気をつけるが難しい | 潰瘍性大腸炎さんがなかなか別れてくれない

潰瘍性大腸炎さんがなかなか別れてくれない

潰瘍性大腸炎歴30年目で大腸全摘した人のブログです。

手術後も潰瘍性大腸炎の薬が必要になるとは思っていませんでした。
潰瘍性大腸炎さん、いつになったらわたしと別れてくれますか?

 

考え事をしながら歩く女性の女性のイラスト

 

今年3月、夫が私に「手術してよかった?」と聞いてきた。

 

私が潰瘍性大腸炎で大腸を全摘してから、丸3年が過ぎたころである。

 

 

「まだわからないよ。仕事してみないと」と私は返した。

 

 

いま私は術後最高に調子がいい。

 

ただ、私がこの状態になってからはまだ数ヶ月。

 

 

私は、一旦調子が良くなると直前まで調子が悪かった事実をすぐに忘れてしまう癖がある。

 

これは前向きという点では私のいいところだが、リスク管理の面で考えるとただの悪い癖でしかない。

 

 

だから「ここで調子に乗らないよう気をつけなければ。」

 

と思った。

 

 

いや、ダメだ。単に「気をつける」は私に有効でない。

 

何にどう気をつけのるかまで明確にしておかないと・・・。

 

 

冒頭のやりとりをきっかけに、私はそんな独り言を頭の中で巡らせ、そしてそのまま眠りについた。

 

 

「体調に気をつけてね」は人生でもう何度言われたかわからない。

 

「気をつけよう」も、もう何度思ったかわからない。

 

なのに私はいまだ「気をつける」が難しいと感じている。

 

 * * *

 

あとがき

 

普段私はPCのテキストエディタでブログの下書きを書いている。私は今朝これを開き、書き途中で放置されていた上記文章を見つけた。文章は悪い癖のくだりのあとで途切れていた。きっとそこで力つきて寝たのだと思う。

 

私がこの下書きの存在を忘れていたということは、気をつけなければならないことや、その自覚があったことさえ忘れていたということ。でも、そのときの私が何を考えていたかは容易に思い出せたので、私は自戒の念を込めて今回これを投稿した。下書きの最後に少しだけ文を追加して。

 

気をつけるって難しい。私にとっては、これを思い出しただけでも十分意味のあることだから。