久しぶりに、映画『アンタッチャブル(THE UNTOUCHABLES)』を見ました。
私は、気に入った映画をブルーレイのディスクに取り貯めています。
この映画は、アメリカに禁酒法があった時代のギャングのボス、”アル・カポネ”を逮捕しようとする財務省の役人の活躍を描いた名作です。
その役人はケビン・コスナーが、そして彼に協力する警官をショーン・コネリーが演じています。
アル・カポネを演じていい味を出しているのが、ロバート・デニーです。
この映画は、ケビン・コスナーの出世作と言われているようです。
さて、物語の序盤おおよそ10分くらいの場面です。
ケビン・コスナー演じる ”ネス(Ness)" が仕事で大失敗をして、橋の上で落ち込んでいるシーンです。
たまたま通りかかった警官役のショーン・コネリーが演じる ”マローン(Malone)" との間で軽い口論になります。
仕事の失敗で機嫌が悪いネスが、マローンに上から目線のように「名前と所属は?」などと迫ります。
そこでマローンがネスに反論します。
"You gotta beef? (You got a beef?)"
日本語の吹き替えでは次のように言っています。
「文句でもあるのか?」
ここで "beef" が牛肉でないことは明らかですが、珍しい表現でしたので、辞書で調べてみました。
beef(名詞)
意味:1.牛肉
2.筋肉、肉づき、体重、力強さ
3.不平、抗議
What's the beef?
「言いたい文句は何だ。」
(出典:「スーパー・アンカー英和辞典 第4版」)
ありました。
「3.不平、抗議」
これです。
口論のための英語表現を使うことは要注意ですが、意味を知っておいて損はないと思います。
映画やドラマでは、他でも登場しそうです。
英語の本当の勉強法はこちらをお読み下さい。