
この文庫版のあとがきには、
「小舟の勇気」
ということが述べられています。
最後に、そこのさわりの部分を
紹介しますね(^^)
(小舟の)勇気は
出させるものではなく、
自然に出るものである。
雨乞い師が
雨が降るまで待つ仕事であるのと
同じように、
臨床家も
勇気が出るまで
一緒に待つ仕事だ。
臨床家(カウンセラー)の仕事は、
来談者(クライアント)の勇気が出るまで
一緒に待つこと。
私も同感です。
受容、共感しながら、
待つ・・・
勇気を待つ。
それまで、
できることをし続ける。
この本で書きたかったのは、
この勇気の質感であった。
この、
「できること」というのは、
カウンセリングのことでしょうか。
そして、
勇気の「質感」とは・・・
本書には、
その「質感」がとてもリアルに描かれています。
それを味わいたい人には、
是非ご一読をおすすめします!
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました(^^)
次回は別の本を紹介する予定です(^^;
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おまけ写真集(^^;
南八ヶ岳、
編笠山・権現岳登山の続きです。
編笠山の次は、
権現岳(写真右)を目指します!
が、その手前の、
ギボシ(写真左)という
険しい山を越えなければなりません(^^;
これ登れるの・・・?
うわっ・・・
なかなかの岩場でした💦
(ちょっと私の力量を越えていたかも)
なんとか安定した場所へ、
権現小屋と権現岳が近づいてきました!
小休止・・・
ふと足元を見ると、
幸運の蝶々が🦋
よし行ける!
権現小屋(無人でしたが)の前で、
軽くランチ。
蝶々と編笠山が
キレイに撮れましたよ🦋
赤岳と阿弥陀岳が、
よく見えます!
よし、
権現岳頂上は、もう少し・・・
やった~、
なんとか、たどり着きましたヽ(^o^)丿
2,715m!
これが頂上の岩!
反対側に回ると・・・
それにしても、
すごい突き出た岩ですね!
ここから帰路は、
長~い尾根を下っていきます。
三ツ頭からふり返ると・・・
左のとんがり頭が、さきほどの権現岳、
右が赤岳・・・
初級者程度の私には、
ちょっと難易度の高い山々
(特にギボシ越えが)でしたが、
天気も史上最高で、
おかげさまで、
いい思い出になりました(^^)
大自然という名の神に感謝!


































































