Chageさんの楽曲「君に逢いたいだけ」を土曜日の休日出勤の昼休みに歌って録音してみました。

 

私のYouTubeチャンネルにUPしました。リンクを貼りました。お時間があればお聞きくださいませ。

優しい心と耳でお願いします。Chageさんと比べないでください。

コード進行などを分析します。ただし、私の耳コピで聞き取って考えたコード進行です。

配信で聞かせてくれたChageさんの弾き語りと同一ではないと思いますのでそこはご了承ください。

 

「雨がなかなかやまない」Aメロ

 G-Dm7-Cadd9-G / G-Dm7-Cadd9-D#-D

キーはメジャーコードのGなんですが「雨がなかなか」でブレイクが入りますよね。

そして「やまない」からギターのストロークが始まります。

ここでDm7。奇をてらった進行ではありませんが歌詞との相乗効果で魅力的なコードになっています。

マイナーコードで雨の憂鬱が強調されるとともに7thの音が加わることで終止感が出ず「雨がやまない」感じが生まれます。

Dm7はFコードの代替コードですから、基本進行はG-F-Cとも考えられます。ビートルズの「A Hard Day's Night」っぽい感じ。

Cコードはそのままでも問題ないのですが9thの音を入れたのは私が感じる「チャゲアスらしさ」です。

2000年前後の「NO DOUBT」や「NOT AT ALL」で多用されている印象があるので敢えて入れました。

 

Bメロの「滑り落ちながらほら」に行くところでDからBmに移る経過音でCコードを挟んでから

 Bm-Em7-Bm-Em7 / C-Cm7

ここはシンプルですね。70年代フォークによくある感じです。

CからCm7になってブレイクが入るのが効果的です。70年代フォークならC-Am7-Dあたりの進行になるところをCm7を選択したことが、昭和のベタなフォークソングではなく令和のChageさんの新曲たらしめているように思います。

 

6弦のドゥゥーンを入れて(わかります?)サビへ。

 G-GonF#-Em7-C-ConB-Am7-C-D

 G-GonF#-Em7-C-D-G

ベース音が下降していく定番の進行です。この進行で何百というメロディーが歌えます。

「あーりきたーりの別れは」

「夢をみーましょうかー」

「僕だけーのひーとなーらー」

「いまー別れをきーめたー」

「とぎれーとぎれのー話はやめてよー」

全く同じではないですがチャゲアス関係でも似た系統のコード進行の楽曲がいくつか思いつきます。

あるべきものがなくて なくてもいいものがある」という強い歌詞が載るメロディーとコード進行もシンプルで強いものだといえます。

 

2番が終わると転調してのDメロへ

 E-G#m-C#m-A / E-G#m-C#m-A

Gの関係調であるEmをメジャー転換してのEへの転調です。

ビートルズ時代のジョンやポールがやりそうな感じ。一気に世界観が広がります。

Cのキーに置き換えるとAへの転調ですからやっぱり強引なんですがいい感じです。

瀬尾一三さんにアレンジを依頼することを前提にフォーキーな懐かしい感じの楽曲にしたというようにChageさんは語っていましたが、この転調も先ほどの部分転調と同じくベタなフォークっぽさを薄めてます。

 

「手の鳴る方へ」の部分から間奏への経過音でAからEに移るところでC-Dを挟みました。

配信での弾き語りでそんな感じで指を動かしていたように思えたので。

間奏終わりからラストのサビに戻るときにはEからEmを挟んでGに還っています。

これはオリジナル音源を聴きこんでそう弾きました。

めっちゃ強引な戻り方です。

間奏最後の部分でマイナーに変わるその部分に気づくとたった1音の変化がクセになりますよ。

 

…と、ここまでミュージシャンぶって語っていますが休日出勤の昼休みに録音した音源です。

時間あるな? 人いないな? 今なら録音できるかも? と思い立って事前準備もなしに急に録音したものです。

すごいだろ! ってマウントとってるんじゃないですよ。

マウントとりたいならもっとちゃんと演奏します(笑)。

リズムがよれないように基本のリズムをヘッドホンで聞きながら録音しましたが、2回しか歌っていません。

1回目は歌詞を間違えました。

最後のサビで「駆け出したのは僕」と歌わず「吹き抜けたのは風」と歌ってしまいました…。もうちょっとだけだったのに惜しかった。

ギターは明らかに何か所かミスってます。

くれぐれも優しい心と耳でお願いします。

 

歌ってみて改めて思いました。

 

いい歌です。