こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「 実はあの占い・・間違ってるかもしれない・・・ 」

という話。


今日は算命学のちょっとマニアックな話です。

前回、「庶民の占いと帝王の占い」
の記事で、占いに使う暦の年の始めを

「冬至」にするか、「立春」にするか

という話が出てきたので

今回は、冬至年始が妥当であるという
根拠をいくつか示しておこうかと思います。

暦を使う占いにおいて
暦が正確であることは何よりも大事です。

暦が間違っていたら、占い結果はすべて

違ってきてしまうからです。


分かりやすく言うと

立春年始で占っていたのに
実は冬至年始でした・・・・・

ということになったら

今までの「占いはすべて間違いだった」と
自ら認めるようなものなんです。


長く占いをしてきた人ほど
この主張は受け入れられません。

今まで自分のお客さんに話してきたことの
全てとはいいませんが、どこか決定的な
ところで間違えている可能性は高いからです。


それゆえに、占い業界ではすごく
デリケートな問題だったりはしますが

だからこそ、はっきりとぼくの意見を
書いておきたいんですよね。

占いの根幹に関わる問題ですから。


間違いを間違いのまま、占い業界を
未来へ進めていってはいけないと

思えばこそ、自分の意見は
はっきりと主張します。


さて、本題に入りましょう。

冬至年始説はぼくの先生が
主張してきた考え方です。

ぼくは先生の話を聞いてすぐに
冬至年始で間違いないと確信しました。


ですが、それは直感的な確信で
論理的に証明できていたわけでは
なかったんですが

算命学を学ぶ中で、冬至年始の
根拠を明確にすることができました。


少し、遠回りになりますが
冬至が年始である理由を

根氣よく、読み進めていってくださいね。


算命学は干支(えと・かんし)を使う占いです。

干支は天干と呼ばれる天のエネルギーと
地支と呼ばれる地のエネルギーで

成り立っています。


天干とは天のエネルギー

地支は大地のエネルギー

そういう位置づけで今まで理解してきました。


ですが、算命学は天の氣を読む占い。

そこに地のエネルギーが入ってくる
というのは何だか矛盾します。

だって、天の氣を読む占いなのに
大地のエネルギーが占いの中に入るって
なんだか変だと思いません??


でも、ぼくは氣づいたんです。

地支は地球のエネルギーであって
大地のエネルギーではないということに

地のエネルギーとは、天のエネルギーが
地上で変化した姿だったんです。


その本質は天のエネルギーであり
地上のエネルギーではない。

なぜ、地支が天のエネルギーなのか?

それは季節の流れと暦を見る中で
氣づきました。


ぼくら人間の体感する季節は
旧暦の季節感とはズレます。

立春は2月で、地支を基準に作られた
旧暦では春は2月、3月です。

ですが、ぼくらが春を感じるのは

4月、5月あたりですよね。


なぜ、季節がずれるのかというと
天から降り注いだエネルギーが

大地にあたり、大地が吸収したエネルギーが
地上の環境を変化させるのに
1、2ヵ月かかるんです。


算命学における地のエネルギーとは

太陽や宇宙の星々に由来する
天のエネルギーを地球が反射して

大地から湧き上がってくるエネルギー

ということなんです。


地支が大地のエネルギーか天のエネルギーか

この解釈の違いが占いにおいては
大きな違いになってきます。

これが「冬至年始」と「立春年始」

を分ける境目なんです。


天のエネルギーの影響を読む
占いであれば、天のエネルギーを基準に
占わなくてはいけません。

地球で天のエネルギーを見るなら
暦のスタートは日照時間の

最も短くなる「冬至」です。


立春を年始とする
干支を使った占いが世間の主流ですが

地支を天のエネルギーとするのであれば

多くの占いが冬至スタートでないと
理屈が合わなくなります。


この発見で暦を使った占いの年始は
冬至だという確信が

より深まったように感じます。


というより、そもそもとして
天の氣を見るなら、冬至年始以外
ありえないんです。

冬至 = 日照時間が一番短い

   = 太陽エネルギーが一番小さい

   = 陰の極

始まりは陰の極か陽の極であることが
陰陽論的には自然です。

一般的に物事はゼロからスタートして
増えていくという考え方が
主流であることを考慮に入れると

ゼロの極である「冬至」はますます妥当です。


立春年始説を妥当だとする人たちの
立春年始の根拠と解説を

読んだことがあるのですが

どうにも納得できないものでした。


屁理屈にしか思えないような論理展開。


陰陽論が基本になっている
算命学なのだから、立春が陰の極であることを

解説してもらわないと筋が通りません。


普通に考えれば、日照時間が伸び始めた立春は

太陽の地球に与える影響という意味で

 

陰の極にはなりえない。

「種が芽吹く」という意味では
スタートの時期と言えなくもないんですが

「種が芽吹く」って

地球上の動き、現象ですよね。


算命学は・・・

「天の氣」を読む占いでしたね。


天を見ず、大地の動き見て
年始を決めては、まさに本末転倒です。


冬至年始の根拠を言えという人も
占い師さんの中には多いかもしれませんが


ぼくに言わせれば

算命学が「天の氣を読む占い」で
「冬至が陰の極」であるから

というだけで、十分な理由です。


文献に載ってないとか、古代の人たちは
立春を年始にしてたからとか

そんな、昔の中国人が書いた本を
そのまま間に受けて、何も考えずに
盲目に立春が年始と思い込むような

おろかなことはしたくないです。


文献が間違いである
という可能性はないのか?

答えは「十分にある」です。


中国人は国民性として秘密主義な
ところがあり、本当に大事なことは

文章で残したりしない傾向があるんです。


文章はいわばフェイクです。

誰彼構わず奥義が世に知れ渡るのを
良しとしない中国人は、あたかもこれが
全てであるという体で文章を残しつつ

本当に大事な部分は口伝でしか伝えない。


仮に文献が信じられるものだとしても

過去の文献、歴史的発見から

立春年始の前は、冬至年始で暦が
使われていた史実があります。


つまり、占いで立春年始派の人たちの
根拠の一つである歴史的な文献でも

冬至年始が存在したことが明らかとなり

占いは冬至年始の暦の時代に
作られたということも、同時に明らかに

なったわけです。


ですが、なんと言っても

「冬至年始」の一番の根拠は


  冬至年始 = 陰の極

という、この一言に尽きます。


暦を使う占いをする人は
一度、実際に検証してみてください。

12月23日~2月4日までに生まれた人を

冬至年始 と 立春年始 の

二パターンで占いをして
どちらの結果が妥当であるかを

数十人鑑定してみれば
おのずと結果は見えてきます。


それをやってみて、なお
立春年始が妥当だと思うのであれば

もはや、ぼくに言えることは

何もありません。


あなたの信じる道を歩んでください。


最後に補足です。


今回、暦を使った占いは

「冬至年始」が妥当である

という話をさせてもらいましたが
あくまでも、「基本的には・・」

という話で、もしかすると
同じ、暦を使った占いでも

例外はあるかもしれません。


ですが、干支を使った占いに関しては
どの占いでも「冬至年始」が

妥当であることは言えます。


占いの理論や成り立ちは複雑です。
細かく見ていけば、一定条件下で

立春年始で占うことが
ありなパターンがあるかもしれません。

立春年始は大地の氣を読む
占いであれば、一応ありなんで。


ぼくは干支以外を使う
占いには明るくないので

もし、誰か、これは立春年始が妥当じゃないか?

という占いを知っている人がいたら
教えてください。

ぼく自身、調べて検証してみます。


そうそう、それと参考までに

 

 


という記事と

 



読んでみて下さい。


大地の氣を読む占いというモノが
どういうものか、天の氣と大地の氣の違い

というのが、よくわかると思います。


今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。



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