こんにちは。夫婦関係専門カウンセラーの松尾 聡子です。

相手を傷つけてしまうかも、と思うとコミュニケーションが怖くなる、

そんなお悩みもよくうかがいます。

相手を傷つけたくない、イヤな気持ちにさせたくない、

そんなやさしい気持ちが、そう思わせてしまうのかもしれません。

それはとてもステキなことなのですが

それで、コミュニケーションを取るのがどんどん苦手になってしまうと、

新しい職場や学校で人との関わりが増える場面が、不安で苦痛になってしまうのも困りますよね。

今日は、そんなお悩みが少しでも軽くなるような

「人を傷つけないコミュニケーションのコツ」について、お伝えしたいと思います。



相手を傷つけないためには、

やっぱり、相手が嫌がることを言わないことが大事、ということで

「まずは相手のことをよく知ろう」

というアドバイスがあります。

ただ、知り合って間もない人だと、相手を知るまではコミュニケーションが取れない、

ということにもなってしまいます。

あと、ブラックジョークを言わないように気を付けている、

という方もいらっしゃいました。

たしかに、ブラックジョークは通じると場が楽しくなりますが、

通じない場合は逆効果になるので、

これも、気を付けるポイントだと思います。



こんなふうに、いろんな対策があると思いますが

私が一番大事にしているのは

「相手を決めつける言い方をしない」ということ、

つまり

「ジャッジ(判断・判定)をしない」ということです。

会話というのは、自分がイメージしている世界のほんの一部を切り取って伝えているものです。

そうなった背景や経緯、また、そう考えた価値観や考え方まで、

すべてを事細かに話さないことがほとんどです。

つまり、相手の言いたいこと、相手の状況について、本当のところはわからないものです。

だから、それに対して「それってこうだよね」とジャッジしたとき

それが当たれば「わかってくれる!」と思ってもらえて信頼感が一気に増すこともありますが

実際は、残念ながらそうでないことが多いのです。



たとえば「会議の場って、反対意見が言いづらいんだよね」と言った相手に対して

「会議なんだから、意見はどんどん言うのが当然だよね。言えないってことは、自己肯定感が低いんじゃないの?」

こんなふうに言われたら、どう感じますか?

この場合「意見が言いづらい」という状況にもいろんな事情ががあります。

たとえば、参加しているメンバーの顔ぶれ、会議で意見を言いづらい社風、時間的な制約など、

会議の数だけ、その状況は違うわけです。

そういうことを考えると

その人が質問しづらいと感じるのも自己肯定感が低いから、とは限らないわけです。

でも、そんなふうに決めつけられると、

それも「自己肯定感が低い人」というように人間性を決めつけられる言い方をされると

人はとても傷ついてしまうのです。



こんなふうに、人は自分のことを一面だけ見て決めつけられると傷つくものですが

それは、悪いことだけでなく、いいことでも同じです。

たとえば「こんな難しい試験、一発で合格なんて頭いいんだね!」

と、言われたとします。

一見「頭いいんだね」と褒めているようですが

言われた方は、試験のために寝る間も惜しんで毎日勉強したのに、

頭がいいから合格したんだ、と思われてしまったことに、モヤモヤしたりするものです。

こんなふうに、良かれと思ったコミュニケーションが逆効果になることもあります。

でも、それを恐れるのではなく、

ちゃんとコツを知って、活用していくことでより心つながるコミュニケーションを築いていくこともできます。

コミュニケーションを変えていきたいな、という方は

こちらの無料メール講座もぜひ、参考にしてくださいね。

 

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