辞書には「電子辞書」と「紙の辞書」があります。
私は断然「紙派」です。
古い人間と言われそうですが、それでも結構。
電子辞書で単語を調べると、一つの見出し語については詳しく知ることができますが、他の単語を派生的に学びにくいと思うからです。
「最新の辞書ではそうではない」などがありましたら教えて頂きたい。
「紙」の英和辞典で単語を調べた際に、その周りの単語を眺めることが私は頻繁にあります。
辞書を眺めていて「capital」という単語が目に入りました。
「首都」、「資本」などの意味があり、「capital letter」として「大文字」という意味でも実際に頻繁に使います。
例えば、米国の会社のアカウントのパスワードが期限切れとなり、サービスデスクに問い合わせる場合です。
「仮の」パスワードを口頭で教えてもらう場合、「大文字・小文字」が重要となります。
さて、このような意味が良く知られていますが、別の意味が辞書に載っています。
「capitalには、"死刑の" という意味がある」ということです。
capital [形容詞]
1.大文字の
capital letter 大文字
2.死刑の、死刑に値する
capital murder 死刑相当の殺人
capital punishment 死刑
3.(最も)重要な
「2.」の通り、「死刑の、死刑に値する」という意味が説明されています。
この辞書『スーパーアンカー英和辞典(学研)』には、capitalという単語について、次のように説明されています。
capital
ラテン語で「頭」が原義。
名詞としてはまず具体的な「(建築)柱頭」の意味で用いられ、比喩的に先頭に立つ「首都」や「大文字」、元手となる「資本」などの意味になった。
形容詞化して幾つかの意味で用いられるが、「死刑の」の意味は昔、断頭台で死刑を行ったことからきている。
cap や captain は類縁語。
capital punishmant が、「死刑」という意味として英和辞書に掲載されていました。
逆に「死刑」を”和英辞典”で調べると、次が掲載されています。
死刑
capital punishment
death penalty
死刑に処する
put (人) to death
死刑を宣告する
sentence [condemn] (人) to death
死刑囚
a condemned criminal