棚の中の珍盤① + 最近のレコ活動 | レコ屋巡りの夜

レコ屋巡りの夜

塩化ビニール(=レコード)中毒患者のトホホな日々を綴りたいと思います。
オリジナルが欲しいけど高いなら諦めます。

ブログのタイトルに従えば、私はレコ屋巡りをしなければいけないのですが…。

 
GW最終日、都内某D店へ行ったら、30年間欲しいと思っていたレコに遭遇(ハァハァ…)! 相場10万円と思っていたそのレコが、何と半額で廃盤セールの棚に入っているではないか‼ 実を言うと、3年程前にも別のD店の壁に8万円程で発見していたのですが、当然見て見ぬふりのスルーパス。8万円なんて買えるわけねーだろ!…でもいつかは…の気持ちを捨てきれなかった男は、このGWでの再会に運命的なものを感じてしまう。

 

しかし半額といってもあーた、365日財政緊急事態宣言男に買えるわけないでしょ?財布に5万なんてないし。しかし…美しいラミネートなF/Bジャケを手にして(普通壁レコなので、手にすることはない)震える男はフラフラとレジに近寄り、

 

「け、検盤プリーズ…」

 

と蚊の鳴くような声で、20代前半と思しき店員の美しきお姉さんに伝えてしまう。あぁ、俺はこれを買うのか?財布には1万円しかないのに?検盤しようと思ったのは、コンディション表記がB/B で、盤にキズが入っていたら諦められると思ったから(この歳になっては、キズ盤お断りなのです)。すると…盤の両面共に埃まみれではあるが、キズが…ない‼ 盤を洗えば美品間違いなし!

 

『アアァ…何てことだ。神はこれをワイに買えて仰ってるのか?』

 

いや、幾ら人生でいつかはの1枚とて、5万は無理やで…と冷静に判断。目の前のきれいなお姉様に、

 

「すみません、キャンセルします…」

 

と更に蚊の鳴くような声で名誉ある涙の撤退。即時撤収し事なきを得る(ホッ)。

 

 

しかし帰宅後、どうしてもあのレコの事が頭を過る。止せば良いのに、わざわざ検盤してキズなし美品と知ってしまった。『キズなし美品』…これは60~70's オリジナル盤では見つけるのが難しいのは、誰の眼にも明らか。だってこの時代のレコは生を受けて、もはや50年なのだ。我々人間同様、無傷なんてのはほぼあり得ないのだ(ハァハァ…)。ヤフオク見ても分かると思いますが、垂涎のレア盤が極美品なら価格は青天井。キズが多い等、コンディション不良なら安いでしょ?

 

グウウウゥ…翌日になっても気になってしょうがない。一応 Discogs で新たに相場を調べれば、『7万円』が相場らしい。余りにも自分の中で過大評価してたのか、10万が相場と思いきや7万でしたか。だったら、それほど安いわけでは…。

 

 

この後の顛末は、いつかまた書くことでしょう…。ただその後急激に金が必要になり、レコ屋巡りも出来なくなってしまいました…とだけ伝えておきましょう(アホや)。一体…一体、その後何が起こったのでしょう?名古屋での不発が原因で暴発したのか?それとも…?

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆     

 

 

という訳で、ここ最近は死ぬほど金がなくなり、レコ屋巡りができなくなったわけです(トホホ)。で、自宅掘りやな!と雨降りの今日は、レコ山の裏側に隠れたレコを掘り返す。そこでずっと忘れていたこれを発見:

 

よく見かける Grand Funk Railroad - Live Album ですが…何かおかしい。

 

 

右下角には、見慣れぬロゴが入っている(オリジナルのUS盤、国内盤、その他国プレスにはなし)

 

これは5年ほど前、池袋D店で購入した1枚。見つけたとき驚いたのは、速攻で違和感を感じるラミネート・ジャケ!(ハァハァ…)このアルバムにラミネがあるとは!な、何じゃこれは?…プライスタグを見れば、ペルー盤‼大ヒットしたアルバム故、世界各国でプレスされたと思いますが、南米ペルーでも?しかもジャケがラミネって(ハァハァ…)。

 

 

注:Discogs でよく見たら、独オリジナル盤がラミネート・ジャケ(外側のみ)らしいです。しかしこのペルー盤は、フル・ラミネート(内側&外側共に)。

 

 

激しいリングウェアにドン引きするも、検盤すれば2枚ともキズなしの美品(ホッ)。全世界でペルー盤の需要ないのか、(確か)1,800円。これくらいの値段なら、罪はあるまいと即購入。

 

 

 

Grand Funk - Live Album ( SWBB - 633 ) Peru 2LP ラミネート見開きジャケット 1970年? 1,800円

 

でもね、ジャケット目当てで買ったので、レコ山の奥に放り込んで放置状態だったんですよ。偏見はイケませんが、盤質良くとも南米盤だし音は良くなかろうと。で、今回初めてこれを聴いてやろうかと見開きジャケを開けてみると…

 

エエェ⁉ ジャケが違う‼ ナニコレ??

 

 

US盤他、各国ともに上の画像が通常の内ジャケ(のはず)

 

★他のプレスを持ってなかったので、ネットから無断借用致しました(ゴメン!)

 

 

昔買ったUS盤も国内盤もこれのはず。まさかのジャケ違い!(ハァハァ…)。今回の発掘で、初めて知りましたw。ペルー盤の内ジャケの写真、Discogs にも載ってないので分かるはずもない。

 

 

レーベルは皆さん大好き(?)with Deep Groove (深溝入り)。DGありは盤が厚い証拠(…と以前山崎さんがブログの中で仰ってましたが、その通りですね)。でも音が良いかどうかは不明ですが(薄いよりは良いと思います。新譜レコも、厚い重量盤が多いし)。

 

 

 

ペルー・プレスって大丈夫か?と恐る恐る針を落とせば…これが結構音が良い!比べなければどうとか言えませんが、結構明るく突き抜けるような迫力ある音。良い発見でした~♪(つづく…)

 

 

★動きます★ ↓↓↓