こんにちは。夫婦関係専門カウンセラーの松尾 聡子です。

最近は、夫が家事や育児を行うことも増えてきましたね。

ただ、忙しいときに、いちいち

「これやって」「これはこうして」と指示をするのも

正直、めんどうだったりするものです。

言われてからやったり、言われたことだけをやったり、でなく

もっと自主的に、自分で考えて動いてほしい。


もちろんやってくれるのは嬉しいけど

「手伝っている」という感覚が抜けてない気がして

自分と同じように

「自分ごと」として家事や育児を捉えてほしい。


そんなモヤモヤを抱えているというお話もよくうかがいます。



たとえば、料理の最後の仕上げをしているときに

このタイミングで夫がお皿やお箸を出してくれていたら、

料理が完成したときに、一番おいしい状態で食べられるのになあ、

という感じです。

言えばやってくれるのでしょうが、

「もうそろそろできるって、見ればわかるだろうに・・・」

「何年も夫婦やってるんだから、いいかげん、そこは察してほしい」


と、軽くイラッとしちゃうのも、しょうがないと思います。



この家事問題ですが、

夫婦になって、まったく最初から時間的にも、労力的にも同等に家事や育児をやっていれば

お互いに「自分ごと」というか

「自分たちごと」として捉えられるのでしょうが、

実際の生活では、なかなか難しいんですよね。

たとえ共働きだとしても、妻が家事の分担が多かったり、家事に携わる時間が多いと、

どうしても家事に関しては、妻のテリトリーというか

妻が主導権を握っている状況に入り込む形になるので

夫は妻のテリトリー内で「手伝う」という感覚になってしまいがちです。

先ほどの例でも、料理の仕上げのタイミングや、その時に何をしてほしいかというのは、

家族でもなかなかわかりづらいものです。



たとえば、 夫の実家でのキッチンでの場面をイメージしてみてください。

(お友だちの家でも大丈夫です)

お料理を手伝おうと思うけれど、

勝手がわからなくてやりづらいというか、遠慮みたいなものを感じませんか?


お味噌汁に入れる大根を切ろうと思って

「いつもやってるように、好きにやっていいわよ」と言われても、

「私はいつも短冊切りだけど、お義母さんは千切りの方がいいのかな」とか


なんか気を使っちゃいますよね^^;

そんな状況をイメージしていただけるとわかりやすいかなと思います。



いくら長年、同じ家に暮らしていても

やっぱり家事の主導権が妻、という場合は、完璧に同じように考えてやるのは難しいものです。

「好きにやって」と言いつつ

「私だったら、こうするのに」と、ついつい思ってしまうこともあるかもしれません。

なので、ここは腹をくくって、自分のやってほしいように指示をするのも

お互いにストレスなく家事を分担できるコツかなと思います。

あるいは、洗濯はお任せ、買い物はお任せ、など

一つの家事を丸ごと主導権を渡して、そこには口を出さない、というのも

夫も安心して好きにできるし、

自分もその部分からは解放されて、ラクになれる方法です。

「自分たち夫婦は、どんなやり方がお互いにとってストレスがないかな」


と考えてみてくださいね。



こんなふうに、夫婦関係というのは

小さな不満やすれ違いが積み重なって大きな不信感につながるものです。

小さなうちに、解決していきましょうね。

まずは、日頃のコミュニケーションを改善していくのもオススメです。

本当はもっと仲良くなれる!
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