Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 ! -23ページ目

Let's Go Steady――Jポップス黄金時代 !

Jポップスの黄金時代は80年代から始まった。

そんな時代を活写した幻の音楽雑誌『MUSIC STEADY』をネットで再現します。

 

 

井出靖『ROLLING ON THE ROAD 』発刊記念

『JAPANESE MUSIC POSTER FLYER EXHIBITION Vol.2 日本のロック黎明期Part.1 -バンド、グループ編-』

 

昨日、11月30日(木)は、この1月に出版された音楽プロデューサー井出靖の自伝『ROLLING ON THE ROAD 』発刊を記念 する『APANESE MUSIC POSTER FLYER EXHIBITION Vol.2 日本のロック黎明期Part.1 -バンド、グループ編-』の内覧会にお邪魔した。会場は役所広司がカンヌで最優秀男優賞を受賞したヴィム・ヴェンダース監督作品『PERFECT DAYS』(主題歌?はルー・リードの同題曲!)に登場する透明トイレが設置された代々木小公園の前にある井出のギャラリーショップ『Grand Gallery』。地下鉄・小田急線「代々木公園」駅から3分ほどだ。

決して大きな会場ではないが、足を踏み入れると、井出が苦労して収集し、選りすぐったポスター群に圧倒される。ジャックスやはっぴいえんど、チューリップ、甲斐バンドなど、お馴染み(といいつつもジャックスなどのポスターは貴重なもの)のものは当然として、フラワートラベリンバンドやクリエイション、ジョニー・ルイス&Char、カルメン・マキ&OZ、四人囃子、キャロル、サディステックミカバンド、めんたんぴん、沢田研二、萩原健一など、井出の自伝『ROLLING ON THE ROAD 』を読んだものなら思わず、納得のラインナップである。井出靖が体験した“日本のロック”がてんこ盛り。展示そのものはランダムに見えつつ、そこに意図や意味が内在されている。流石、数々のコンピレーションを編纂、また、数多のコラボレーションをしてきただけある。その才能にたけているのだ。

まずはその場に足を踏み入れ、井出がセレクトしたポスターやフライヤーを目の当たりにして欲しい。その音が聞こえ、その足跡が見えてくる。実際、本開催時にはDJなども入るようだ。また、トークイベントなども予定しているという。さらに“ご本人登場”なんていうこともあるかもしれない。

実は、この日も意外なゲストが来ていた。四方義朗である。つのだひろが結成したキャプテン・ひろ&スペースバンドのベーシストで、同バンド脱退後は雑誌編集者、テレビ番組制作を経て、ファッションイベントの企画、演出を手掛ける傍ら、テレビやラジオの出演など、多方面にわたって活動。「四方夜話」(日本テレビ)、「三宅裕司のいかすバンド天国」(TBS)、「クイズダービー」(TBS)、「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」(日本テレビ) などに 司会者、コメンテーター、ゲストとして出演していた。ちょっと辛口だが、ダンディな彼の姿を覚えている方も多いのではないだろうか。彼は大阪出身で、学生時代から加藤和彦と親交を結び、上京も彼と一緒だった。今井裕をつのだひろや加藤に紹介したのは四方らしい。映画『悪魔が来りて笛を吹く』は今井裕が音楽を手掛けているが、同映画の音楽プロデューサーは彼である。そんな四方義朗がサディスティック・ミカ・バンドのポスターの前に佇み、井出に加藤を古くから知る四方だからこそ語れる“公開できない貴重な話”を披露してくれた。

そんな“ハプニング”が起こるかわからないが、各方面のクリエイターから注目を集める井出靖。思わぬ“大物”に出くわすかもしれないだろう。

 

(写真左から)中村俊夫、四方義朗、井出靖。ミカバンドのポスターの前に佇む3人。中村はミカの自伝『チャンス・ミーティング』(宝島社)の共著者、テイチクでT- レックスのリイシューを担当し、かつてミカと四方のトークイベントを開催している。また、マーク・ボランのトリビュートアルバムを今井と制作している。四方は齢75になるというのに相変わらずダンディーだ。四方は井出を訪ねて、同会場にやってきた。思いもかけない、意外な展開。井出は加藤和彦の晩年、交流をしていた。サディスティックミカバンドが取り結ぶ、奇妙な縁である。



会場ではジャックスやサディスティック・ミカ・バンドなどのTシャツやロングTシャツなどもライセンスを許諾、取得して限定発売される。なかなか、ハイセンスなものなので、注目だ。改めて言うまでもないが、当時のジャケットデザインやポスターなどは極上のアートである。そんな素材を生かした物販、注目しないわけにはいかないだろう。また、今回、展示されたポスターなどの図録も販売される。観覧の記念に入手して欲しい。


井出靖から四方義朗、そして今井裕へ―ー偶然といえば偶然だが、元サディスティックミカバンド、サディスティックス、イミテーションの今井裕のスペシャルトークショウ「JAPANESE ROCKの夜明けから未来へつなぐもの*半世紀のヒストリーを『プログレ』目線で語る夜」が12月5日(火)、東京・原宿「クロコダイル」で開催される。同イベントも必見だ。現在、関西在住の今井の上京、貴重な機会である。今井は来年夏に公開されるという加藤和彦のドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』に出演、そして先月、『黒船』、『ホット・メニュー』のプロデューサー、クリス・トーマスと京都で再会したばかり。そんな彼だからこそ、聞きたい話がたくさん出てくるはず。

スペシャルトークショウは今井の他、武田チャッピー治、川上シゲというカルメン・マキ&OZのメンバー、千年コメッツの元メンバーも登壇する。日本のロックを黎明期から知るミュージシャンだ。モデレーターの吉田ハリーは千年コメッツを手掛けたことで知られるプロデューサーで今井は千コメをプロデュースしているという長年の盟友である。

この日はトークだけでなく、今井のピアノソロ、4オクターブを駆使する神秘のシンガーと言われるSNARE COVERの『Special Band Set』<スネアカバー(vo,g) 武田チャッピー治(ds) 川上シゲ(b) 梅野渚(p)>のバンド演奏などが行われる。同セットにも今井も参加する予定。

井出のポスター展に公開されているミカ・バンドやOZのメンバーである今井やチャッピーやシゲなどが現役で活動を続け、それも懐メロではなく、新しい試みに挑む。過去は現在へ繋がる。井出のポスター展と今井のトークイベント、是非、足を運んで欲しい。古きをたずねて新しきを知るではなく、古きをたずねて新たな智恵を得る――そんな“温故智新”の機会になるだろう。


井出靖/ROLLING ON THE ROAD 発刊記念 JAPANESE MUSIC POSTER FLYER EXHIBITION Vol.2 日本のロック黎明期Part.1 -バンド、グループ編- 2023年12月2日(土)~12(火)、16(土),17(日) OPEN 13:00-18:00 *6日(水)は休み 入場料¥1,000- (記念ポストカード付) 開催場所 Grand Gallery 東京都渋谷区富ヶ谷1-5-3 岸ビル1F TEL 03-6407-0750
 



JAPANESE ROCKの夜明けから未来へつなぐもの*半世紀のヒストリーを「プログレ」目線で語る夜

https://crocodile-live.jp/events/event/snare-cover/?fbclid=IwAR2SxdupTUhHSyHpMV1-ZPzmYps71nHqP5Hs6nrYoHJ_3kiChB1QxwjdpL4

 

 


ザ・ビートルズの1996年の「リアル・ラヴ」以来、27年ぶりの新曲「Now and Then」が話題になっている。既にこの世にないグループのシングルが全米TOP10 にチャートインもした。また、彼らの“赤盤”、“青盤”の2023年版もリリースされた。“ビートルズ現象”を新たに語る気はないが、知り合いの「ビートルズやくざ」改め「ビートルズ先生」も大忙しで、連日、テレビやラジオ、講演会などに出演している。ビートルズ関係で彼の名前を聞かない日はない。そんな先生がどんなに忙しくても必ず顔を出すのが松尾清憲や杉真理、そして杉と松尾が結成したBOXのコンサートだ。彼をつかまえようと思ったらそこへ行けばいい(笑)。

実は、先月、10月18日(木)に東京・渋谷「SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」で、BOXの5年ぶりのライブがあった。勿論、彼もかけつけている。杉や松尾のコンサートで、お互いがゲストとして出演、杉と松尾のツーマンなどもあったので、そんなになかったとは感じなかったが、なんと、前述通り5年ぶりになるという。

BOX不足という渇望感からか、そのライブは“即日完売”で、自らその人気ぶりに驚いたという。“早く言ってよー”状態だったらしい。いずれにしろ、BOXが来ている――慌ててチケットを手に入れる人達が激増したのだろう。幸い、急遽、発売された当日券を入手することが出来た。彼らが来ているという噂は本当で、会場としては決して大きなものではないが、すべての席が埋まり、立ち見も出ている。きっと、次に見る時は、もっと大きな会場になるはずだ。

そのBOXのライブはビートルズもジェームス・ボンドもモンティ・パイソンもニルソンもギルバート・オサリバンもパイロットもバッドフィンガーもてんこ盛り。その情報量の多さは半端ない。そのサウンドや歌詞のひとつひとつに様々な意匠や仕掛けが張り巡らせている。美メロに心と身体を委ねるだけでも心地良いが、数式を解く感覚やミステリーの犯人捜しの感覚で聞くと、さらにワクワクさせられる。

様々な素材を原料に掛け合わせ、時代を超える、見事なまでのBOXワールドに仕上げる。国宝級といってもいい、歌作りの才能と歌と演奏の表現力、洒脱と諧謔の遊び心溢れる姿勢……こんな“FAB4”が日本にいることを忘れてはいけない。

この11月にはBOXの「Tokyo Woman」(2012年にリリースしたアルバム『マイティ・ローズ』収録)をテーマにした同題のドラマ『Tokyo Woman』(佐津川愛美×りょうダブル主演・2023年11月6日<月>〜 9日<木>24時25分〜24時55分・四夜連続放送    ※関東ローカル)が作られ、竹内まりやとBOXの歌と演奏でカバーした「Tokyo Woman」の未発表曲が主題歌として使用された。同曲はこの日、2回、披露された、BOXの会心の“ONE HIT WONDER”(!?)の固め打ちに心と身体を射抜かれる。

ドラマそのものは竹内まりやありきのもので、自立がテーマだったが、今度はBOXありきの映像作品も見たいもの。PVやMVではなく、長尺の映画音楽を作ってもらいたい。彼らの音楽は映像に関わるクリエイターを漏れなく刺激する。BOXにはいろいろやってもらいたいものがある。コンセプトアルバムやアルバム片面を使った組曲、オーケストラとの共演など、ニューロックやプログレ的な冒険と挑戦もして欲しい。“Sgt. Pepper's ”が出来るのはBOXとゴダイゴくらいではないだろうか。彼らのライブを体験する度にそんな思いが込み上げる。この日もただ、音楽を堪能し、悦に入るだけでなく、そんな空想や妄想に酔いしれる。きっと、それは夢ではないはず。

そんな“DREAMLAND”な世界を味わいつつもアンコールのビートルズの「TAX MAN」のカバーはどきりとさせられる。それは、かの“増税メガネ”への当てつけかもしれない。さり気なく、批評性を忍ばせるのも彼らならではだろう。

次のBOXのライブがいつになるかわからない。何年後なんて、御免だ。2024年はBOXの『MIGHTY ROSE』(2012年)のリリースから12年。干支も一回り。新作のリリースとリリースツアー(単独のコンサートではなく、ツアーとしておく!)には良い頃合いだ。それまで待ちきれない方は12月に杉、松尾のライブがある。是非、ご覧いただきたい、と言いたいところだが、既に完売状態である。リセールや当日券があるかわからないが、予定だけ空けて、その日を待つしかない。しかし、彼らは、いま改めて求められている。“世界が待っている”感が半端ないのだ。漸く、彼らの時代が来るー!



「スウィンギング・バースデイ・ナイト 松尾清憲ソロ・ライヴ’23」
公演日 2023/12/05(火)
開場/開演時刻
open 18:30 start 19:30

会場 月見ル君想フ
東京都港区南青山4丁目9−1 シンプル青山ビル B1F
前売/当日チケット料金
前売 ¥6,000 | 当日 ¥6,500 +1D ¥700 or 2d 1,000円
出演
松尾清憲 with Velvet Tea Sets
(松尾清憲/小室和之/小泉信彦/平田崇/高橋結子)
もしかすると、シークレット・ゲスト?
入場者には、松尾清憲書き下ろしのクリスマスソングをプレゼント!
今回、ライブ配信はありません。
 [一般(e+) ] ※事前決済<完売​>
受付期間:10/20(金) 10:00〜12/4(月)18:00
e+販売URL:https://eplus.jp/sf/detail/3970910001-P0030001

[一般予約(TIGET) ]※予約取り置き<完売​>
受付期間:10/20(金) 10:00〜12/4(月)18:00
TIGET予約URL:https://tiget.net/events/274351

             ---------------------------



「Masamichi Sugi LIVE 2023 Winter- くつ下の中の僕たち -」
公演日 2023/12/16(土)
開演:18:00~ (開場 17:15~)
会場 東京・渋谷 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 

杉真理 (vo. & g.)
藤田哲也 (b.) / 橋本哲 (g.) / 小泉信彦 (key.)
清水淳 (ds.) / 高橋結子 (perc.) / 宮崎隆睦 (sax.)
チケット

e-plus
https://eplus.jp/sf/detail/3971970001-P0030001P021001?P1=1221

ローソンチケット
https://l-tike.com/order/?gLcode=73015&gPfKey=20231003000001532274&gEntryMthd=01&gScheduleNo=1&gCarrierCd=08&gPfName=%E6%9D%89%E7%9C%9F%E7%90%86&gBaseVenueCd=30361

チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2337716&rlsCd=002&lotRlsCd=

インフォメーション
SHIBUYA PLEASURE PLEASURE / 03-5459-5050


                   -----------------------------------

 


https://www.kiyonori-matsuo.com/post/box-live-2023-%E3%80%9C%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%AA%EF%BC%81%E3%80%9C


BOX LIVE 2023 〜ライブを止めるな!〜 セットリスト
10/18(水) 東京・渋谷「 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」
BOX[杉 真理(Vo,G) / 松尾清憲(Vo、G)/小室和之(Vo,B) / 田上正和(G)]
サポート:島村英二(Dr) / 小泉信彦(Kb)

<第一部>
Opening SE 
1 ブルーベリー・ヒルへ帰ろう
2 I Beg You Please
3 Train To The Heaven
4 Tokyo Woman
5 Crazy Afternoon
6 人生はコーンフレーク 
7 風のBad Girl 
8 窓辺のローラ
9 ハリーのキャンディショップ 

~休憩~

<第二部>
Opening SE
10 寒い国から来たスパイ Pf
11 二挺拳銃の悲劇 AG Pf
12 Girl 
13 My Heaven 
14 Twin Soul
15 カモン・バブリー
16 マイティ・ローズ
17 Temptation Girl
18 Broadway Showへようこそ
19 ヒットメーカーの悲劇


~アンコール~
20 Journey To Your Heart
21 君の瞳のRainbow 
22 Tokyo Woman

~アンコール2~
23 TAXMAN
24 ガリレオ・ガリレイ
 

”40年前の今日、1980年11月1日はルースターズがデビューした記念日すべき日である!”と、アメブロが教えてくれた。3年前に以下の記事を書いている。実際は”43年前の今日、1980年11月1日はルースターズがデビューした記念日すべき日である!”になる。そして、その記念すべき日は同時にルースターズ(S+Z)の全アルバム118曲が全世界一斉配信が開始された日でもある。既にサブスクなどで、聞いた方も多いのではないだろうか。大江慎也の悲願が漸く、一部、叶うことになったのだ。まずは以下の特設サイトにアクセスして、全貌を確認いただきたい。

 

THE ROOSTERS to THE ROOSTERZ|日本コロムビア (columbia.jp)

 

 

色褪せない彼らの魅力を改めて堪能してもらいたい。記念のイベントなども期待したいところ。年末年始は彼らの音を聞きまくろう。改めて、彼らの再評価、再発見、同時にいまも前線を疾走するROOSTER達に注目だ。