先日(5/14)にChageさんのファンクラブ「equal」のオンラインファンミーティングに参加しました。昨年も3回参加しましたのでこれで4回目のChageさんとの「おしゃべり」でした。

今度はどんな曲が聴けるのかとドキドキしていたLPレコードに針を下ろすあの瞬間。
友人の名前を20人以上借りてはがきで申し込んでも1枚も当たらなかったコンサートチケット。
テープがすり切れてしまうんじゃないかと思うほど見ていたVHSのコンサートのビデオ。
ファンクラブに入って初めて行ったBIG TREEツアーで聞けた「モーニングムーン」のあのイントロ。
いつも青春18きっぷや大垣夜行を使って遠征して参加した関東開催の特別なコンサート。

忘却の彼方に消え去ることのない若かりし日のそんな記憶。
それを思えばタブレット端末越しとは言え1対1でChageさんと「おしゃべり」をしている。
健康にここまで生きてこられて良かったです。大げさかもしれませんがそれぐらいの感謝です。
世の中のすべてのチャゲアスファン(「かつて」の人も含みます)がEqualに入会して参加するべきだと思いますよ。本当にすばらしい経験ですから。

昨年は主にビートルズについてお話をしました。去年の記事はこちらです。


今回はChageさんの作曲法について聞いてみました。「てるれのん」らしくちょっと音楽的に突っ込んでみました。
Chageさんはこういう曲調が好きなんだなと感じる時があります。これまでたくさんの曲を作ってきて『この(コード進行の)展開は前にも使ったな』とか『このメロディーラインは前にも使ったな』と感じる時があると思いますが、その時はどうしているんですか?
こんな質問をしてみました。
Chageさんのお答えはこんな感じでした。
私が「Chageさんらしいな、こういう展開が好きなんだろうな…」と話したら…

Chageさん「あー、半音とかね」
そおおおおおおおおぉ! そうなんですよ! 半音ですよ! ASKAさんもそうですですよねっ! と叫びたくなりました。
質問の後、Chageさんはこんなことを話してくれました。興奮していてうろ覚えなんで正確ではないですよ。悪しからず。

「昔はとにかく転調。転調しなければ曲じゃないってくらいに転調にこだわっていた。でも、最近はデビューの頃のように、原点回帰というか転調させることはあんまり考えていないかな」
「メロディーは前も使ったなって気づいたら変える。でも、てるさんなら
(てるさんって呼ばれたっ!涙涙)わかると思うけど、循環コード(例えば、ポール・アンカのダイアナのコード進行のC-Am-F-Gみたいな音楽理論の基本通りのコード展開のこと)でもいくらでもメロディーはあるから、コード進行はかぶってもあまり気にしないかな」
私はこう返しました。
「確かに『君に逢いたいだけ』も循環コードですよね」
Chageさんは
「あれはちょっと変えてるけどね」って。
わかってます。わかってますよ。「ビニール傘に」の部分ですよね、って返したかったけど黙ってました(笑)
私は続いて。
「Chageさんの曲はあり得ない転調をしていて『気持ち悪い』んだけどそこがクセになって『気持ちよく』なっていくんです。最近は確かにシンプルだけど、それでも『Love Balance』みたいにもうコード進行があり得なくて『気持ち悪い』んだけどそれがたまらなく最高に『気持ちいい』歌もありますね」
こんな風に伝えました。最高の賞賛の言葉のつもりなんですが伝わっているでしょうが?
Chageさんは「
最近は転調はいいかな、って思ってる。原点回帰の感じかな」と。
「てるさんは曲を作るの?」って聞かれました。
「職業柄、〇〇の場面でたくさん作ってます(ごめんなさい。ここは伏せ字にしますm(__)m)って伝えると…

「おおー! アルバム作れるじゃないですかー?」って。
恐れ多い恐れ多い恐れ多い恐れ多いです。ありがたきお言葉ありがとうございます。


「コード進行は同じでもメロディーはいくらでもある」

この言葉は家訓にしたいくらいです。

あっという間の3分ほどの1対1のおしゃべりでした。


他の参加者のおしゃべりも千差万別。どなたのお話も楽しいですよ。大爆笑必至です。
緊張してお話できそうもない、何を話していいかわかんない、って方もChageさんがリードしてくださってお話を振ってくださるので心配ご無用です。
私は次は誕生日月の9月参加を考えています。ぜひ、かつてチャゲアスファンだったという方、ASKA派でChageさんは「じゃない方の人」の意識って方、何を話したいいかわからないという方、ステージの上の人とあまり距離を縮めたくはないという方。どれもこれもよくわかりますが、ぜひ先入観を捨てて参加してみてください。Chageさんの魅力が再発見できますよ。ファンクラブに入会しないといけないのでちょっとハードル高いですけどね。

ちなみに。
7/10(日)のChageの細道の昼公演に参加できることになりました。
「細道」も通常のライブとは異なるステージと客席との心理的距離の近さが魅力でした。
本当に楽しみです。





追記
ASKAさんのことに関する過去の記事は今でも非常に多くのアクセスがあります。コメントもありがとうございます。
コメントは返さない方針でブログを執筆していますので返信はしていませんがすべて目を通しております。
過去の記事は「日記」のような存在であり、その時その時の感情の記録です。その時にそう感じていたのは事実ですので削除もしませんし、過去の感情を否定もしません。
現在も思うところはありますがASKAさんの音楽以外のことはもう書かないことにしました。
現在、ASKAさんに関するインターネット上の情報発信はすべて見ないようにしています。Twitterもタイムラインに流れてこないようにしています。つまり、ブロックしました。
なぜ? と聞かれても「見たくないから」としか言いようがないので答えようがないのですが、とにかくASKAさんが現在どういうことを発信しているのかを情報収集はしていません。
そんなわけですのでちょっと今はASKAさんと距離を置いている…、別居状態? ですかね。 
滅多に更新しないこのブログに毎日たくさんの訪問者がいるのは「ASKAさんのこと」について書いてほしいという期待があればこそだということは承知しておりますが、事情をご理解いただければ幸いです。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今年もマイペースに更新します。

 

ここのところ更新どころかアメブロへのログインすらしていなかったのですが、今日ふとマイページを確認してみたところ、今年に入ってからブログの訪問者数が増えています。めったに新しい記事をUPしないのにありがとうございます、と言いたいところなんですが訪問数が増えた理由は想像できます。

というのも、訪問数が多いのが昨年の9/5に書いた次の記事なんです。

ASKAさんがTwitterで新型コロナ感染症の治療にイベルメクチン使用を推奨する内容の投稿を見て衝撃を受けた思いを綴ったものです。

 

2022年になってからもASKAさんは盛んにコロナ関連に関わる問題提起の投稿をされています。また、盗聴・盗撮疑惑についての個人攻撃とも受け取れる内容などもありました。ファンクラブ会員の個人メールを使った情報発信では退会した人にまでメールが届いているとのこと。

SNSを中心としたASKAさんの過激な情報発信の内容とそれに反応する人たちの対立に疲れた人たちが「ASKA 陰謀論」などの検索ワードでこのブログにたどり着いているのでしょうか。心が疲れ果てた人が「てるれのんさんが何か書いていないかな」って訪ねてこられたのかもしれません。とにかく多くの「ファン」が傷つき疲れているのは確かなようです。

 

さて、2022年1月の今、この話題について私がどう思っているかというと昨年の9/5の記事に書いたものとそう変わりません。9/5の記事から引用すれば次の一文に集約されます。

 

特に医療の専門家でない人が、この薬を飲むと劇的に治癒する、といった内容を発信することだけはやめてほしい。

 

4か月以上経っていますが状況は変わらないどころかASKAさんの情熱は強くなっているようです。

 

また、ファンだと思われるフォロワーの返信に対しての思いやりを感じられない投稿も目につきます。

もちろん過去に違法薬物使用で逮捕されたことを揶揄するような悪質な返信に対しては真面目に対応する必要はないかもしれませんが、愛情と尊敬を持って返信をされている方を晒し上げたり、発信内容の誤りの可能性について冷静に指摘される方を冷笑したりという目に余るというか、はっきり書くならば不快な投稿も増えました。

その昔、自分(たち)の言葉が見る人聴く人にどう伝わっているかを吟味して吟味して吟味して発信されていた方の言葉とは思えません。脳で感じた思いが心を通過することなく文字化されている、そんな印象です。

確かにTwitterとはそういう特性を持ったメディアではありますが、ASKAさんが熱意を持って伝えようとしている「ワクチン陰謀論」「イベルメクチン」「盗聴盗撮」などに関する内容の投稿についてその傾向が顕著です。

医療の専門家からの指摘に対してやりとりをした結果を受けての一見温厚な投稿内容も別の意味で不安を覚えます。

謝罪を思わせる言葉を綴った上で人と人とのつながりへの感謝を述べておられましたが、達観というか高踏というかなんとも言えない違和感を覚えました。

 

私を含む多くの「ファン」がブログやTwitterから脱落してきた理由がこの違和感ではないでしょうか。

ASKAさんが不思議現象に強い興味があったことは古くからのファンの多くが知っているでしょう。初期の「21世紀」のように「ノストラダムスの大予言」があればこそ生まれた名曲もあったのですから。TUGの会報や雑誌のインタビューなどでも散々語られてきました。

私はいわゆる「オカルト」の肯定派ではありません。(ちなみに否定派ではありません。敢えて言うならば懐疑派です。事実は何かを調べたり考えたりしたくなってしまう派です)肯定派ではありませんからASKAさんのおっしゃることに納得してはいませんでしたが、そのように感じることを否定することもありませんでした。もちろん嫌悪感を感じることがあるわけがありません。

ASKAさんは自分の信じる内容を押し付けませんでした。この感覚をどう表現すればいいのかよくわからないのですが「ASKAさんはこう思っている。私はこう思っている」ということが両立、併存しており、双方の思いに双方が寄り添い尊重し合っている感覚と言えばいいでしょうか。正確に伝わりますか。

今のASKAさんのSNS発信にはその寄り添いや尊重がありません。先ほどの医療の専門家とのやり取りも自己完結であるような印象を受けるのです。

世界を俯瞰しているように感じるのです。しかし、見ている世界が「私がいる世界」ではないように思えてしまうのです。

 

9/5の記事に「ASKAさんの歌が聴けない」という内容を私は書きました。

それは今でもです。

聴けない理由はこの「違和感」だと最近気づきました。

ASKAさんが見て歌っている世界は自分が見ている世界とは違う気がして作品世界に入ることができないのです。もちろんこれは個人的感情であり私の心の問題です.。世界が違うという事実ではなく、違うと感じる私の感情です。

その違和感に加えて、最近の投稿の攻撃性や他人を蔑むような空気には嫌悪感すら抱いています。

 

結果論とは言え特定の宗教団体の主張との親和性。

薬の用法・用量を無視する発言が平常運転。

思いが強すぎるがゆえ他者の思いを「変えたい」とする言葉の応酬。

好きだった自分の過去を壊されたような気になるからこその強い批判。

自分が愛する「歌い手」を守りたいがゆえの手放しの賞賛と批判への批判。

 

あの場所が平和になるには情報発信をやめるしかないところに来てしまっており「どうしようもない」という無力感から悲しくなります。

 

常識派のてるれのんさんはASKAさんの気持ちに寄り添っていない。現実は一つではないと感じられる方もいらっしゃると思います。

その思いもしっかりと受け止めております。私もそう思います。

 

私は「科学は正しいという迷信の風で育った」というフレーズが好きではありません。

なぜなら「科学は正しい」は正しいと思っているからです。

以前にも書きましたが、科学とはわからないものをわかりたいと思う心のことです。

トンガの海底火山噴火で生じた潮位の上昇の原因を「わからない」と言った専門家の対応は科学的だと思いました。

わからないことをわからないということができる。だからわからない現象に対して客観的な証拠を集めて事実を探す。

先に事実を作って恣意的な証拠を集めるのは非科学的なことだと思います。

結果としてそれが正しかったとしても。

多くの人が指摘していることはそこだと思います。

「科学」の定義が違うので非科学的だという批判は批判には聞こえていないでしょう。

 

 

無理なことは重々承知の上での願いです。

朝7時に起きて夜11時に寝る。

スマホやPCを見すぎない。

野菜や肉・魚などバランスの採れた食生活。

主治医の方の定期健診と薬の接種のアドバイスを受けそれを守る。

昼間に外に出てお日様の光を浴びて深呼吸をする。

そして存在感を感じない事務所やファンクラブのスタッフの方の適切なプロデュース。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

不快な思いになった方もおられると思います。ごめんなさい。

 

ただ。

私もとっくの昔に折れている心を上から踏みつけられているような感覚なんです。

 

そんな思いを綴りました。

 

Chage's Christmas~チャゲクリ~

Chageさんのニューシングル「Chage's Christmas~チャゲクリ~」が11月24日に発売されました。
Chageさんの35年ぶりのクリスマスソングと話題になっています。現在、絶賛プロモーション中。全国のラジオ番組に数多く出演されていますね。
収録曲はスローナンバーの「1224」(イチニイニイヨン)と軽快なテンポの「クリスマス予報」の2曲です。
また「Chage Live Tour 2021~Boot up!!」の9月18日の豊洲PIT公演の様子と最新インタビューの映像特典付きという体裁です。
今やCDは+αの付加価値がないと出すことも難しくなってきました。音楽はサブスクやYouTubeで(ほぼ)無料で聴くのが当たり前の時代になっています。

この「チャゲクリ」の2曲も各種サブスクのサービスで配信されており、CDを買わなくても聴くことができるわけです。私ももちろんCDは購入してますが、Spotifyを利用して「チャゲクリ」を聴くこともあります。

CDのような円盤を購入することは「推し」に対する感謝の気持ちを伝える投資のような時代になっているのかもしれません。

 

「1224」のミュージックビデオはこちら!

 

さて、収録されているクリスマスソング2曲を細かく聴いてみました。
特にリードトラックとなっている「1224」を中心にレポートします。

「1224」の制作クレジットは作詞が松井五郎さん、作曲がChageさんのゴールデンコンビによるもの。
最近はこのコンビの楽曲は「equal」や「たった一度の人生ならば」など詞が先に書かれたものが多いようですが、今回は間違いなく曲が先でしょう。
理由は後で詳しく述べますが、曲の構成によります。
「1224」は独特の曲構成なんですね。
イントロ~Aメロ~Bメロ~Cメロ~Aメロ~間奏~Bメロ~Cメロ~Dメロ(大サビ)
いわゆるサビが最後まで出てこないのです。4分34秒の楽曲でサビが3分19秒までないのです。しかもサビのメロディーを2回繰り返して曲はそのまま終わります。つまり、サビは1回しかないのです。
先ほど音楽はサブスクやYouTubeで聴くことが当たり前の時代になったと書きました。
現在のロック・ポップスはサブスクで聴いてもらうための戦略的な楽曲構成になってきています。サブスクでは一定の時間再生されれば楽曲再生回数にカウントされます。その再生回数がヒットの基準ですし、楽曲の最初の30秒に「いちばんおいしい部分」を持ってきてリスナーの心をつかもうとするわけです。
その結果、イントロは短くかつインパクトのあるものになります。そして、サビが早めに登場します。また、楽曲の時間も短くなる傾向があります。
かつてのCDが普及した時とは正反対ですね。収録時間の制限がなくなって、チャゲアスのシングルも5分6分は当たり前、7分越えをすることすらありました。
一方、現在の世界を席巻しているBTSの「Butter」なんて2分44秒しかありません。1960年代のThe Beatlesの「Get Back」よりも短いんですよ。

長くメロウなイントロ、なかなか出てこないサビ。
とにかく「1224」はサブスク全盛の時代に逆らっているのです。絶対に意識してやっていると思います。意外にChageさんもカウンターカルチャー的な存在なんです。

Chageさんによる楽曲はメジャー7thの響きが心地よい70年代シティーポップス風。部分転調やクリシェ(ベースの半音下降)などが散りばめられています。
以下のコード進行は耳コピで適当に聞き取ったものですから正確ではありませんが参考までに。

Aメロ
Dmaj7-Em7onB (×3) (いつサンタクロースを~)
A6-Bm7(×2)(夢も遠いようなBlue~)
Bメロ
Gmaj7-D(×2)(いまでもそう Close your eyes~)
Cメロ
B♭-D-B♭-C-A (幸せの答え合わせは~)

サビまではおそらくこんな感じです。メロディーも半音階の移動が多く、歌う時に音が取りにくい人もいるかもしれません。
メジャー7コード全開の楽曲。過去のChageさんの楽曲ではあまりイメージがないです。ASKA曲だったら「no no darlin'」なんかが同じタイプの楽曲ですね。
コードの基本の3音にメロディーが収まっていかないので独特の浮遊感が生まれてるわけです。

そしてDメロの大サビです。ここの切り替えが上手い!
コードはおそらくこんな感じっぽい。
D-DonC#-Bm7-BmonA♭-Em-EmonE♭-G-A
それまで浮ついたモヤがかかったような感じから一気に世界が開けた感じになりますよね。
メジャー7thや6thの不協和音的な半音ずらしたメロディーからわかりすいメロディーに転換しているからです。
でも、コード進行はベース音が半音ずつ下がっていくクリシェの技法を使っているので切なさは倍増。
しかも、歌詞は「クリスマス クリスマス」とシンプルな剛速球。おそらくChageさんのデモテープの時点でここは「クリスマス クリスマス」って歌ってたんじゃないかな。
このベースが半音ずつ下がっていくクリシェの技法を使った楽曲は世の中に数えきれないほどありますが、超定番クリスマスソングのそれが一番有名だと思います。
そう、山下達郎さんの「クリスマスイブ」です。
クリスマスソングということでヤマタツをリスペクトしたんじゃないかな、って思ってます。

A-B-C-A-B-間奏-C-D-D
この独特の曲構成が詞先ではなく、曲が先にできたと考える最大の理由です。


さて、松井五郎さんの歌詞はというと。
決して明るいクリスマスソングじゃないです。
孤独や挫折を味わっている人に願いを込めているかのような内容です。
「夢も遠いようなBlue みんなひとりぼっち」
「月まで行けたのにまた道に迷う」

でも「思い出は教えてくれる いま僕らが行く先を」
歌詞カードをまじまじと眺めているといろいろ深読みしちゃうな。五郎さんが書いた詞だし。チャゲアスのことが念頭にあるのかな、なんて。考えすぎかな。


続いて「クリスマス予報」です。
作詞は澤地隆さん、作曲はChageさん。こちらももう一つのゴールデンコンビです。
こちらは「1224」とは打って変わったハッピーオーラ全開のナンバーです。
いわゆるモータウンサウンド。60年代アメリカンポップス風のドッタンドッタンと跳ねたリズムですね。
このリズムの超定番クリスマスソングがありますよ。
そう、マライア・キャリーさんの「恋人たちのクリスマス」です。
絶対に意識していると思います。誰もが思い浮かべる、ベタな「クリスマスソング」を作るつもりで作ったんでしょう。
 
澤地隆さんの歌詞の内容はすでに伝えられているように35年前の『Snow Mail』の「ボニーの白い息」の続編。
あの恋人たちは結婚したんですね! 子どもがいるんですね。「若かった頃この坂道で似たような思い出」ってあるから、たぶん、子どもは女の子です。小学校の5年生くらいかな。一緒にお出かけしているみたいです。ママのためにクリスマスプレゼントでも買いに行ってるのな。
…なんて、妄想しちゃいましょう。

どちらの歌もクリスマスソングとしての「型」を意識した上で、Chageさんらしいひねりを入れつつ「わかりやすく」仕上げているという感じかな。
令和の時代に歌うにふさわしいクリスマスソングです。
たくさんの人に聞いてほしいです。

最後に。
2曲ともプロデュースは『Boot up!!』に続いて島田昌典さん。
島田さんがChageさんをプロデュースするようになって一番変わったなと思うのは歌声の質感です。
現在のChageさんの声質を最高の状態で録音してくださっていると思います。
CDに収録されているそれぞれの楽曲のInstrumentalを聴くとよくわかりますよ。
Chageさんのコーラスが入っていて、そのハモリの声がすばらしい!
サブスクじゃ聴けないインストVersionを聴くためにもみなさん! CDを購入しましょう!

 

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2021.9.5。
今回はASKAさんがTwitterやブログで盛んに発信されている「いわゆる『陰謀論』」と呼ばれる類の話題です。
もうASKAさんのこういう話題はやめにしようと思っていたのですが、今回は思うところがありまして。
書きます。
長文です。また、擁護派、支援派の方には不快に感じる内容かもしれません。


ASKAさんは多くの情熱をこういった内容の情報発信に捧げています。主体が音楽なのかそうじゃない方なのかわからないほどです。
多くのファンの方がこのことを複雑な思いで眺めていることでしょう。
私は、もう長いこと、距離を取っています。
ASKAさんの情報発信を正面から受け取り続けていると自分のメンタルがもたないからです。
今でも真正面からあの発信を受け取っている人は凄いと思います。

先日のASKAさんのイベルメクチンに関する一つの発信に衝撃を受けました。
これはさすがに… と恐怖を感じ、リプを初めて送りました。
そんな一つの返信で何かが変わるとは全く思いません。
ripple ring
小さな砂粒を海に投げかけただけかもしれませんが、「チャゲ&飛鳥」が作詞したこの歌を思い出しました。思いを短文で伝えました。

さて、今日はASKAさんが発信する「いわゆる『陰謀論』」について、私が思うことを少しだけ書きます。
アメリカ大統領選挙や反ワクチン、イベルメクチン処方についての是非や正誤について語ることが目的ではありません。

難しく見える「いわゆる『陰謀論』」とは「点と点の間に意味のある線を引いてしまう変え方」だと思います。
ASKAさんは昔からよく人と人の不思議な縁の話をされます。今回、改めて『インタビュー』や『けれど空は青~飛鳥涼論~』などの書籍にも目を通しましたが、そこには偶然には思えない不思議な出会いや再会に何かの意味を感じているような記述が多くあります。ライブMCや科ファンクラブ会報でもよく語っていましたね。
なんでこんなところで! なんでこんなつながりが! というような偶然とは思えない出会いは誰しもあるでしょう。
偶然って凄いね、って感じるだけの人もいれば、そこに意味を見出す人もいます。
自分の心が平安な時は「そういうことってよくあること」って捉えて終わり。
自分の心が不安な時は「こんな不思議なことはめったにない」って捉えてそこに物語を紡いでしまう。
元も子もない言い方ですが、そういうことなんだと思っています。

音楽の世界では有名な陰謀論があります。
ポール・マッカートニー死亡説
ビートルズがまだ現役だった1969年に広がった噂です。
「ザ・ビートルズのポール・マッカートニーは1966年に交通事故で死んでいる。現在のポールは替え玉だ」というものでした。
ビートルズは作品の中でポールが死んだということをほのめかしているというのです。
「ポール死亡説」は世界中のビートルズファンによって徹底的に研究されています。噂が広がったいきさつや死亡説の根拠についての謎解き今ではほぼ解明されています。
例えば…
ホワイト・アルバムの「Revolution9」の「No.9 No.9…」という呟きを逆回転すると「Turn me on, dead man」と聞こえる。
→実際に聞きましたが確かにそういわれると聞こえる気がします。でもChageファンには有名なQUEENの「地獄へ道づれ(Another One Bites The Dust)」のフレディの間奏の叫びが「チャゲ!ひとつ!バナナ取って!」に聞こえるようなもんですね。
「Strawberry Fields Forever」の最後のフェードアウトで「I buried Paul(私はポールを埋葬した)」とジョンが呟いている。
→曲名「ストロベリー」からの連想で「クランベリーソース」と言葉遊びで呟いたのがそう聞こえています。
その他にも、多くの楽曲の歌詞でポールの死をほのめかしていると言われました。

点と点の間に物語を作るという点ではChageさんが大好きな『ABBEY ROAD』のジャケットにまつわる死亡説が有名です。数えきれないほどの「ネタ」があります。
有名な横断歩道を渡るジャケット写真は先頭の白いスーツのジョンが「牧師」、2番目の黒いスーツのリンゴが「葬儀屋」、3番目のポールは「死人」だから裸足、4番目のラフなジーンズ姿のジョージは「墓掘り人」を意味している。
写真に写りこんでいる車のナンバープレートが「28IF」でもし(IF)生きていたら28歳」ということだ。
→実際には「281 F」が「28 IF」に見えただけです。しかも、当時のポールは27歳です。
左利きのポールが煙草を右手で持っているのは替え玉だから。
他の3人は左足を前に出しているのに、ポールだけ右足を前に出している。
などと、意味のないものに意味を見出し「ポールが死んだ」という物語が作られました。
そういえばこの歌も、この歌も、と話はエスカレートしました。その他の多くの楽曲の歌詞がポールの死の証拠とされています。
ポールが生きていたとされる1965年の楽曲「Yesterday」と死亡後の替え玉の時期だとされる1968年の「Hey Jude」のヴォーカルの声紋分析までやったそうです。結果は「別人」という診断になったそうです。
当時のビートルズは活動が停滞しておりポールはスコットランドの田舎で隠遁生活を送っていました。そのため公の場にほとんど出ていなかったこともあり噂は大きな騒動に発展しました。
その後、ポールが雑誌のインタビューを受けて「生きているよ」と伝えたことで収束しましたが、その後も噂は根強く残りました。今でも信じている人はいるでしょうね。
ちなみに、ポールは自身の死亡説をパロディーにしています。1993年に出したライブアルバムのタイトルは「Paul is live」(ポールは生きている、もちろんLiveは掛詞ですね)です。アビーロードの横断歩道の合成写真をジャケットにしており、車のナンバーは「51IS」にしています。意味はもちろん「51歳です」です。遊んでますね。

さて、何が書きたかったかと言うと。

人は意味を見出してしまう。意味を作ってしまうということです。
4人がその日着ていた服装でたまたま横断歩道を渡った写真1枚から果てしない物語が作られるのです。
信じている結論を導きだすための根拠を見つけてしまうのです。

自分が見ている世界、自分が感じている世界、自分が信じている世界。
それに当てはまるような意味は意外に簡単に作れてしまう。

「ぎなた読み」なんて典型的です。
ジグソーパズルのデザインも、ゲームの画面も、Twitterのつぶやきも、意味を見出そうとすれば物語を作れてしまう。
おそらくASKAさんは「聖書の暗号」も信じていらっしゃるでしょう。
9.11はアメリカのブッシュ政権の自作自演だと思っているかもしれません。
オバマ大統領は児童虐待や児童売買をしていると思っているかもしれません。
アメリカ政府は宇宙人と密約している、現在の地球の文明は何度目かのものであり南極にはその遺跡がある、未来人が現代にタイムトラベルしておりインターネット上にはその証拠がある。
インターネットという仮想世界の中でバラバラだった陰謀論の多くは結びつきました。
中には真実もあるのでしょう。しかし、虚実ないまぜでほとんどが「都合のいい物語」になってしまっていることは否めません。

陰謀論とは「偶然だと考えるとやりきれない、整理がつかない現象に意味を見出そうとする人の心が生み出したもの」だと思います。
身近にいて大好きだったものを突然失うことになる。どうしてそんなことが起きたのか。理由もなくそんなことが起きてもいいのか。
人はそんな感情に襲われます。もちろん、私だって。
その感情が宗教を生み、同時に科学を生み出しました。
宗教も科学も「なぜそんなことが?」という疑問や不安が根っこにあると思います、兄弟のようなものです。
陰謀論も同じ根っこから生えていると思うんです。
だから外から見ると宗教的に見えるし、中から見ると科学的に見えるんではないでしょうか。

ASKAさんに身に降りかかったすべての現象や災難がすべて妄想であると言いたいのではありません。
どの程度の事実なのかは私にはわかりません。情報が一方的すぎますから判断がつきません。
100%かもしれないし、0%かもしれません。
しかし、意味のないものに意味を見つけてしまっているかもしれない、という視点は心のどこかに持ち続けていてほしいのです。
自分(たち)は世界の真実に気づいているという視点を立脚点にするのではなく。
すべての可能性を捨てずにいてほしいのです。

そんなことを言いながらも。
ASKAさんの発信内容を見て「そんなアホな」「ええかげんにせえよ」と突っ込む自分がいます。でも、理由があっての思いなんだろうな、とは思います(共感も、納得もしませんが)
特に医療の専門家でない人が、この薬を飲むと劇的に治癒する、といった内容を発信することだけはやめてほしい。
それは医療人を助けるつもりで発信しているのでしょうが、逆に医療人を追い詰める結果をもたらしかねない。
願いや祈りではなく、提言や推奨になってしまっている。
自身の発信力やフォロワーさんの心理を考えると危険極まりない。
政治信条ならまだ見過ごせました。
でも、今回はダメです。
結果的に、後に、その治療法が認められることになったとしても「現在は」ダメです。
専門家による、専門的なアドバイスによるちゃんとした投薬がなされなければ絶対にダメです。そんなの「お薬」を飲むときの基本でしょ。
でも、ワクチン認証の過程に「陰謀」を見てしまっているんでしょうからここでこんなことを叫んでも無駄なんだろうな…、と無力感を覚えますが。

そしてもう一つ。
以前に同じことを書きましたが。
伝え方が詐欺の手法と同じなのです。
有名人が「友人の友人の話」を書いて「受け取り方は自由」と最後に付け加える。
芸能人が出演している健康補助食品のCMに小さく書いている「個人の感想です」のように。
「友人の友人」。昭和の時代の「口裂け女」や「首なしライダー」の話の枕に使われるフレーズみたい。
前にも書きましたがASKAさんが詐欺をしていると言っているのではなくて、語りの手法が詐欺と同じになってしまっているということです。
「すぐに」「もうすぐ」「今こそ」「動き始めた」と語りますが、なかなかその「すぐ」「今」「動き」はやってきません。
大統領選挙の時にもこういったフレーズを使っていましたが「今」は永遠に「未来」でした。

「いつかあなたは死にます」という予言は必ず当たります。
「そう遠くはない時期にあなたの身に大変なことが起こります」も大概当たります。
どの時期までを言っているのか、どんなことまでを大変なことに入れるのか曖昧だからです。

「すぐに」「今にも」も信じる心からすれば曖昧です。信じ続けている限り「今」「すぐ」はずっと続くからです。ずっと「今」ですし。
「今クリックしないと…」「あなただけに…」「このままでは損をします…」
安定した心では怪しいなと思う誘い文句も、不安な心では「もしかしたらホントかも」と引っかかってしまう。
同じような書き方をしているような気がします。

なんで歌詞ではあんなにいいフレーズを書くのに、Twitterではこうなっちゃうんだろう。
まあコンサートのフリートークも…。支離滅裂で一貫性がなくてオチがないトークにモヤモヤしたことは何度もありますし…。


実は。
2021年になってからASKAさんのソロ楽曲を一度も聴いていません。
聴けなくなりました。
あれほどやってしまったことと楽曲の価値は別だと以前に力説していながら。
聴けないんです。
悔しいです。聴くことができない自分の心が。
チャゲアスはなんとか聞けますが、2000年代の楽曲はを聴くにはかなり気合を入れないとだめです。
90年代、80年代の楽曲は問題なく聴けます。
その時期のものはファンタジー的に感じているのかなぁ。
ソロ楽曲、特に最近の楽曲は全く聞いていません。
自分でも意外でした。こんなふうになるとは。
この先どうなるかはわかりません。このままかもしれませんし、あっさり聴けるようになるかもしれません。
みなさんはどうなんでしょうか?
同じような思いの人。いるのかなぁ。

そんなわけでASKAさんのコンサートツアーには参加しません。
ローチケなどから盛んにチケット発売のお知らせメールが来ますが、そっと削除してしまっています。

参加しなかったことを後悔するようなコンサート。
そんな未来が来てほしいな。それはASKAさんじゃなくて自分の問題なので自分の心の中で解決させていきます。


この文章も利権まみれの世界の嘘にだまされている一般人のつぶやきにすぎないと感じるのかなぁ。
それとも、私も世界から真実を隠そうとしている陰謀を企む一員なのかなぁ。

なんか悲しいな。
なんでこうなったんかなぁ。


コロナ、だけじゃない気もするな。

ご無沙汰しております。久しぶりのUPです。

今回はChageさんのファンクラブequal会員限定イベント「Chageオンラインファンミーティング2021~君に逢えるみたい~」のレポートです。

 

Chageさんのファンクラブeqaulの発足以来、毎年開催されていたファンミーティング。

Chageさんとのツーショット写真撮影など毎回さまざまな趣向が凝らされ、全国各地で開催されていました。

しかし、2020年はコロナ禍で中止…。今年はどうなるんだろう? と思っていたところに届いた知らせの内容は想像のはるか上にありました。

テーマはファンとの「個人面談」。画期的なイベントでした。

5/7~8/7の3ヵ月間にわたっての全27日、81公演。空前絶後の規模と言っていいと思います。思いついたことも凄いし、こんなん無理でしょと思わずに提案したことも凄いし、「それいいね」と採用したことも凄い。本当に唯一無二の素晴らしいイベントでした。

このブログをご覧になっている方の中にはequal会員ではない方もいらっしゃるでしょう。どんなイベントだったのかをまとめます。とは言え自分が忘れないようにするための記録のようなものです。自分のために書きます。

 

ファンミの内容は簡潔に言うと「オンライン会議アプリのZoomを活用してchageさんとファンクラブ会員20人がオンラインミーティングをする。Chageさんとは1人3分程度個別にお話ができる。お話が終わったらChageさんが弾き語りで歌を歌ってくれる。最後にじゃんけん大会で勝った人はChageさんと2人でスクリーンショット撮影ができる」というものです。

 

私は5/7の第3回、5/15の第10回、7/3の第52回と幸運にも3回参加することができました。5・6月と7・8月でそれぞれ3回ずつ申し込みができたので当選率は50%でした。

おそらくなるべくたくさんの会員さんが参加できるように調整されていたのではないでしょうか?

 

Zoomはよく使うアプリでしたので参加にあたって設定などで困ることは個人的にはありませんしたが、このファンミに参加するためにZoomをインストールしたという方もたくさんいらっしゃったようです。画面の反転設定を知らずに反転文字のボードを用意されていた方や音声の切り忘れなどたくさんの「設定」に関するトラブルがありましたが、毎回スタッフの方が丁寧に優しく粘り強く対応されていました。毎回毎回大変だったと思います。感謝いたします。ありがとうございました。

 

個別にどんなことを話したのかを思い出します。

5/7の第1回。

前日から緊張していました。一体何を話そうと考えました。考えに考え抜いた末にChageさんとの私の共通点である「ビートルズ」の話を用意しました。私の名前は「てるれのん」ですし、名前から話が広がるかな、って思いまして。背景には壁にかけているジョン・レノンのポスターが映り込むようにしました。

Chageさんに聞いたのは「ビートルズの『ホワイト・アルバム』で好きな曲を3つ選ぶならどの曲ですか?」というちょっとマニアックな内容。

「Back in the USSR」「Revolution1」「While my guitar gently weeps」というお答えでした。私ならこうです! って返したかったんですが、そのままChageさんとビートルズの音楽論的な話で盛り上がりました。以前は隠し味のようにビートルズサウンドを取り入れていたけど『Boot up!』の「No.3」はドラムやギターの音なども含めてストレートにビートルズサウンドにしていたのでびっくりした、と感想を伝えました。するとベースもポール・マッカートニーが使っていたヘフナーを使ったことなどこれまで語っていなかったことまで教えてくれました。

ちなみに「私ならこうです!」と伝えたかった3曲は「Happiness is a warm gun」「Yer Blues」「I Will」です。選曲のカブりはありませんでした。Chageさんはエゴサしないと思いますから見ることはないと思いますが…

 

5/15の第10回

前回から1週間しか経っていなかったこともあり覚えてくれていました。最初っから「れのんさん」って呼ばれました。「れのん」さんは恐れ多い…。「てる」は本名由来ですから今後はそちらの方を是非…。この回は別に話すことも考えていたのですが前回からの流れでChageさんからビートルズの話を振ってくださったのでそのままビートルズ話の続きになりました。

とにかく嬉しかったのは「お酒を飲みながら一緒に話したいね」と言われたこと…

妄想しますよ。下北沢の小さなお店のカウンターでChageさんとビートルズや音楽のことを語り合う…。いいじゃないですか! 妄想は自由ですから。

 

7/3の第53回。

なんとこの回にはあのトムセン陽子さんが参加されていました。1人のeqaul会員として個人的に申し込みをされていたようです。

さて、私の個人面談はこれが最後になることがわかっていたのでビートルズトーク以外もしようと決めていました。

聞いたのは「九州や福岡のミュージシャンの先輩で今でも頭が上がらないのはどなたか?」という内容です。井上陽水さんやTULIPのレコードジャケットを用意してそれを見せながら聞いてみました。

Chageさんのお答えは具体的にお名前はなく「九州のミュージシャンは縦社会だから…」だとのこと。陽水さんや財津さんなどの活躍があったからこそ博多の音楽シーンが盛り上がって自分たちもその気になったということ。CDラックから甲斐よしひろさんや長渕剛さんのCDジャケットも画面に見せて聞いてみたら「剛さんは『直接の』先輩」というお言葉が聞けました。確かにポプコンの1年先輩ですから当時は交流もありましたし、長渕さんが「博多にいい2人組がいる」ってヤマハのスタッフに話していたとことも聞いたことがあります。そこから福岡ドームのこけら落としのイベントで九州のミュージシャンが揃ったとき、楽屋ではチャゲアスと藤井フミヤさんがいちばん下っ端だったので隅の方で小さくなっていたというエピソードを話してくれました。

この回には私のファン友さんも参加されており普段呼ばれている「てる先生」と呼び名がチャットのコメントに流れたこともあってかChageさんからも「先生」って呼ばれる場面もありました。Chageさんから「先生」は恐れ多い…。今後は「てる」の方を是非…。

 

さて、20人の参加者が1人あたり3分の個人面談をしますのでざっと1時間はかかります。興奮してなかなか話が終わらない方もいらっしゃいましたね。でもChageさんも参加されているファンの優しく見守っていました。いや、この話をどうやってどうまとめるんやろうとドキドキしながら見ていましたが、さすがはChageさん。強引にはならずに、傷つけることもなく、うまーく話を切り上げるんですよ。デビュー当時からラジオでしゃべり続けているからこそのテクニックやなぁと妙なところに感動していました。

 

個人面談が終わるとギターの弾き語りで「告白」を歌ってくれました。ChageアプリのTakuRoku風。泣いたなぁ。ツーと頬を涙がつたう感じ。個人的なことですが結婚式の新郎新婦入場で使ったのがこの歌なんです。どうでもいい情報ですね。

 

その後、スクショタイム。私がこのブログを書くのに使っているタブレットにはその時に保存したChageさんのスクリーンショットが山のようにあります。

 

最後は「まわせ大きな地球儀」。私はツアーグッズのタオルを振り回しました。

 

ジャンケン大会は3回とも負けちゃいましたが本当に楽しいイベントでした。

この純粋に「楽しい」って大事だと思うんです。

だってファンクラブ会員だけの特典なんですから。会費を払ってファンクラブに入り、参加費を払ってイベントに申し込み、自力でZoomの設定を行って、仕事やプライベートのスケジュールを調整してたどりついた時間なんです。

純粋に楽しいことがいちばん大切です。

 

Chage側に立ってみると大変だったと思うんですよ。週末を中心に少なくとも2時間はかかるこのイベントを1日3回27日も行ったんですから。

Chageさんは楽しかったと語っておられました。またやりたい、とも。

相思相愛だからこそなんでしょう。

 

eqaul会員ではないという方。以前は入ってたけどやめちゃったという方。

WEB会報の充実っぷりも含めておすすめですよ。

 

あとちょっと毒を吐いておくと。

こっちのファンクラブはストレスないですよ~

 

さて。

Boot upツアーももうすぐです。

 

体調管理。

感染予防。

 

久々のライブを楽しめますように。

 

 

最後になりましたが私が参加した回に一緒に参加してくださった皆様。

一緒に楽しい時間と空間を作って下さり本当にありがとうございました。

今後もよろしくお願いします。

Chageさんの楽曲「君に逢いたいだけ」を土曜日の休日出勤の昼休みに歌って録音してみました。

 

私のYouTubeチャンネルにUPしました。リンクを貼りました。お時間があればお聞きくださいませ。

優しい心と耳でお願いします。Chageさんと比べないでください。

コード進行などを分析します。ただし、私の耳コピで聞き取って考えたコード進行です。

配信で聞かせてくれたChageさんの弾き語りと同一ではないと思いますのでそこはご了承ください。

 

「雨がなかなかやまない」Aメロ

 G-Dm7-Cadd9-G / G-Dm7-Cadd9-D#-D

キーはメジャーコードのGなんですが「雨がなかなか」でブレイクが入りますよね。

そして「やまない」からギターのストロークが始まります。

ここでDm7。奇をてらった進行ではありませんが歌詞との相乗効果で魅力的なコードになっています。

マイナーコードで雨の憂鬱が強調されるとともに7thの音が加わることで終止感が出ず「雨がやまない」感じが生まれます。

Dm7はFコードの代替コードですから、基本進行はG-F-Cとも考えられます。ビートルズの「A Hard Day's Night」っぽい感じ。

Cコードはそのままでも問題ないのですが9thの音を入れたのは私が感じる「チャゲアスらしさ」です。

2000年前後の「NO DOUBT」や「NOT AT ALL」で多用されている印象があるので敢えて入れました。

 

Bメロの「滑り落ちながらほら」に行くところでDからBmに移る経過音でCコードを挟んでから

 Bm-Em7-Bm-Em7 / C-Cm7

ここはシンプルですね。70年代フォークによくある感じです。

CからCm7になってブレイクが入るのが効果的です。70年代フォークならC-Am7-Dあたりの進行になるところをCm7を選択したことが、昭和のベタなフォークソングではなく令和のChageさんの新曲たらしめているように思います。

 

6弦のドゥゥーンを入れて(わかります?)サビへ。

 G-GonF#-Em7-C-ConB-Am7-C-D

 G-GonF#-Em7-C-D-G

ベース音が下降していく定番の進行です。この進行で何百というメロディーが歌えます。

「あーりきたーりの別れは」

「夢をみーましょうかー」

「僕だけーのひーとなーらー」

「いまー別れをきーめたー」

「とぎれーとぎれのー話はやめてよー」

全く同じではないですがチャゲアス関係でも似た系統のコード進行の楽曲がいくつか思いつきます。

あるべきものがなくて なくてもいいものがある」という強い歌詞が載るメロディーとコード進行もシンプルで強いものだといえます。

 

2番が終わると転調してのDメロへ

 E-G#m-C#m-A / E-G#m-C#m-A

Gの関係調であるEmをメジャー転換してのEへの転調です。

ビートルズ時代のジョンやポールがやりそうな感じ。一気に世界観が広がります。

Cのキーに置き換えるとAへの転調ですからやっぱり強引なんですがいい感じです。

瀬尾一三さんにアレンジを依頼することを前提にフォーキーな懐かしい感じの楽曲にしたというようにChageさんは語っていましたが、この転調も先ほどの部分転調と同じくベタなフォークっぽさを薄めてます。

 

「手の鳴る方へ」の部分から間奏への経過音でAからEに移るところでC-Dを挟みました。

配信での弾き語りでそんな感じで指を動かしていたように思えたので。

間奏終わりからラストのサビに戻るときにはEからEmを挟んでGに還っています。

これはオリジナル音源を聴きこんでそう弾きました。

めっちゃ強引な戻り方です。

間奏最後の部分でマイナーに変わるその部分に気づくとたった1音の変化がクセになりますよ。

 

…と、ここまでミュージシャンぶって語っていますが休日出勤の昼休みに録音した音源です。

時間あるな? 人いないな? 今なら録音できるかも? と思い立って事前準備もなしに急に録音したものです。

すごいだろ! ってマウントとってるんじゃないですよ。

マウントとりたいならもっとちゃんと演奏します(笑)。

リズムがよれないように基本のリズムをヘッドホンで聞きながら録音しましたが、2回しか歌っていません。

1回目は歌詞を間違えました。

最後のサビで「駆け出したのは僕」と歌わず「吹き抜けたのは風」と歌ってしまいました…。もうちょっとだけだったのに惜しかった。

ギターは明らかに何か所かミスってます。

くれぐれも優しい心と耳でお願いします。

 

歌ってみて改めて思いました。

 

いい歌です。

あけましておめでとうございます。2021年最初のブログです。

昨年の5月5日にも「本音」という題をつけた文章を書きました。

今回も本音です。誰のためでもなく自分のために書きます。

 

5月以来ずっとASKAさんのソロ曲を聴いていませんでした。

好きな音楽なのに聴くのが苦しいというか怖いというか…

素直に感動できないかもしれない自分が怖い。

言葉では表現しにくく、伝わらないかもしれません。

そんな中の9月30日の「テレ東音楽祭」。そして、「75分スペシャル」。

ホッとしました。

何にホッとしたのかは言葉にしにくいのですがとにかくホッとしました。

テレビ出演の直後に久しぶりに『Breath of Bless』を聴きました。

聴けたことにホッとしました。このブログに感想を書かなきゃなと思いました。

しかし、また聴けなくなりました。

盗聴や監視の対象との戦い、アメリカ大統領選挙を端に発する世界の闇との戦い。

Twitterで発信されているそんな内容に心がかき乱されたからです。

私もそうなんだと共感される方。

そんなことで聴けなくなるなんてあなたも所詮その程度のファンだったのかと思われる方。

いろいろでしょう。

 

 

自分はASKAファンなのか?

 

Chageさんのファンであることは間違いないです。「好き」という気持ちは増すばかり。

1/11のTBSラジオの伊集院さんの番組にゲストで出た放送を聴き、その言葉に涙してからこの文章を書く決意をしてここに来ました。

CHAGE and ASKAのファンであることも間違いない。

今年に入ってからも『PRIDE』や『21世紀』『INSIDE』などを改めてじっくり聴き返しました。

 

自分はASKAファンなのか?

 

ASKAウォッチャーにすぎないのではないか?

歌も聴けないで、ビクビクしながらTwitterやブログを覗き見して落ち込むだけの。

 

 

リアルタイムであの呟きの洪水を追いかけているFellowsのみなさん。

かつてのC派とA派の分断を悲しい思いで見ていましたが、Fellows内でも擁護派とそれ以外との分断があるようです。

とは言ってもそう単純ではない。

擁護派にも

「迷いなき完全同意」

「迷いながらの半分同意」

「同意していないが心情は理解」

「とにかく心配で離れられない」

などいろいろあるでしょう。

それ以外の方にも

「ついて行けずにそっと離脱」

「好きさ余って憎しみに転化」

「擁護派からの批判覚悟で発言の間違いへの苦言を呈する人」

「Twitterとは別のプラットホームで本音を語る」(←私ですね…)

いろいろあります。

 

ASKAさんがメッセージしている内容に論理的に反論することは余り意味を成しません。

ASKAさんの言動は論理的だからです。

理由もなく信じることを妄信と呼ぶのならばASKAさんは妄信しているのではありません。

ASKAさんはASKAさんとして情報を収集し分析し経験に基づいて客観的に発信しているのです。

しかし。だから。

Twitterなどでのやり取りが議論になっていません。

陰謀ではない事実。事実以上の現実。

お互いがそうなんです。

 

少し哲学的な例え話をします。

100円玉を上から見たら「丸」ですが横から見たら「四角」。

よく言われることです。見る場所を変えるだけで世界のとらえ方は変わる。

しかし、それでもそれは同じ100円玉を見ています。

今回は片方は100円玉を見て、もう片方は1000円札を見ています。

100円玉は四角かもしれないと思って歩み寄ってみても、見ているものが違うからかみ合わないのです。

 

現在のアメリカ大統領選挙にまつわる「選挙不正疑惑」についての調査。

どのように調査したかも、そのような事実認定をしたかについても公表されています。

しかし、不正はあったのは「事実」なのですから不正がないという「別の事実」は認定できません。

調査にも不正があるかもしれない…。

真実は隠されていることになります。

そんなことはありませんと言ってもそこから先はかみ合うことがありません。

並行世界を描くSF小説のようです。

事実は小説よりも奇なり。

 

Twitterが操作されているとそのTwitterで訴えることができる自由。

ほのめかされる証拠や事実の一端が脱力してしまうようなものでも共感者がいる世界。

それは違いますよと言葉を選びながらも冷静な指摘をされる方(後に擁護派から攻められることも覚悟の上で)がいることは承知の上での「僕の来た道」。

私はこんな不条理をも受け入れる人、悲しむ人、心配する人、励ます人、私みたいに直接語りかけないものの思いを発信する人がたくさんいて、そんな中で音楽活動が行えて、作品を発表できて、テレビの音楽番組にも出演できるという世界。

そんな自由な世界を作ってきた先人たちに敬意を表したい。

世界の闇を発信する人の傍らでこんな素晴らしい世界があることを小さく発信したい。

 

自問自答に還ります。

自分はASKAファンなのか?

 

 

わかりません。

新作アルバムが出たらもちろん購入します。

でも今年はコンサートが開催されても行かないでしょう。配信も見ないでしょう。

MCなしならば…。

音楽だけやっていてくれなんてこれっぽっちも思っていないのに。

論理とは別のところにある感情はダブルスタンダード。

 

そんなのがファンなのか?

お前! ファンやめちまうのか?

中学生の時にこの人についていこうって思ったんだろ。

高校生の時にこんな風に歌ってみたいって思ったんだろ。

大学生の時にこんな詞を書いてみたいって思ったんだろ。

あの事件の時に作品に罪はないって世間の反応に憤慨していたんだろ?

お前! ファンやめちまうのか?

 

 

自分はASKAファンなのか?

 

こんなにぐちゃぐちゃと考えてしまうということはASKAファンなのでしょう。

ね、そうだよね。

 

 

最後に。

ASKAさんは昔から変わっていません。

発信するようになっただけです。

 

1983年に発表された「21世紀」はノストラダムスの大予言などの世紀末終末論を信じているからこそ生まれた名曲です。

1985年に発行された『幻の超古代文明アスカ』という本に推薦文を書いています。古代には地球規模の「アスカ」という名の超古代文明があったと主張する本です。『ノストラダムスの大予言』で有名な五島勉さんの本です。

ノストラダムスの大予言やマヤ文明の予言やフォトンベルトや人類のアセンション、テレポーテーションの実現などのワードはTUG of C&Aの会報でも何度も話題に上がっていました。

2005年の『SCENEⅢ』では「birth」で「人は人をくり返す」と歌い、「心に花の咲く方へ」で「今も遠くも人は誰も 真っすぐ伸びた円を歩く」と歌いました。輪廻転生の思想を表現した歌だと思います。

1995年にヒットした「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」の中の「科学は正しいという迷信の風で育った」がまとめになるかもしれません。

(私はこのフレーズが好きではありません。わからないものをわかりたいと思って深く調べることが科学なのですから、そんな科学的姿勢は正しいと思います。もちろん「科学」という概念のとらえ方の違いであり、この歌がその科学の姿勢を否定する内容ではないということは承知しています)

常識を疑う姿勢、そして時にはオカルトと揶揄される内容との親和性。

 

ですから今回もその発言内容にはあまり驚きはありません。

ASKAさんらしいなと思います。

しかし、薬物事件以降は失うものがなくなったこと(裁判で夜のベッドの中の様子まで暴かれたのですから)、年齢的なタイムリミットを意識していること、そしておそらくは感じてきたことと世界で起きていることとの調和を確信していること、そうしたことが絡み合って意思や意見や主張を発信することに対してのリミッターを外しているのでしょう。

感じてきたことは変わっていないと思いますが、それを広く発信するかしないかの違いです。

そして、今はその発信をSNSを通じて個人的に受け取ることができます。

受け取る側のリテラシーも求められます。

 

最後にと言いながらもう少し。

備忘録としていくつか過去の言葉を引用します。他意はありません。備忘録です。

 

「詞やメロディーを決して僕だけの力で作ったんじゃないんじゃないかと思い始めたのは、この2年くらいかな。どうしてこんな曲が書けたんだろうってずっと過去のことを考え続けてきたんだ。僕の力で書いてるんじゃないって思うのはすごく嫌だったんだけど、近頃僕と同じような仕事をしている人たちは、みんな実はそうなんじゃないかという確信ができてね」

(『けれど空は青か 飛鳥涼論』石原信一著より)

 

(雑誌の見出しにまつわるトラブルを振り返って、その経験から学んだこととして)

「文字を使って……これは歌も含めてですけど……、特定の相手に刃を向けるべきではないということを」

(『ぴあ&ASKA』のロングインタビューより)

 

「ある本の中にこんなことばがあった。

『われわれが敵対する秘密の歴史を読むことができれば、これらの敵意を喪失させるほどの悲しみや苦悩が満ち満ちていることがわかるだろう」

 僕はこれをノートに書き写した。

 言葉に助けられるって、なんだか分かるなって思った。

 彼らの通り過ぎてきた悲しみや苦悩はなんだったんだろう。

 とても知りたい」

(『インタビュー』飛鳥涼著より)

 

「私は、私の起こしてしまった間違いを深く受け止め、真摯に反省し、線を引いて新たな存在になるべきだ。そして、いつかステージに立った暁には、

『ゴメン!』

 と、一言だけ発し、一気にライブを始めたい。

 私を応援してくれた方々は、私の起こした間違いによって苦しみ、悲しんだ。屈辱も受けただろう。それらを踏まえると、私がこれから社会に対して貢献できるのは、唯一音楽だけであることは間違いないと思っている」

(『700番 第二巻|第三巻』ASKA著より)

 

 

最後までお付き合いしてくださりありがとうございました。

本音ではありますが、ことばが凶器にならないように心掛けたつもりです。

このモヤモヤした気持ちを言語化しておかなきゃならないとこの2か月ほどずっと思っていました。

とりあえずこの話題は以上です。

『Breath of Bless』のレビューはいつ書けるかな(笑) はは。

 

今年もよろしくお願いします。

Chageソロアルバム

『Boot Up!』
2020(令和2年)12月9日発売

発売されたばかりのChageさんのアルバム『Boot UP!』のレビューです。
すべてChageさんのオリジナルの全6曲入りです。
初回限定盤には9月5日に配信されたオンラインライブ「君に逢いたいだけ」がほぼノーカットで収録されたDVDがついています。

さて『Boot UP!』の印象を一言で言うと… POP です。
何周も回ってChageさんが何回目かの原点回帰をしたかのような楽しい曲が詰まっています。

ビジュアルも素晴らしい。
ここ数年のChageさんの作品のビジュアルセンスは本当に素晴らしい。Chageさんはいいスタッフに恵まれているんでしょうね。
決して世間一般でいうイケメンではないChageさん。&の時代もイケメン担当は隣の方でしたし。
しかし、今は「カッコいい」。
そして、作品コンセプトとビジュアルコンセプトがマッチしています。
ジャケット写真のChageさんの横姿とギターが正面を向いた構図。ピンクの靴下もおしゃれ。
文字のフォントと色使いと文字配置のセンス。
裏ジャケットの写真も素晴らしい。これぞ裏ジャケットです。レコードみたいですね。

収録された楽曲は全6曲。先行配信された「君に逢いたいだけ」を含めてすべてオリジナルの新曲。
みなさん! セルフカバーや他人のカバーが入っていない全曲オリジナルのソロアルバムは初めてなんですよ!
作曲はすべてChageさんです。バラエティーに富んだChageさんらしいメロディーラインが詰まっています。
作詞はTr1「それが愛ならOK」が松井五郎さん。Tr5「うたたね」が澤地隆さん。
Chageさんの音楽の歴史を共に作ってきた盟友です。澤地さんの作詞は久しぶりですがラジオ番組「Chageの音道」のゲストに出られたことも久しぶりのオファーにつながったんでしょう。
それ以外はChageさんの作詞です。
編曲及びプロデュースはTr1~5は島田昌典さん。aikoさん、いきものがかりなどのプロデュースで有名です。まさに今のJ-POPの音を作っている人ですね。
Tr6「君に逢いたいだけ」のプロデュースはチャゲ&飛鳥の生みの親の一人でもある瀬尾一三さんです。
1曲ずつ紐解いていきます。

1 それが愛ならOK
ピアノがフィーチャーされたロックナンバー。
左に配置されたピアノがサウンドの要となっておりピアノを「弾く」というよりは「叩く」感じ。
同じく左に配置された60年代風のオルガン風のキーボードも鳴りっぱなしです。
右のギターはレスポールかな。ちょっとひずんだ音でリズムを刻みます。
2番後の「ひとつがひとつであるように」の部分は左にもギターが入り2本のギターでツインリードになります。
ドラムとベースはちょっと跳ねた8ビートです。
エルトン・ジョンやビリー・ジョエルを彷彿させますね。Chageさんが嫌いなはずがないサウンドです。

作詞は松井五郎さん。
Chageさんの詞がつけられていない仮歌を聴いて言葉を紡いだんでしょう。
サビの「Run Run Run」や「Dan Dan Dan」なんかは仮歌そのままなのかもしれませんね。
チャゲアスの現状を念頭に置いて書かれたのかな。考えすぎかな。
「次なる道 Run Run Runと走っていこうか
 誰も見捨てない 離れても 閉ざされても 笑顔から頂戴」
「いつかがいつか来るように」
うーん。考えすぎかなぁ。
まあ、それが愛ならOKですね。

Chageさんの歌声は最近のリラックスした感じです。若い頃ならあと2つくらいキーを上げていたかもしれません。
最後に耳元で「OK!」と囁かれるところでは腰から崩れちゃう方がいらっしゃるかもしれませんね。
ヘッドホン推奨です。

実にカッコいい歌です。


2 Swing&Groove
AMAZONSのコーラスが前面に4ビートのSwingナンバー。
この歌がどういう歌なのかはタイトルが物語っています。
ディナーショーなどの従来のコンサートは異なるスタイルでのライブ活動が最近は増えました。そんな活動がこの歌や「Mimosa」を生んだのでしょう。
昭和のバーというかラウンジというかスナックというか… いわゆる「夜の街」を彷彿させるナンバー。

この曲のミックスに注目したいです。
並のアレンジャーならばもっとベースを全面に出し、ドラムのサウンドももっとジャズ色を前面に出すと思うんです。
つまり、もっとレトロな昭和な感じのミキシングを前面に出すはずです。
しかし、ベースが意外に奥まったところに配置されており、ドラムはロック色を感じさせる跳ねたビートです。
Tr1と同様に右側のギターが少しだけひずんだ音でスイングします。
左側にはトロンボーンやテナーサックス。生音ですよ! 贅沢だ。
そして、Chageさんのヴォーカルと同レベルで聞こえてくるAMAZONSのコーラス。

古き昭和の音像をベースにしながらも、ただノスタルジックに過去は良かったと懐かしむ楽曲になっていません。

ホントにカッコいい歌です。


3 No.3
これは… 素晴らしい… ほんとに… 素晴らしい。
ビートルズです。はい。
『Revolver』や『Magical Mystery Tour』などの1966年から1968年の中期ビートルズ。
そして、それを70年代ロックを経過して再生産した70年代後期から80年代初期にかけてのニューウェーブサウンド。
私の大好物です。
おそらくメロトロンによるものでしょう。左側からなんとも言えないオルガンっぽい単音の不思議な音が聞こえます。
Tr1とTr2と同じ右の位置にモコモコにひずんだ音でギターがリズムを刻みます。
ジョン・レノンがビートルズ後期に愛用したギターのエピフォンカジノでよく使っていた音。「Get Back」のギターの音といえばおわかりになる人もいるかな(もっとマニアックに語れば「Dig A Pony」のギターの音)なんでこんなモコモコした音にしたんやろうって最初は思うんですが、聞いていくうちにそのモコモコサウンドじゃないとダメになっていく中毒性のある音です。
左側ではキーボードがリフを奏でますが隠し味的にギターも聞こえます。
ベースは最初はポール・マッカートニーほど動きまくってはいませんが、歌が進むにつれてベース音を刻むだけでなくポールっぽいランニングベースになっていきます。
ドラムはリンゴ・スターが叩いたみたい。スネアの音の作り方が絶対にリンゴを意識していますね。絶対に。プレイスタイルもあまり派手なオカズは入れず、ここという時にスネアで決めのフレーズを絶妙の間を入れたタイミングで入れる感じがリンゴです。
「Strawberry Fields Forever」のシタールっぽいフレーズやハイハットの逆回転サウンドもわかりやすくコラージュされており、完全にビートルズサウンドで遊んでいます。
ラストがよくわからない話し声で終わるところも。

詞は押韻です。押韻。深く考えずにそのリズム感を楽しみましょう。
彼女は別の男と横浜に行ってるのかな。
「僕」はオンボロの車で東京から横浜まで第3京浜道路を走ってデートに行っていたのかな。
だから「No.3」。

また、No.1が「僕」。浮気されてる男がNo.2で、その男から再び女を奪い取りたいから「No.3」なのかも。
あっ、深く考えてしまった。
まあ、アルバム3曲目だしね。

いやいや…、カッコいい歌です。


4 僕だけのピンナップガール
「ふたりの愛ランド」のスピンオフ曲と語られていますがまったく楽曲は似ていません。
サウンドは南国風。スチールドラム風のパーカッション(コンガかな?)で始まり、全編を通してトランペットが左で鳴り響きます。
スチールギターやウクレレが聞こえるとハワイアンになりますが、そうではなく右側のエレキギターがリズムを刻みますのでカリビアンなサザンロックって感じでしょうか。
12月にこんな夏歌が聞けるとは思いませんでした。たぶん夏の自粛シーズンに作ったんでしょうね。

「アイアイアイココナッツ」とAMAZONSのコーラスがこれまた大きく聞こえてきます。
この部分が「ふたりの愛ランド」。
「君」は「ふたりの愛ランド」を鼻歌で歌っていたんですね。
…って、おいおい! その歌なら気づけよ、って感じですが。
そりゃ「君」の鼻も膨らむはずですw

ピンナップガールって今の若い世代には伝わらないでしょうね。
夏になると日焼けした水着のモデルの写真が街中に溢れていました。
やっぱり「ふたりの愛ランド」の世界観。昭和59年のヒット曲です。

うん。カッコいい歌です。


5 うたたね
マイナー調のミディアムナンバー。
このマイナー調の楽曲だからこそ澤地隆さんに詞を依頼したんだと思います。いや、澤地さんに依頼することを決めていたからこの曲調にしたのかもしれません。
Chageさんが澤地さんとタッグを組んで曲を量産していた80年代中盤のキャニオンレコード時代を思い起こさせる楽曲です。
「ショート・ショート」とか「レノンのミスキャスト」とか「夢のあとさき」とかの「あの感じ」です。わかりますか?
フルートの音色が楽曲の雰囲気を作っています。
「僕だけのピンナップガール」で南国の海ではしゃいだかと思ったら、彼女と一晩過ごした後の日曜日の遅い朝のベッドのまどろみ。
なんだこの振り幅は!
そして、なんだこの癖になる凝った地味さは。気づくと頭の中でこの歌が流れてます。
澤地さんは「うたたね」は「歌の種」とも呟いていました。
相変わらず上手いな。

ヤバいな。カッコいい歌です。


6 君に逢いたいだけ
9月のオンラインライブでも披露された先行配信シングルです。
瀬尾一三さんのプロデュースを意識してフォーク調の楽曲を書いたとラジオで話していました。デビュー当時のようなギター1本のデモ音源を送ってアレンジを依頼したとのこと。
それを受けて瀬尾さんはアコースティックギターを前面に出した優しいサウンドを作りました。
ギターを弾くピックは一番柔らかいものを用意するように指示したらしい。音を聞くと弦も一番柔らかいライトゲージを張っているんじゃないかなと思います。なかなかこのアコギの音は録れないですよ。雨音を表現しているとのこと。すごい。
キーボードには久しぶりに十川ともじさんが参加しています。

この歌は沁みました。本当に助けられました。
Chageさんが時折作る私小説的な歌なんですが、個人的な記憶をもとにした歌でありながら普遍的な記憶なんです。
あるべきものがなくて なくてもいいものがある
このフレーズを、この2020年に、こんなメロディーに乗せて歌うなんて。
神ですかw
さらりと名曲を書くんだよな。
さらりとしすぎているのであまり一般に広がらないのも昔からですが。

ちなみに…

チャゲアスの現在のところの最新シングル「Man and Woman」には「在るものになく ないものに在る」っていう似たフレーズがありますね。


このヴォーカルは「ひとり咲き」を録音したビンテージマイクを瀬尾さんが用意してくださったそうです。
力みのないやさしい歌声が『Boot Up!』の6曲目に収まるとさらに心を癒してくれます。

ホントに。ホントに! 優しくていい歌です。

以上、全6曲。
大満足です。


バラードナンバーはないんです。珍しいですね。
最初に言いましたがとにかくPOP。
コロナ感染症流行の影響で日常生活にさまざまな影響が生じた2020年だからこそ敢えてPOPに仕上げたのかな。
8日に購入して6日目。何十回目だろう。わかんないくらいリピートして聴いていますが、いろんな音が聴こえてきます。
今回のレビューは右側だとか左側だとか書いていますが、イヤホンで音像の構造を細かく注意して聞いてみることをお勧めします。
管楽器の細かなフレーズや楽器のマイクとの距離感などが伝わってきますよ。
何度でも聞きましょう。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
Chageソロはサブスクでいいかな、って思っているASKAさん推しの皆さま! (Chageさんはサブスク解禁しています)
通常版ならば2500円(税抜)ですよ。ミニアルバムなんでお安いです!
円盤のご購入をお勧めします。

それがChageさん、そしてASKAさんをも含むミュージシャンの未来の活動につながります。
 

特典目当てで通常版と初回限定版の2枚(以上を)購入したChappyの皆さま。

円盤をPCで読み込んだ後は敢えてサブスクで聞いて再生回数を増やしてChageさんにチャリーンと投げ銭するのもアリかもしれませんね。

この記事が音楽の未来につながりますように!

 

あの話題は書かないの? って思われている方もいらっしゃるでしょうが、今日はあ(A)っちの例の話題は語らず、こ(C)っちの幸せな話題だけで。

では。

9月30日(水)にテレビ東京系列で放送された音楽番組「テレ東音楽祭2020秋」にASKAさんが出演しました。また、同じ日にChageさんの新曲「君に逢いたいだけ」の配信日やジャケット写真の情報が発信されました。今回は9月5日のChageさんの配信ライブの感想も含めた雑感を備忘録として残しておきます。

 

まずはASKAさん。

私はFellowsに入会しておらず、ASKAさんのTwitterも見ていないので全く最新情報が入ってこないのです。いろいろ複雑な気持ちがこんがらがってASKAさん発信の情報から距離を取っています。ASKAさんが強い熱量で伝える情報が私にとっては心がざらつき苦しくなるものが多いので客観的に伝わってくる情報だけにしています。

 

そんな心境が続いていた中で入ってきた「テレ東音楽祭」への出演情報。歓喜なのか不安なのかよくわからない感情に襲われながらも放送画質での録画予約をして、仕事を早めに終えて自宅のテレビの前に座りました。

 

まずは20時台の出演。歌うは「はじまりはいつも雨」。

テレ東さんの演出で楽屋から出る姿の煽りカットが事前に入りました。よく言えばクールな表情、悪く言えば仏頂面。世間のASKAさんへの印象を考えれば不安が増幅しました。笑ってとは言わないけれどももうちょっと柔らかい表情で…、ってテレビに突っ込む自分。

歌は「はじまりはいつも雨」。

妻と2人で見ましたが妻も「声出るかな…」って不安そうな表情。私が参加したここ最近のASKAさんのライブでの生歌は喉のコンディションが悪い時が多く、声がちゃんと出てる印象がないので私も不安と緊張で変な汗をかいてました。

最初にトーク。安定の滑舌の悪さ、独特の仕草から「まあネットでまたいろいろ書かれるやろうな」とは思いましたが、ここ20年程見てきた安定のASKA節ですから我々からすれば平常運転です。

そして、いよいよ歌が始まります。「君に会う日は~」で、ひとまずホッ…。

キーは無理をせずにアレンジしていました。ピッチやリズムも安定していて不安は消えました。オリジナルの90年代の歌声で止まっているであろう一般視聴者に現在のASKAさんの歌声の魅力を伝えることができるパフォーマンスだったと思います。

テレ東も気合の入った雨の演出を加えておりテレビ局の本気を感じました。

演奏陣も澤近さんや古川さんなど最近のライブを支えているメンバーが顔を揃えていました。

「はじまりはいつも雨」の歌声を聞いて感じたのは歌いまわしの変化の変遷です。今回の歌はコアなファン以外も聞くわけです。一般視聴者を意識したオリジナルの歌いまわしを意識しながらも今のASKAさんの歌声になっていました。特にサビのメロディーの歌い方がオリジナルのリズムの裏を取っていくものに戻していたのが印象的でした。最近はリズムの表にメロディーを当てていることが多かったのでそこに違和感を覚えていた人も多かったと思うのです。意識していたのか、無意識だったのはわかりませんでしたが私は嬉しかったし、多くの一般視聴者も「昔と違う」という感覚にはまることなく、今のASKAの「はじまりはいつも雨」もいいね、って思えたのではないでしょうか。

 

2曲目は番組のトリでした。直前のエレファントカシマシのミヤジこと宮本浩次さんの歌声も素晴らしいものでした。確かにあのミヤジのパフォーマンスの後で歌えるのはASKAさんしかいないでしょう。

歌は「歌になりたい」。配信された新曲を歌うのかな? と思っていましたが、なるほどね、と頷きました。昨年の歌ではありますが最新のCDシングル楽曲であり、番組の最後を飾るにふさわしいスケールの大きな曲です。

「はじまりはいつも雨」よりもライブ感のある演奏と歌声でした。現在のASKAさんの音楽性を象徴する楽曲ですし、アドリブも満載な歌ですからASKAさんの凄さが伝わったことでしょう。

テレビ収録ということもありマイクとの距離やのけぞって歌う独特のパフォーマンスも幾分抑え気味だな、って私は思ったのですが一般視聴者の印象はそうではなかったようです。

「口パクで残念」なんて声もあったようです。あの無茶苦茶なマイクパフォーマンスは常識外れですからね…。あんな距離と角度で声を拾うはずがないって思ったんでしょう。

「マイクとソーシャルディタンス」なんて声には笑いました。あ、自分の常識って世間の非常識なんやな、って改めて気づかされました。

 

今回のテレビ出演のようなことを繰り返すことでASKAさんの歌がまっすぐに届く世界が戻っていくのではないでしょうか。

ASKAさんの音楽番組への出演はテレビ東京以外では難しかったのかもしれません。こういう世間的に「攻めたこと」をやってくれるテレビ局はテレビ東京とNHKだけですね。もう今では…。他局も頑張ってほしいけどまだ無理かな。

 

続いて、Chageさん。

9月5日に有料配信ライブ「君に逢いたいだけ」が開催されました。

配信場所はなんとBurnish Stone Recording Studios。チャゲアやMULTI MAX、それぞれのソロ作品の多くがレコーディングされた聖地です。その内装をつぶさに見られただけでも興奮ものです。

演奏陣は鍵盤の力石理恵さんとギターのKBさんという最近のChageさんの音楽活動をサポートしている気心も音楽性もわかりあっている2人です。

曲目は以下の通りです。

1 Reason

2 アイシテル

3 告白

4 終章(エピローグ)

5 君に逢いたいだけ〔新曲〕

【換気タイム】 Chageさんトーク~「たった一度の人生ならば」MV

6 NとLの野球帽

7 夏の終わり

8 mimosa

9 あきらめのBlue Day

10 光の羅針盤

UN Well,Well,Well

 

普段はライブ会場に足を運べない人や初めましての人、お帰りなさいの人などを意識したセットリストにChageさんらしさを感じました。

各楽曲のアレンジもシンプルに聞かせる凝ったものでした。どんなスタイルでも弾きこなす器用なKBさんのギターと絶妙な力姉さんの鍵盤の音色のチョイスとChageさんのアコースティックギターが絡み合い居心地のいい音空間を作っていました。

Chageさんの歌声も今の艶っぽさを存分に味わうことができました。

 

事前告知のあった新曲。タイトルはライブのタイトルと同じ「君に逢いたいだけ」。配信シングルとして世に出るVersionでは瀬尾一三さんによるアレンジです。

AメロはChageさんらしく部分転調をちりばめたコード進行。凝っているのですが一聴するとシンプルに聞こえたはずです。

サビの歌詞がもう…。歌詞もChageさんが書いているのですがASKAさんとはまた違った魅力がChageさんの歌詞にはあります。

あるべきものがなく なくてもいいものがある

この時代だからこそ生まれたフレーズであり、この時代だからこそ生まれる意味があります。

(「あの街も照らしてTOKYO MOON」。このフレーズを思い出しました。私は。)

楽曲の最後は「ライラライラ~」です。ライブで会場みんなで歌うイメージなんだろうなと速攻で理解!

もう曲作りの方向性が明快! ライブがしたいんだね。そうだよ、私たちもライブに行きたいもん! っていう歌です。

 

この新曲「君に逢いたいだけ」の配信日決定のお知らせとジャケット写真の公開が9月30日でした。Chageさんのソロデビュー記念日に合わせたのですが、偶然にもASKAさんのテレビ出演日と同じだったのです。

 

 

私が思ったのはこれが新しい&の形なのかな、ってこと。

受け取る側にとっての&です。

お互いがいい音楽を作ってそれを発信し、私たちがそれを受け取る。

2人が並んでいなくても&。

嫌なニュースで相方にも注目が集まるのではなく、それぞれがいい音楽を発信することで相方にも必然的に注目が集まる。

2人が&だったのは事実なんだから、それぞれがいい音楽を発信すれば当然のことながら2人に返ってくる。

だからどっちもダメなものは作れない。

やっぱり&やん。

そういえばChageさんはその著書『月が言い訳をしてる』で語っていました。

太陽はASKA、月はCHAGEです。

毎日形の変わる気まぐれな月も、太陽の光を受けて輝いているということです。

変わってないんですね。何も。

ASKAさんはいい意味にも悪い意味にも注目を集めます。それは仕方のないことです。

その光が月を照らし、月に思いを馳せれば、昇りくる太陽を思う。

そんな&もありかな。

 

 

まあ、ChageさんとASKAさんの今の声が混ざり合ったらどうなるんやろう…、って想像するだけでニヤニヤしてしまうのも事実ではありますが。

 

9月が終わりました。

Chageさんの配信ライブに始まり、ASKAさんのテレビ出演に終わった9月。

いい月でした。

10月もいい月になりそうです。

 

そういや今日は10月1日。中秋の満月ですね。

コロナウィルス感染症の流行の影響でChageさんもASKAさんもコンサート活動が行えていません。

しかし、配信ライブのお知らせも届いております。

今はそれを楽しみに待ちましょう。

 

さて、今日はお盆休みの真っ最中(2020/08/12)なんですが帰省もできずに自宅におります。

その時間を利用してピアノを少し練習して「DO YA DO」の作曲について分析してみました。

 

すでにこのブログでも8年前の記事で「DO YA DO」については語っています。

2012/09/30の記事はこちらをクリック↓

https://ameblo.jp/lennonaska/entry-11367834132.html

 

今回は8年前の記事でも語ったコード進行やメロディーについてピアノを使って解説した動画を作りました。

私のYouTubeチャンネルにアップロードしていますのでよろしければご覧くださいませ。

https://youtu.be/rcjgsh7Ehi8

 

まだまだ語り切れていないことはいっぱいあります。

・Aメロのベース音の下降とメロディーラインとの融和性。

・Aメロ最後のE#m7onAから最初のGに戻るということは右手の一番左のEの鍵盤を離すだけでコードの構成音はほとんど同じ。

・「あどけない君の顔が少しだけ」の半音上がり下がりのメロディーの妙

などは時間のこともあり動画では語り切れませんでした。

 

ちなみに私はピアノは弾けません。

理論は少しわかるのでコードの押さえ方を考えて音を出しているだけです。

指の使い方変じゃね? って思われるかもしれませんが、そもそも弾けないんだから。

楽譜は読めないのでメロディーも耳で音を拾って弾いています。

 

また別の歌も分析してみます。