本日8月18日の日経新聞朝刊(12版)の30ページの『教育岩盤』の記事を読みました。
昭和女子大キャリアカレッジ学院長の、熊平美香氏のインタビュー記事です。
タイトルは「国際人に必要なのは対話力」です。
共感できる内容でしたので、ポイントを紹介させて下さい。
記事の内容を抜粋してお伝えします。
世界で活躍するグローバル人材の育成が求められており、国際化教育に詳しい同氏にインタビューを行うことがこの記事の趣旨です。
同氏への最初の質問は次です。
「グローバル人材をどう定義しますか?」
それに対して、同氏はこう答えています。
以降、同氏のご発言を「赤(えんじ色)」で示します。
「外国語を取得するだけでなく、地球規模の課題を他人事としない人間だろう。」
また、次の様に続けています。
「大人が多様な人との対話をせず、自分たちの世界だけで生きようとしています。
確かに我々の多くは意識するかしないかに関わらず、自分の世界の中で生活しています。
それは特別悪いことではありませんが、世界を広げようとする努力が必要なことも確かです。
日本人がイノベーションを起こせない理由は対話がないからだ。
異なる意見を融合させていくことは、共創する上でも土台となる力だ。」
これに続いて日本の教育の問題点に関するインタビューがあり、後半で『英語学習』についての質問があります。
インタビューアーが聞きます。
「現状の英語学習をどう見ますか。」
同氏が答えます。
「『日本人は英語が苦手』という社会通念は正しくない。
習得できないのは教育のやり方が間違っているから。
文法への偏重が弊害になっている。
文法の理解自体は必要ですが、この ”文法への偏重” は確かに改善が必要です。
次の様に続けています。
小学校で中途半端に導入しても教え方が変わらなければ英語嫌いを早めるだけだ。」
この部分は、私も同じように考えています。
また、次も同じ考えです。
「知識を身につけるだけでなく英語を使えるようになることが大切だ。
失敗しても使ってみることが大切なのに、正解しか言ってはいけない風潮があるから子供は黙るしかない。」
私も、現在の学校の英語教育の大きな問題の一つが、この”正解”への過度の追求のように思っています。
この記事での最後の質問が次です。
「これからの時代に必要な英語力とは何でしょう。」
同氏の回答:
「生成AIや翻訳が進歩して英語の資料を読み込むことは容易になった。
以前よりは言語による情報格差はなくなってきた。
これから求められる英語力は人間関係をつくる力だ。
そして、次の様に締めくくっています。
このままでは国際化した社会で生きる子どもはやっていけない。」