”動物園”ではない"zoo"の意味は? | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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"It's a zoo this week."

 

この英文が、NHKのラジオ講座で出ていました。

 

この講座の回は、2021年に終了した講座『NHKラジオ 実践ビジネス英語』の講座名が、

『NHKラジオ ビジネス英語』という名称だった2005年です。

 

何方も、杉田敏先生が講師をされています。

 

 

さて、この英文が登場するのは、講座のミニドラマの次の場面です。

 

高橋修三が米国の企業で働いています。

ある朝、高橋がBenに言います。

「ベン、そろそろ広報マネージャーに会っておいた方が良いと思いますが。」

 

そして続けます。

"Are you free for dinner this week?"

「今週は夕飯をする時間がありますか?」

 

 

この問いに対して、Benが答えます。

"Thank you for reminding me, Shuzo,"

「思い出させてくれてありがとう。」

 

そしてBenが続けます。

"but it's a zoo this week."

 

この文の意味は次です。

「今週はとてもごたごたしています。」

 

"zoo"という単語は、「動物園」の意味の他に、

ごたごたしている」という状態を表す名詞としても使うことができるということです。

 

"a"が付くことも覚えておきたいポイントです。

 

 

zooを2つの中型の辞書で調べてみましたが、一方の辞書にだけこの意味が掲載されていました。

 

zoo [名詞]

 1.動物園

 =zoological garden (park)

 2.ごったがえす場所混乱状態

 

 

この講座のミニドラマで「ごたごたしている」の後にBenが続けて言っている表現も、参考になります。

 

"but it's a zoo this week.

 I'm simply bogged down knee-deep in work."

「とにかく仕事で身動きが取れない状態なのです。」

 

"bogged down" は、

「停滞する、身動きがとれなくなる」

という意味です。

 

"bog" は、「沼地」です。

 

辞書によると、"bog" には「沼地、沼沢地」の他にもう一つの意味があります。

 

bog [名詞]

 1.沼地、沼沢地

 2.(英俗)便所

 

bog [他動詞]

 (通例受身形で)

 ~を沼にはまり込ませる

 動きをとれなくする(down)

 

 

 "knee-deep" は、

「ひざの深さまで、深くはまって」

という意味です。