問題発生!『半島を出よ』*村上龍

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 自分の内面的な問題であります。

 このブログを立ち上げた第一回の記事として取り上げたこの本。

 読んでいただければ分かるが、思いっきり買う気マンマン。……。 

 ……しかし(ゴクリ)。

  

 村上龍と地元の話あれこれ。

 実は自分の地元出身の作家さん。 

 映画「69」の舞台となった、ずばり言えば佐世保なんだけど、

 地元その周辺では、村上氏の学校の屋上立てこもりは伝説化している。

 けれども、楽しく過ごしたような小説と違って、

 直接聞いた話ではないのだけど、彼は佐世保を毛嫌いしている節がある。

 あんまり良く言わないのも地元の人間は知っている。

 自分の知っている範囲では、

 誰に聞いても、嫌ってるみたいねぇ、というニュアンスがある。

 (っても、それは田舎者の性格を彼が嫌っているんだろうけどね)

 しかし。

 村上龍といえばやはり地元の誇り。

 それでなくとも。

 いろんなところで評価されている通り、

 独特の世界観をキレある文章で表現する彼の小説は、

 一回読むとクセになるような魅力がある。

 世界の情勢にすばやく反応して、それを作品に取り込む。

 前にも書いたが、可能性として考えられるような事件を、

 村上龍がどう【書く】のか、それに興味があったのだが……。

 

 あるブログさんが取り上げていた『装丁』で。

 気がついたんだけど。

 舞台がヤフードーム(福岡)だからその周辺がそのまま表紙になっている。

 しかし。 よーく見ると、リアルなカエルがっ!!

 

 ……実は、自分はカエルが苦手で…(汗)。

 いや、ケロケロケロッピとかセサミのカーミットとかならダイジョブだが…。

 本物はもちろん、リアルなものはすべてダメなのであるよ。

 見るだけで全身に鳥肌が立って、ホントに、毛をむしられた鳥状態。

 ブルブル。 触るなんてもっての他だっ!

 買って表紙を外せばいいなんて、単純な問題じゃない。

 触れないから、買えないって(汗)。

 隠しても、あれが家のどこかにあるかと思うと夢に出てくるよ。

 どうする?

 

 キッカケは誰にでもあるか、単純なもの

 いやね、素足で生カエルを踏んずけたんだよ。

 不可抗力です。暗くて見えなかったんです(汗)。

 もう一度、書きましょうか?

 いやね、素足で生カエルを踏んずけたんだよ。  素足でね素足で。

 生きてるカエルをね、素足でね……。

 ……カエルがね、グゲェッ!!ってね鳴いてね。。ケケケ(壊)。

 うわぁ~、………思い出してしまった。

 

 じゃあ書かないといいじゃんっても、

 書き始めると止まらないのは、物書きの(偽)サガだ(笑)。

 ということで文庫本に期待して、冬のカエルのごとく春を待つことに決めた。

 前回の話のように、それまではあんまりいろんなところを覗かんようにしよう。

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 余談 : カエルのから揚げは美味しかった。あれなら食べれるが生はなぁ。

 僕らの責任は想像力の中から始まる。……。
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 村上春樹「海辺のカフカ」から。 

 

ちょっと前の話

 福井晴敏著の『終戦のローレライ』に関する掲示板を見た。
 普段は読んでいると不愉快になってくるという理由で、
 個人のBBS以外はほとんど見ない自分だが、
 原作を読んだばかりだったし、それが映画化されるという話だったので、
 その情報を収集せねば!と荒い鼻息に押されての行動だった。

 

掲示板に出現した奴等。
 いやもう、びっくらこきました。
 たくさんある書き込みの中でことある毎に、

 「ガンダムに似ていると思う。そう思わない?ねぇねぇ」

 新参者が来るたびに喰い付くヤツがいたんだよなぁ。
 うーん。まぁ。
 自分もチラリと思ったし、作者もターンAガンダムの小説を手がけてもいる。
 似たところをあげよというなら
 時代は違えど戦争をしていること。
 乗組員が規格外で主人公が若く、純粋ゆえに熱血。
 物分りの良い上官がいてヒーローとヒロインが存在する。
 ニュータイプ専用機を彷彿とさせるローレライシステム。

 似ているといえば似ていなくもない。
 しかし。
 ここまで書いておいても自分はあえて似て非なるものと言いたい。
 いろんなことをたくさん考えさせされた良い作品だ。

  似たところはあるかもしれないけれど、ガンダムでは書けない話だしね。

 (時代が違うし)。

 日本人として純粋に胸を打つ現実的な作品と言えるんじゃないかな。

 戦争を体験していない者だけが書ける客観的でストレートな感動巨編。

 ああいう書き方なら、現代の若者も違和感なく戦争の話を受け入れ、かつ、

 すさまじさを想像できるのではないかな。 
 あれはあれで認めたい。

 

潜んでいる問題点。 
 「ガンダムに似ていると思わない?」
 と聞かれて「ああ、似ているね」と言った時点でその小説は、
 『終戦のローレライ』はガンダムのような話であり、

 ガンダム>ローレライ=負け

 ということになりゃしないだろうか。
 そこで。
 最初に引用した「海辺のカフカ」の文章が出てくるのであ~る。
 これは登場人物で図書館のアドバイザー的存在の大島さんという人が、
 ユダヤ人大量殺戮の方法を任されていたナチの戦争犯罪人、
 アドルフ・アイヒマンの裁判についての本に走り書きしている言葉だ。

 

 「すべては想像力の問題なのだ…(中略)逆に言えば、
 想像力のないところに責任は生じないのかもしれない。……(以下略)」

 

 ……トドのつまり。
 想像力の豊かな人は、物事の一面性だけでなく、
 いろんな角度から見ることができるような気がする。
 仕事を与えられても、機械的でなくいろんなことを考え一生懸命だ。。
 これは実生活でよくあることじゃないかな。
(いろんなことを考えすぎて悩みが多い・・・てこりゃ自分のことだよ(汗))
 ま、一概にはいえないけど一意見だね。 

 

今日の言いたいこと。

 本を読んで意見を交換したいと言うのはわかるが、
 自分の感想を言っても強引に人に押し付けることは、 

 

 読書人としてあるまじき行為だよ。 

 

 ちっとも相手のことを考えてない。
 すくなくとも。
 自分の目に触れるところでの良くない話は止めて欲しいのにぃ(希望)。
 お笑い芸人のヒロシじゃないけど、
 「……自分は美味しいと思っているのに、みんながマズイというから
 頼みにくいとです……」

 と言いたくなる性格で自分も(笑)。
 それでなくとも十人十色。
 桃色吐息(違)。三人寄れば文殊の知恵なのよん(違)。

 こういうことは暗黙の了解だと思っていただけにちょっと驚いたが、
 本当に恐るべきことは。

 本を読んでも何も感じない

 ってことなんだよね。
 上記したことを前提に想像力が人の責任感に影響を与えると仮定するなら、
 想像力の働かない人はいわゆる状況把握ができない結果、
 社会から無責任という評価でくくられてしまうのかもしれない。
 だから。
 無責任な日本人が増えることを想像すれば、
 「ガンダムだ、ガンダムだーっ!!ウホ、ウホ!」
 と子供のように喜ぶやつ等はまだカワイイのかもしれんなぁ。。
 彼等がいるうちは、まだまだ日本も大丈夫なのか?
 なんて思いきや、実は。
 読書のマナーも知らない日本人が出現しているんだよね(笑)。
 本談義、物語の「是か非か」論争に花を咲かせることも楽しいが、
 それでも、本を読んだ後くらいは物語の余韻に浸っていたい。

 あくまでも、読書はコッソリが望ましいと自分は思う。

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 それにしても使い難いなー、これは。
 リニューアル失敗じゃないかな。
 (4月4日 修正&加筆)

 読書するなら便所もヨロシ。冷暖房完備であればなお良ヒ
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 つまり、便所で読書。推進運動でござる。

 なんだ便所の話かよ。
 
 ……なんて言われてしまえばそれまでなのだが、
 こっそりと頷いてくれる方たちにしてみれば、
 「いまさらそんなこと…」
 言わずもがな、特別室だ(笑)と笑って後押ししてくれるか。

 その便所(べんじょ)、である。
 わざわざ説明するのもアホらしい、
 我々には欠かせない、一般的には不浄と呼ばれる場所。
 しかし、一方で心の安らぐ空間として認められてもいるらしく、
 一昔前には想像もつかないほど清潔で快適に変貌したトイレットが、
 暗く臭い『厠』イメージを払拭すべく奮闘している。

 便所河童もそりゃ逃げ出すわってなもんで。

 それはともかく。
 こもれば不思議と増してくる集中力を頼みに、
 テスト勉強など特別な時間を過ごすという方もいらっしゃるようだ。
 もちろん自分にとってもそうで、言いたいのはこれ。
 たった一畳かそこらにこじんまり置かれた西洋式の便座が、
 どんな金をかけたゴージャスなソファーよりも座り心地が良いと感じる。
 (いや、金をかけたソファーなんて知らないし(笑))

 
 便所読書の魅力あれこれ
 その日の気分で漫画、小説、雑誌、チラシを持って入る。
 便所の利点は、雑音を遮断しムードのある裸電球の魔力によって、
 いつにない集中力を発揮し、読書に没頭できることだ。
 入ってしまえば1時間、2時間は余裕。
 普通に読んでいてもなかなか覚えない箇所が、スムーズに頭に入ってくる。
 想像力もふくらみ、物語に深く没頭できる。
 
 そして行き着くところ↓
 
 今日のポイント
 便所に入る前と出た後では顔つきまで変わっている(希望)。

 この知的で精悍な顔つきは便所によって培われた。
 ソース顔、醤油顔なんのその。
 いわゆる便所顔といえよう(ウワッ!それも嫌だな(笑

 (例:入る前-出川哲郎→出た後-反町隆史(希望)
 (例:入る前-山田花子→出た後-栗山千明(あくまで希望)


 …と言っても過言ではないほど、ずばりの引きこもりなのである。


 便所読書の問題点
 家族と住んでいる自分。
 誰も入ってないのを見計らって、用足しついでに読書を始める。
 すると必ず誰かが、
 「早く出ろっ!」
 と扉を叩く。出たのを見計らって入ると今度は違う誰かが、
 「なんだ、また入っているのか」
 と吐き捨てる。挙句の果てには、叱られることになる。
 ほんとに妙なもんだ。
 これをちょっと頭が良いふりをして説明すると、
 マーフィーの法則だ!
 ってことになるのだが、生理現象で切羽詰っている人に
 「そうだったんだねっ!ひとつ賢くなったよ」
 などと納得する余裕はない。
 寄せては返す波動の衝撃に粟立つ肌、とめどなく流れ落ちる冷たい汗。
 苦悶に歪むその顔には、一刻の猶予も許されない。
 冗談で道を塞ごうものなら、頭をどつかれること岩のごとく(違)。
 血の気の引くこと疾風の如しってなもん。
 注意スベシ。
 
 それから。
 自分は便所読書を実行している間に、

 泥棒に入られて財布を盗られた。

 ので、ホドホドにしておくのがヨロシイようで。

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 追記
 この記事で何度も連発した便所(べんじょ)に関しては、
 鼻もつまみたくなるイメージの方もおられることを配慮して、

 便所(びんしょ)=適当な所の意。

 と読んでいただければこれ幸い。
 あしからず。 
 文章は芸術だ。芸術心がないヤツに良い文章はとうてい書けまい。
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 自分の心の声である。

 夏目漱石の『草枕』にこうある↓。

 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
 とかく人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても
 住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画が出来る。
  (……中略……)
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、
 くつろげて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
 ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。
 あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。


 「山川塾」に参加したい動機
 もちろん。
 文章が上手になりたいと思う一途な気持ちからであります(強調)
 といえば人間的に純文学並の清純派だが、実は。
 
 うまくいけばデビュー?有名になれるかも?

 ヨダレの止まらぬ不順な動機が……ウッ!
 しかし、こうキッパリと書いてしまっていいのか、
 ちょっと迷うところではある。
 『山川塾」に応募しても、自分に確固たる目標がなければ
 いかんのじゃなかろうか?
 それこそ。
 冒頭に引用した草枕の文を読んでいると、

 書かなければならない理由がなく、これを書いておきたい。

 などという境地にいない自分が、果たして文章を習ったところで、
 上達するものだろうか?
 という葛藤と戦っている最中なのである。
 好きこそものの~という言葉がどこまで通用するかねぇ。

 それこそ、便所で本を読もうと言っている間はどうにもならんか(笑)。


 一人ボケ&突っ込み
 余談だが、
 自分がこうも優柔不断で決断力がなくなってしまったのは、
 
 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」

 を読んだせいである。
 たとえば。
 道の水路でてんとう虫が溺れているとする。
 自分がこれを助け、即座に思う。

 「よし、これで地獄に行っても大丈夫だ。助けに来てくれよ」

 と。しかし思ってすぐに、

 「いかん!こんな打算的じゃお釈迦さまは助けてくれない(泣)!!」

 泣きっ面で慌てて先の台詞を取り消そうと必死になる。

 「そんな打算的な心じゃないんです!自分はもっと清らかなんです!」

 ……いったい誰に言い訳をしてるんだ。
 はたからみれば思いっきりアホっぽいじゃないか(笑)。

 
 結局、何が言いたいのかというと。

  こんな打算的な考えのヤツでも参加できるのか

 迷っていると。
 ああ、この迷える子羊に愛の手を…ソーメン(違
 期待の新刊(3年ぶり?)

 著者: 村上 龍
 タイトル: 半島を出よ (上)
 価格: ¥1,890 (税込)



 出版社/著者からの内容紹介
 北朝鮮のコマンド9人が開幕戦の福岡ドームを武力
 占拠し、2時間後、複葉輸送機で484人の特殊部隊が
 来襲、市中心部を制圧した。
 彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。

 〈財政破綻し、国際的孤立を深める近未来の日本に
 起こった奇蹟〉

 出版社からのコメント
 幻冬舎創立11周年記念特別書き下ろし作品、1650枚。



 発売日備考
 3月14日からamazonで予約開始。
 予定では3月25日になっているけど、
 幻冬社のHPで3月の新刊ページになかったから、
 もしかしたら4月にずれ込むんじゃないかな。
 最近の話題の本。
 わりと遅れるな……気のせいか???
 
 興味が湧いたワケ
 日本と北朝鮮の関係が怪しくなってきた現在。
 我が国の経済制裁に押された北朝鮮が窮状に陥れば、
 このようなことが起こりうる可能性はあるんじゃないかと…
 それをどこまで村上龍が書けるのかが興味深いところ。
 (とはいえ、村上龍ってあんまり読まないんだけどね)

 また土地の設定が自分の地元ってのがポイントだな(笑)。
 それだけでも興味が湧くよ。

 今日の一言
 ハードカバー。もうちょっと安かったら有難い。
 貧乏金なし。