5月25日(土)の日経新聞の『読書』のページに、杉田敏先生の執筆された書籍の紹介記事が掲載されています。
杉田敏先生は、このブログで何回も取り上げているNHKラジオの講座『実践ビジネス英語』で講師を務められていた方です。
私はこの講座を7~8年程受講し、録音して今でも隙間時間に何度もくり返し聞いて勉強しています。
杉田先生が書籍『現代英語基礎語辞典』(集英社インターナショナル)を発売されたという紹介記事です。
この記事に書かれていたことが勉強になりますので紹介します。
"pen" という単語は、筆記用具の「ぺん」の他にもう一つの意味として「囲い」があるということです。
野球で、控えの投手がウォーミングアップをするところを「ブルペン (bullpen)」といいます。
"pen" が「囲い」という意味の語源を知っていると、「ブルペン」の意味も理解し易いと説明されています。
"bull" は「雄牛」の意味の単語ですので、昔は「牛を入れておく囲い」という意味で使われていたということでしょうか。
この記事には、"pen" のもう一つの例が説明されています。
赤ちゃんの遊び場を和製英語で「ベビーサークル」といいますが、
英語では "playpen (プレイペン)」といいます。
つまり「囲い」です。
ここで、"pen" の意味を辞書で確認しておきます。
pen [名詞]
1.ペン
2.(家畜、赤ん坊などを入れる)小さな囲い、おり
3.(米俗)ムショ(刑務所)
pen [他動詞]
1.(ペンで手紙など)をしたためる
2.~を囲い(おり)に入れる、閉じ込める
penに「刑務所」の意味があるということです。
辞書には、penのすぐ下に "penal(刑罰の)"、"penalty(刑罰、罰金、罰)"といった単語が掲載されています。
これらはどれも同じ語源の可能性が高そうすね。