こんばんは、レオンです。
前回に引き続きまして、資産を守るためのポイントについて触れたいと思います。
最近は、リスクヘッジのつもりでも、豪ドル、REIT、金など特定の資産に偏っているケースも多いのではないでしょうか。
その例として、預貯金75%、それ以外は、豪ドル債券20%、一部の個別株5%のみです。
ですが、今後の円安リスクに備え、外国債券を資産の一部に据えることは有効ではないでしょうか?
なぜなら、「アメリカといった海外先進国等の利上げ👉円安👉外国債券の国内価格が上昇」の流れが、
予想できるからです。
今後、先進国が利上げモードに入れば、
現地通貨建て債券価格は下がるが、
外国債券を保有する日本人にとっては、
現地通貨建て債券価格の変動以上に為替変動がリターンに影響するのです。
また、金利上昇が予想されるときには、
金利変動リスクを抑えるために残存期間の短いものを組み合わせることも付け加えておきたい。
ただ、外国債券がいくら円安対策に有効であるとしても、
偏った運用では、どうしても、リスクは大きくなる。
先が予想できない現在は、株式や海外資産など、
できるだけ多くの資産に分散投資することが有効であることを念頭に置きたい。
また、資産を増やすことよりも守ることを目的とする場合は、
または、預貯金を含めて年率2%程度のリターンを目標に、
安定的な運用を目指せるよう考えることが良いのではないか。
先に述べた例のポイントは、
国内外株式(特に国内株式)と外国債券を、
それぞれ10%ずつ保有することで、
リスク資産全体の値動きが安定するという効果が期待できる。
さらに、株や債券の動きと違う動きをする傾向がある、
オルタナティブ資産も全体の5%程度の範囲で組み入れることで、
より分散効果が期待できると考えられる。
言うまでもないことですが、資産配分を見直す時にも、
一括投資ではなく時間分散しながら価格変動リスクを抑えることや、
年に一度、リバランスを行うことも重要だと考えられます。