ゲームというもの―「『遊び心』と右脳」

こんばんは、レオンです。

今日のテーマは、『ゲーム』です。

以前、ゲームは、止めだ。現実が、ゲーム（ＲＰＧ）のようなものだから、『ゲーム化』してしまえば、良いと申し上げましたが、また、転機がやっておきました。
それは、何かと申し上げますと、こんな理由です。

『ゲームは、全体的思考に、プラスの効能がある』

このようなデータが、あります。

「テレビゲームをしたことがある」と答えたアメリカの大学生の割合は、１００％である。
おそらく、日本においても、全く同じか、似て非なるデータが、出るのでは、ないかと想像に難くありません。Ｗｉｉや任天堂ＤＳi,プレイステーション3など。ゲームをやったことがない学部生を大学キャンパスで見つけるのよりも、演算法の講義を聴いている尻尾の短いアマガエルを見つけるほうが容易でしょう。
カーネギーメロン大学の2人の教授がこんなことを言っています。
「我々は、定期的に学生のメディア体験について調査しているが、たいていの場合、50人の学生全員が観たと答える映画は1つも見つからない（個人的には、エヴァンゲリオンならあり得るのだろうかと思う）。
だがすべての学生がやったことがあると答えるテレビゲームのタイトルなら、ほとんどの場合1つ以上は、上がる（たとえば、スーパーマリオやドラゴンクエスト、ＦＦなど）。
中には、このような情報に失望し、ゲーム機のコントローラーを操っている時間の分だけ、個人の知能と社会の発展が後退しているのではないかと、危惧する人もいる。（その多くは、私よりも、10歳ぐらい上の世代だ。）だが、これは、ゲームが持つ力を誤解しているにすぎない。事実、『Ｗｈａt　Ｖｉｄｅｏ　Ｇａｍｅｓ　Ｈａｖｅ　ｔｏ　Ｔｅａｃｈ　Ｕｓ　Ａｂｏｕｔ　Ｌｅａｒｎｉｎｇ　ａｎｄ　Ｌｉｔｅｒａｃｙ（テレビゲームの学習と文盲率に与える影響から我々は何を学ぶべきか）』という著書もあるウィスコンシン大学のジョン・ポール・ジー教授は、ゲームは究極の学習マシンになりうると論じている。
「（テレビゲームは）学習の原理をうまく利用している。つまり、デザインや学習への動機づけを盛り込むことができるのだ。このような学習の原理は、反復練習やキホンを繰り返すだけの学習や、次から次へと学校を止めるまでのテストを繰り返す今までの教育方法よりも良い」
だからあれほど多くの人が、テレビゲームを買い、５０から１００時間という大学の1学期にも匹敵するほどの時間をかけてＭａｓｔｅｒするのだ。
ジー教授は、書いている。
「実際、テレビゲームで遊ぶ子供たちは、教室よりも、はるかに効果的な形で、学びを体験することができる。学びとは、個々の事実を経験することではない。それぞれの事実を記憶することではない。それぞれの事実を関連づけ、巧みに操作することなのだ」
実際、03年に、雑誌『ネイチャー』誌に掲載された重要な研究発表では、テレビゲームをするとたくさんの利点を得られることが、分かったと、述べられている。
資格認知のテストでは、ゲームをする人の方が、しない人よりも、３０％も高い得点を取った。テレビゲームをすることで、周囲の状況の変化を察知する能力や、情報を同時に処理する能力が向上するという。
医師でさえ、短い時間ゲームを楽しむことで、利益を得られる。ある研究によると、「週に3時間はテレビゲームをする医師は、ゲームをしない医師に比べ、腹腔鏡手術でのミスが３７％少なく行える」ことがわかった。
また、別の研究では、職場でテレビゲームをすると生産性が向上し、仕事の満足度が高まるとの結果も出ている。また、テレビゲームをすると、パターン認識が必要な問題解決能力という『右脳的能力』が向上する、との証拠もある。
テレビゲームをすることの特徴の多くは、「調和」の資質と似ている。トレンドをつかみ、関連性を描き、全体像を理解するといった点だ。
「我々に必要なのは、現代の職場、環境、国際関係、社会交流、文化などの複雑なシステムについて、深く考える方法を学ぶことだ。これらのシステムの中ではすべてのものが、複雑に絡まり合い、誤った意思決定は、悲劇を招くからだ」とジーはいう。コンピュータやテレビゲームは、このことを教えてくれる。
私が、注目しているのは、シューティング・ゲームではなくＲＰＧ（ロールプレイング・ゲーム）だ。これは、プレイヤーが、キャラクターに成り代わり、そのキャラクターの視点で、仮想世界を進んでいくというものだ。このようなシュミレーション・ゲームで得られる体験には、共感力を深め、実社会で人と交わる際のリハーサルの役目を果たしてくれる面もある。

「21世紀における「遊び」は、3世紀に渡って続いてきた産業社会における「労働」と同じ意味を持つだろうー知り、行動し、価値を作り出すための中心的手段なのである―『The Play Ethic』著者パット・ケイン

ということで、そのうち、私は、ファイナルファンタジーを始めるでしょう。
プレステ３を手に入れるとともに。

　
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