こんばんは~レオンです。
お久しぶりですね。
いつ以来になりますかね。
年に何度か写真をアップするくらいですからね(笑)。

今年は、これから、スタートです。

初回としては、ここ数年に、勉強法してきたことと、
興味を持ったことを綴って行きたいと、思いますね。

それでは、始めましょ~う。

犬に餌を与えると唾液反射が起きますよね。
パブロフさんがいいました。

イヌに餌を与える直前に常に音を鳴らす「音と餌の対提示」を繰り返すと、
イヌは音を聞いただけで、
唾液を分泌するようになることを発見したのです。

この学習過程を古典的条件付け
又はレスポンデント条件付けと呼ぶのです。

エサは、条件付けをしなくても、生得的に唾液分泌を引き起こすので無条件的刺激
エサに対する唾液分泌は、無条件反応と呼びます。

音は、初めてエサとは無関係な中性的刺激でしたが、条件付けによって、
エサを予告する信号となり、唾液分泌を引き起こす条件刺激となるのです。

音に対する唾液分泌は条件付けによって形成された反応なので、
条件反応又は条件反射と呼びます。

条件付けは、4つあるのですが、(ここでは、省略します)、
条件付け訓練中に条件刺激ー無条件刺激対提示前に新奇刺激を提示すると、条件反応が生じないことがあります(外制止)。

又は条件付け形成後にも、無条件刺激なしに条件刺激を繰り返すと、
条件反応は徐々に消失します(消去)。

パブロフは、消去後でも、条件刺激提示直前に新奇刺激を提示すると一時的に条件反応が出現すること(脱制止)、
消去後に時間を置いて条件刺激を最提示すると、再び条件反応が出現すること(自発的回復
消去後の最回復は非常に早いことを発見し、
消去によって、条件付けが完全に破壊されたのではないことを示しました。

いったん条件付けが成立すると、条件刺激と物理的に似た別の刺激を単独提示しても反応が生じ(刺激般化)、
般化量は条件刺激との類似度に比例した勾配を描く(刺激般化勾配)。
また、単語を条件刺激として条件付けを行うと、
発音は異なるが意味が似た同義語、意味が正反対の対義語にも般化が生じます(意味般化)。

逆に、正刺激の後に、無条件刺激を提示し、それに似た負刺激の後にには、
無条件刺激を提示しないという訓練を続けると、
最初は負刺激にも刺激般化が生じるが、次第に正刺激に対してのみ条件反応が出るようになります(弁別)。

しかし、イヌの弁別訓練で、刺激の類似度を高めて弁別を次第に難しくすると、
イヌは突然暴れ始め、容易な課題さえできなくなるのです(実験神経症)。

パブロフは、人間の言語学習は、
単語を条件刺激とする言語条件付けで学習されると考え、
言語体系は高次条件付けで獲得された2次信号のシステム(第2信号系)であるとしたのです。

しかし、複合刺激1と2と無条件刺激の対提示をしても、
強度の弱い方の条件刺激には、条件付けが生じないことがあるし(隠蔽)、
また、初めに、条件刺激1と無条件刺激の対提示を十分に行った後、
複合刺激1と2と無条件刺激の対提示を行うと、
条件刺激2には条件付けが生じないのです(ブロッキング)。

さらに、初めに、条件刺激1と無条件刺激、条件刺激2と無条件刺激の対提示を十分に行うと、
複合刺激1と2と無条件刺激の対提示によって、逆に条件刺激1と2への条件付けが、弱くなるのです(過剰予期効果)。

レスコーラとワグナーは、被験体が予期した無条件刺激強度(V)と実際の無条件刺激強度(λ)に差がある(意外性がある)ときのみ学習が生じるというレスコーラ=ワグナー・モデルでこれらの現象を説明しました。

しかし、このモデルでは、条件付け前に、条件刺激の単独提示を繰り返すと条件付けが遅れると潜在抑制を説明できないので、マッキントッシュは、
条件刺激に情報としての価値がないと条件刺激への注意(α)が減少するので、
潜在抑制が生じるという注意理論を提唱したのです。

長々と述べてきましたが、これらの理論を見てくると、
人間の学習の基本能力に通ずるものがありますね。

これらに理論に基づけば、日頃の勉強に役立つかもね。
特に、英語の単語を暗記したいと考えているあなた。
闇雲に、単語帳おぼえようとしても、
無理ですから~。

以上です。