"Frankly speaking, ・・・・."
私もこの表現をよく使います。
「ざっくばらんに言いますと。」
というような意味と捉えています。
ただ、辞書に少し気になる説明が掲載されていました。
『スーパーアンカー英和辞典』です。
見出し語 "frank" に【解説】として、次の説明がありました。
そのまま(青字で)引用します。
[frank について]
frank は日本語の「率直な」よりも意味が強く、「言いたいことを遠慮なく言う」に近い。
外交交渉などでの
There was a frank exchange of views.(率直な意見の交換があった)という表現は、
「双方が言いたいことを言い、結局合意には至らなかった」
という意味のことが多い。
”frankという単語は、日本語の「率直な」よりも意味が強い” との説明です。
「ざっくばらんに」というのは間違いではないようですが、「遠慮なくはっきりと言う」という意味合いが強いという説明です。
この辞書で、frankの意味は次のように書かれています。
frank [形容詞]
素直な、隠し立てをしない、
遠慮のない、ざっくばらんな
掲載されている次の例文でも、「遠慮なく言う」という意味があるようです。
I've got to be frank, Bill.
ビル、素直に言わせてもらうよ。
We had a frank discussion about all aspects of the problem.
問題のあらゆる面を率直に話し合った。
I'll be frank with you. I don't think you're cut out to be a teacher.
はっきり(腹を割って)言うよ。君は先生に向いていないと思う。
どれも、結構「ずけずけ言う」というニュアンスがありそうです。
frankly speakingと同じ意味として "to be frank (with you)" の例文も同様に掲載があります。
To be frank with you, you are mistaken in taking such a rigid attitude.
率直に言ってきみのそういうかたくななその態度は間違っている。
これらの例文は、どれも結構「言いにくいことをはっきり言う」といった意味で使われています。
英語ネイティブの人がこのfrankという単語をどのように使っているか、リアルの会話で少し気にしてみることにします。