"admit"に『許可する』という意味はありません。 | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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"admit" という基本単語があります。

 

この "admit" に『許可する』という意味はありません

 

このことについて、

宝島社新書の書籍『英単語「比較」学習帳』で説明されている内容を引用しながら説明します。

引用した説明、例文は、「青字」で示します。

 

"The university admitted 600 students last year."

 

この英文の意味は次です。

昨年、その大学は入試で600名とった。

 

つまり、「大学への入学を許す」ということです。

 

ここでは、admitの意味が「許す」ということですが、

これは一般的に「いろいろなことを許可する」という意味ではありません

 

admit には2つの意味があります。

その内のひとつは、

どこかへ入れることを許す

という意味です。

 

上の例は、「大学へ入ることを許す」という意味で admit が使われています。

 

 

 

もう一つの例です。

 

"The ticket admits two people to the game."

「このチケットで2名まで試合が見られる。」

 

これは、「競技場への入場」を意味しています。

 

 

本来の「許可」を表す動詞は、allowです。

 

例文があります。

 

"No pets allowed."

「ペットお断り」

 

"We don't allow smoking in our house."

「うちは禁煙です。」

 

allowよりも少しフォーマルで、法律や規則で「許可する」という場合は

permit を使います。

allowと全く同じと考えて差支えありません。

 

違うのは、permit公式的なものに用いるという点です。

 

このpermitを例外的に日常会話でも用いる決まり文句があります。

「天候が許せば」

という意味で、

"weather permitting"

という表現を副詞的に用います。

 

冒頭で「admit には2つの意味があります」と書きました。

 

どこかへ入れることを許す」の他のもう一つの意味は、

認める」です。

 

例文です。

 

"I had to admit that I had been wrong."

「私は自分が間違っていたと認めざるをえなかった。」

 

"admit"は日常で気にも、TOEICなどの試験にも良く登場する基本単語だと思います。

 

この単語の意味はしっかり押さえておきたいものです。